【女子旅対応】スーツケースの服の入れ方！シワにならないコツと裏技

旅行の準備は、計画を立てている時から楽しいものですよね。でも、多くの人が頭を悩ませるのがスーツケースのパッキングではないでしょうか。特に、修学旅行や初めての海外旅行となると、何から手をつけていいか分からなくなってしまうこともあるかと思います。

服のたたみ方一つで、お気に入りの洋服がシワにならないかどうかが決まりますし、そもそもパッキングするとき服は何に入れますか？という基本的な疑問から、服をスーツケースにそのまま入れても大丈夫なのか、スーツケースの服はどちらに入れるべきか、といった配置の問題まで、考え始めるとキリがありません。

特に女子旅となれば、衣類だけでなくコスメや小物の詰め方も考えなくてはなりませんし、帰りに買う予定のお土産の入れ方を考慮して、行きはスペースを確保しておく必要もありますよね。最近では、100均で手軽に揃えられる便利なパッキング便利グッズもたくさん登場しています。

この記事では、そんなスーツケースのパッキングに関するあらゆるお悩みを解決し、旅行の準備がもっと楽しく、快適になるようなコツと裏技を、分かりやすくご紹介していきますね。

基本的なスーツケースの服の入れ方のコツ

• 服のかさを減らす上手なたたみ方
• シワにならないためのパッキング術
• パッキングで服は何に入れるのが正解？
• 服をスーツケースにそのまま入れるのはNG？
• スーツケースの服はどちら側に入れるべきか
• 帰りも安心！お土産の上手な入れ方

服のかさを減らす上手なたたみ方

スーツケースに服を入れる際、最も基本となるのが「たたみ方」です。たたみ方を工夫するだけで、収納できる服の量が驚くほど変わりますし、シワの防止にも繋がります。ここでは、代表的ないくつかの方法をご紹介しますね。

くるくる丸める「ロール式」

Tシャツやカットソー、タオル、靴下といったシワが気になりにくいアイテムに最適なのが、くるくる丸める方法です。衣類を平らに広げ、縦に二つ折りまたは三つ折りにした後、端からきつめに巻いていくだけなので、誰でも簡単に実践できます。

この方法のメリットは、収納スペースを有効活用できる点です。丸めた衣類はスーツケースの隙間に詰めやすく、荷崩れを防ぐ緩衝材の役割も果たしてくれます。一方で、ブラウスやシャツ、ワンピースなど、シワをつけたくないデリケートな素材の衣類にはあまり向いていないため、アイテムによって使い分けることが大切です。

上級者向け「ミリタリーロール」

ロール式をさらに進化させたのが「ミリタリーロール」と呼ばれるたたみ方です。裾を10cmほど外側に折り返してからロール状に巻き、最後に折り返した部分で全体を包み込むようにひっくり返すことで、巻きがほどけにくく、よりコンパクトにまとまります。少し練習が必要ですが、マスターすれば格段に収納力がアップしますよ。

シワを防ぐ「ミルフィーユ式」

ほとんどの衣類に応用でき、特にシワを防ぎたい場合におすすめなのが「ミルフィーユ式」です。スーツケースの中に、シワになっても良い服から順に、少しずつずらしながら重ねていきます。パンツやジャケット、シャツなどを交互に、袖や裾が外側にはみ出すように重ねていくのがポイントです。

中心に下着などの小物を置いた後、はみ出した部分を中央に向かってパタパタと折りたたんでいくと、衣類全体で一つの塊のようになります。これにより、衣類にできる折り目が最小限に抑えられ、スーツケース内の隙間もなくなって荷物が安定します。

たたみ方	メリット	デメリット	おすすめの衣類
ロール式	コンパクト、隙間に詰めやすい、簡単	シワがつきやすい衣類には不向き	Tシャツ、タオル、靴下
ミルフィーユ式	シワになりにくい、荷崩れしにくい	手間がかかる、特定の服を取り出しにくい	シャツ、ブラウス、パンツ
圧縮袋	大幅な省スペース化	シワになりやすい、素材を傷める可能性	ニット、アウター、フリース

シワにならないためのパッキング術

お気に入りの服を旅行先に綺麗な状態で持っていくためには、シワにならないための工夫が鍵となります。たたみ方だけでなく、いくつかのポイントを押さえるだけで、ホテルに着いてがっかり、という事態を防げます。

まず、スーツやワンピース、ブラウスといった特にシワを避けたい衣類は、スーツケースの一番上に置くのが基本です。他の荷物の重みでプレスされてしまうのを防ぐためですね。可能であれば、二つ折りにする際に、折り目の部分に丸めたタオルを挟むと、くっきりとした線がつくのを和らげることができます。

また、荷物を詰め込みすぎないことも大切です。スーツケース内がパンパンの状態だと、衣類同士が圧迫されてシワの原因になります。逆に、隙間が多すぎても輸送中に荷物が動いてしまい、結果的にシワができてしまいます。そのため、衣類を詰めた後にできる隙間には、先述のロール状にしたタオルや靴下、あるいは柔らかいポーチなどを詰めて、中身が動かないように固定しましょう。

出発前の準備として、シワになりやすい衣類にはあらかじめアイロンをかけておくことも有効です。小さなシワや折り目を伸ばしておくだけで、大きなシワへの発展を防ぐことができます。

パッキングで服は何に入れるのが正解？

「パッキングするとき、服は何に入れますか？」これは、多くの方が抱く素朴な疑問ですよね。衣類をそのままスーツケースに入れるのではなく、何か袋やケースに入れることで、整理整頓しやすくなるだけでなく、衛生面や機能面でも多くのメリットがあります。

最も一般的なのは、トラベルポーチやパッキングキューブと呼ばれる仕分け用のケースを活用する方法です。トップス、ボトムス、下着、靴下など、種類ごとに分けて収納すれば、スーツケースの中がごちゃごちゃにならず、目的のものをサッと取り出せます。中身が見えるメッシュ素材のものを選ぶと、何がどこにあるか一目瞭然でさらに便利ですよ。

もっと手軽な方法としては、100円ショップなどで手に入る巾着袋や、ジッパー付きのビニール袋を利用するのも良いでしょう。特にビニール袋は、着用後の汚れた衣類を分けて収納する際に重宝します。湿気や臭いが他の衣類に移るのを防いでくれるため、きれいな服と汚れた服をきちんと区別したい方には最適です。

さらに、洗濯ネットを収納袋として代用するのも賢い方法です。通気性が良いため湿気がこもりにくく、シワの予防に繋がります。そして何より、帰宅後に洗濯ネットごとそのまま洗濯機に入れられるので、後片付けがとても楽になります。

服をスーツケースにそのまま入れるのはNG？

服をスーツケースにそのまま直接入れること自体が、絶対にダメというわけではありません。しかし、いくつかのデメリットを理解しておく必要があります。

最大のデメリットは、やはり荷物が整理しにくい点です。ポーチなどで仕分けられていないと、スーツケースを開けるたびに中身が混ざってしまい、探しているものを見つけるのに手間取ってしまいます。特に、他の人の前でスーツケースを開ける可能性がある修学旅行などでは、下着類が見えてしまい、少し恥ずかしい思いをするかもしれません。

衛生面も気になるところです。スーツケースの内部は、旅行中に何度も開閉することで、意外とホコリや汚れが付着している可能性があります。また、靴や他の荷物と一緒に衣類を入れることで、汚れが移ってしまうことも考えられます。

前述の通り、着用済みの服と清潔な服が混ざってしまうのも問題です。汗や皮脂が付いた衣類をそのまま入れておくと、他の衣類に臭いや湿気が移り、不快な状態になってしまいます。

これらの理由から、利便性や衛生面を考慮すると、何らかの袋やポーチを使って衣類を小分けにしてからパッキングするのがおすすめです。必ずしも高価な専用グッズでなくても、家にあるビニール袋や洗濯ネットで十分代用できますので、ぜひ試してみてくださいね。

スーツケースの服はどちら側に入れるべきか

スーツケース、特に両開きになるハードタイプのものは、フタ側（浅い方）と本体側（深い方）に分かれていますよね。「スーツケースの服はどちら側に入れるべきか」というのも、パッキングにおける重要なポイントです。

まず考えたいのが「重さのバランス」です。スーツケースを立てて引くときの安定性を保つため、重いものは下側、つまりキャスターが付いている方に詰めるのが鉄則です。したがって、ジーンズや厚手の本、靴、ドライヤーといった重量のあるアイテムは、立てた時に下になる本体側の底面に配置しましょう。こうすることで重心が下がり、移動中にスーツケースがふらついたり、倒れたりするのを防げます。

次に、軽い衣類やシワにしたくない衣類は、上側に詰めていきます。本体側の上部や、仕切りネットが付いていることが多いフタ側が適しています。フタ側は、ケースを閉じたときに上にくるため、他の荷物の圧迫を受けにくいというメリットがあります。ブラウスや薄手のカーディガン、下着などを入れるのにぴったりです。

また、移動中に頻繁に取り出す可能性があるもの、例えばガイドブックや羽織りもの、充電器などは、スーツケースのポケット部分や、開けてすぐ取り出せるフタ側の上部に入れておくとスムーズです。

荷物の量に応じて、両方のスペースをバランス良く使うことが、型崩れやシワを防ぎ、快適な移動に繋がる鍵となります。

帰りも安心！お土産の上手な入れ方

旅行の楽しみの一つといえば、お土産選びですよね。しかし、ついつい買いすぎてしまい、スーツケースに入りきらなくなってしまった経験はありませんか？そうならないためには、行きに荷物をパッキングする段階で、帰りの「お土産の入れ方」まで考えておくことが大切です。

まず、最も基本的なコツは、スーツケースの半分から3分の1程度のスペースを、あらかじめ「お土産用」として空けておくことです。行きは少しスカスカに感じるかもしれませんが、この余裕が心の余裕に繋がります。荷物が少ない場合は、スペースに緩衝材代わりの空のビニール袋などを詰めておくと、移動中の荷崩れを防げます。

次に、お土産を詰める際のポイントです。箱に入ったお菓子などの壊れやすいものは、衣類と衣類の間に挟むようにしてパッキングすると、服がクッション代わりになって衝撃から守ってくれます。瓶に入った液体や調味料などは、万が一の液漏れに備えてビニール袋で二重に包み、さらにタオルで巻いてから衣類の中心に配置すると安心です。

もし、どうしてもスーツケースに入りきらない場合は、折りたたみ式のエコバッグやボストンバッグを一つ持っていくと非常に役立ちます。小さく畳んでスーツケースの隅に入れておけば場所を取らず、帰りにお土産が増えた際にサブバッグとして活躍してくれますよ。

シーン別・スーツケースの服の入れ方と裏技【女子旅対応】

• 化粧品もスッキリ！女子旅の詰め方
• パッキング便利グッズは100均で揃う
• 修学旅行の荷造りのポイント
• 海外旅行で役立つパッキング術
• 最適なスーツケースの服の入れ方を見つけよう

化粧品もスッキリ！女子旅の詰め方

女子旅は、ファッションも楽しみたいし、スキンケアやメイク道具も妥協したくないですよね。でも、それらを全部持っていくと、どうしても荷物がかさばりがちです。ここでは、特に女子旅に役立つ荷物の詰め方のコツをご紹介します。

化粧品の小分けテクニック

化粧水や乳液、クレンジングなどは、普段使っているボトルごと持っていくのではなく、旅行用の小さな詰め替え容器に移し替えましょう。100円ショップやドラッグストアで様々な種類のものが手に入ります。クリームやリキッドファンデーションはコンタクトレンズのケースに入れると、さらにコンパクトになりますよ。

もう一つの裏技として、化粧水や拭き取りタイプのクレンジングをコットンに浸み込ませ、それをジッパー付きのビニール袋に入れて持っていく方法があります。これなら液体が漏れる心配もなく、使った分だけ捨てて帰れるので、帰りの荷物も軽くなります。

アクセサリーの収納

ネックレスやピアスなどのアクセサリーは、小さな袋にまとめて入れると中で絡まってしまうことがありますよね。そんな時は、ピルケースの仕切りを使ったり、イヤリングをボタンの穴に通して留めたり、ネックレスをストローに通したりすると、絡まずにスッキリ収納できます。

衣類と小物の整理術

衣類は、コーディネートごとにまとめてポーチに入れると、ホテルで服を選ぶときに迷わずスムーズです。また、下着や靴下は専用のポーチを用意すると、見た目もきれいで、スーツケースを開けたときも安心ですね。ヘアアイロンは、使用直後で熱い場合でも収納できるよう、耐熱仕様の専用ポーチがあるとチェックアウト直前まで使えて便利です。

パッキング便利グッズは100均で揃う

パッキングを快適にするための便利グッズはたくさんありますが、必ずしも高価なものを揃える必要はありません。最近では100円ショップで手に入る優秀なアイテムがたくさんありますので、上手に活用しない手はないですよね。

圧縮袋

冬物のニットやフリースなど、かさばる衣類をコンパクトにするのに絶大な効果を発揮するのが圧縮袋です。掃除機を使わずに、手で丸めるだけで空気が抜けるタイプが旅行用には手軽で人気です。ただし、入れすぎると衣類がシワだらけになってしまうので、シワが気にならない素材のものに限定して使うのがおすすめです。サイズも豊富なので、衣類の大きさに合わせていくつか用意しておくと良いでしょう。

用途が広いジッパー付き保存袋

様々なサイズが揃っているジッパー付きの保存袋は、パッキングの万能選手です。濡れたタオルを入れたり、液漏れが心配な化粧品のボトルをまとめたり、散らかりがちな充電ケーブルや常備薬を整理したりと、使い道は無限大です。中身が見えるので、どこに何を入れたか分かりやすいのも嬉しいポイントですね。

ポーチや巾着、洗濯ネット

前述の通り、衣類や小物を仕分けるためのポーチや巾着袋も、100円ショップで様々なデザインや大きさのものが見つかります。特にメッシュ素材のポーチや洗濯ネットは、通気性が良く中身も確認しやすいため、衣類の収納に最適です。

これらのグッズを上手に組み合わせることで、スーツケースの中を美しく機能的に整理整頓できます。

修学旅行の荷造りのポイント

友人との思い出作りに胸を膨らませる修学旅行。荷造りも楽しみの一つですが、いくつか押さえておきたい特有のポイントがあります。

まず大切なのが、「持ち物リスト」をしっかり確認することです。学校から配布されるしおりに書かれている持ち物は、忘れると困る必需品ばかりです。リストを見ながら一つずつチェックし、準備を進めましょう。

次に、衣類のパッキングです。修学旅行では、友達の前でスーツケースを開ける機会も多いかもしれません。下着類が丸見えにならないよう、中身が見えない巾着袋やポーチに小分けにしておくと安心です。衣類は、「1日目」「2日目」と日程ごとに袋を分けておくと、その日の服をすぐに取り出せて便利ですよ。

また、意外と忘れがちなのが、パジャマや部屋着です。ホテルでリラックスするための服も忘れずに準備しましょう。

そして、修学旅行で最も重要なのが「お土産スペース」の確保です。行きは荷物を少なめにして、スーツケースに余裕を持たせておくことが鍵になります。もし荷物が多くなってしまいそうな場合は、帰りにお土産を自宅へ発送できるか、事前に確認しておくと良いでしょう。荷物を持つために旅行に行くわけではないので、身軽に動ける工夫を心がけたいですね。

海外旅行で役立つパッキング術

海外旅行のパッキングは、国内旅行とは少し異なる注意点があります。長距離の移動や現地の環境、安全対策などを考慮した準備が必要です。

液体物の持ち込みルール

飛行機に液体物を持ち込む際には、国際的なルールがあります。基本的に、100ml（g）を超える容器に入った液体物は、機内持ち込みができません。100ml以下の容器に入れ、それらを容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に余裕をもって入れる必要があります。シャンプーや化粧水などは、必ずこのルールに従って準備しましょう。預け荷物にする場合はこの制限はありませんが、気圧の変化で容器が破損したり液漏れしたりする可能性があるので、ジッパー付きの袋に入れるなどの対策をしておくと安心です。

セキュリティ対策

海外では、スリや置き引きなどの盗難リスクも考慮しなくてはなりません。スーツケースには必ず鍵をかけ、貴重品はスーツケースに入れずに、常に身につけておく手荷物に入れるのが基本です。

あると便利なアイテム

現地の気候や滞在スタイルにもよりますが、いくつか持っていくと便利なものがあります。例えば、変圧器や変換プラグは、日本の電化製品を使う場合に必須となる国が多いです。また、常備薬や生理用品などは、海外では手に入りにくいこともあるので、普段から使い慣れたものを持参すると良いでしょう。

衣類に関しては、ウールやポリエステルといったシワになりにくい素材や、乾きやすい素材のものを中心に選ぶと、洗濯が必要になった場合でも対応しやすく、旅先でのお手入れが楽になります。

最適なスーツケースの服の入れ方を見つけよう

ここまで、スーツケースへの服の入れ方について、様々な角度からご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。パッキングには「これが唯一の正解」というものはありません。旅行の目的や日数、訪れる場所の気候、そしてあなた自身の性格に合わせて、色々な方法を試してみるのが一番です。

この記事で解説した、スーツケースへの服の入れ方の重要なポイントを以下にまとめます。

• 基本のたたみ方は「ロール式」でコンパクトに
• シワを防ぎたいなら衣類を重ねる「ミルフィーユ式」
• かさばる衣類には「圧縮袋」を限定的に使用する
• 衣類をそのまま入れずポーチや袋で小分けにする
• 着用後の服はビニール袋などで分けて衛生的に
• 重いものは必ずキャスターが付いている下側へ
• 軽いものやシワに弱い服は荷物の一番上へ
• 壊れやすいものは衣類の間に挟んで保護する
• 隙間にはタオルなどを詰めて荷崩れを防ぐ
• お土産用のスペースを行きから確保しておく
• 液体物は液漏れ対策を徹底する
• 海外旅行では機内持ち込みルールを確認する
• 女子旅では化粧品やアクセサリーの収納に一工夫
• 100均の便利グッズを賢く活用する
• 自分に合ったパッキング方法を見つけることが最も大切

これらのコツを参考に、あなたにとって最適なスーツケースの服の入れ方を見つけて、次の旅行をもっと快適で楽しいものにしてくださいね。