旅行の準備、本当にワクワクしますよね。でも、その第一歩であるスーツケース選びで、ふと手が止まってしまうことはありませんか?特に、スーツケースのサイズを確認する方法は?と調べている方は多いのではないでしょうか。
自分の持っているスーツケースのサイズや容量がわからない、そもそも一体どこに書いてあるのだろうと感じることもありますよね。正しい3辺の測り方が曖昧だったり、利用する国際線の規定に合うサイズなのか不安になったりするものです。
お店やウェブサイトのサイズ一覧表を見ても、スーツケースのサイズとリットルの関係がピンとこなかったり、無料預け荷物の基準でよく聞く3辺合計158cmが一体何リットルくらいなのか、具体的なイメージが湧きにくいことも、悩みの種かもしれません。
この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消するために、スーツケースのサイズに関するあらゆる情報を分かりやすく解説していきます。これを読めば、きっとあなたの旅にぴったりのスーツケースが見つかりますよ。
- スーツケースの基本的なサイズの測り方
- サイズ表記や容量(リットル)の正しい見方
- 航空会社の規定(国際線・国内線)との関係性
- 自分に合ったスーツケース選びの基準
職業は会社員で、日々の忙しさに追われながらも、旅行が大好きで週末の小旅行や長期休暇にはよく旅に出かけています。
自分にぴったりのスーツケースを選ぶことで旅行の楽しさが変わることに気づいた経験をもとに、スーツケースに関するブログを書いています。
基本的なスーツケースのサイズの測り方

ここでは、スーツケースのサイズを正しく理解するための基本的な知識について解説します。
- 正しい3辺の測り方を解説
- 自分のスーツケースのサイズを確認する方法は?
- サイズや容量はどこに書いてある?
- 便利なスーツケースのサイズ一覧表
- サイズと容量がわからない時の目安
- スーツケースのサイズとリットルの関係
正しい3辺の測り方を解説

スーツケースのサイズを測る上で最も大切なのは、どこからどこまでを測るのかを正しく理解することです。航空会社などで基準とされるサイズは、スーツケース本体の大きさだけではなく、ハンドルやキャスター(車輪)といった全ての突起部分を含めた「総外寸」を指します。
総外寸と外寸の違いに注意
多くの方が混同しがちなのが「総外寸」と「外寸」の違いです。
- 総外寸: キャスター、持ち手(ハンドル)、サイドの取っ手、鍵の突起など、全ての出っ張り部分を含めた、スーツケース全体の最も外側の寸法です。航空会社の手荷物規定で参照されるのは、こちらの総外寸になります。
- 外寸: スーツケースのボディ(箱)部分のみの寸法です。突起物は含まれないため、総外寸よりも小さい数値になります。
ご自身で測る際は、必ず地面からキャスターの先端、そして格納された状態のハンドルの頂点までを「高さ(H)」として計測してください。同様に、「幅(W)」はサイドの取っ手などを含めた最も広い部分、「奥行き(D)」もケースが最も膨らんでいる部分で測るのがポイントとなります。
自分のスーツケースのサイズを確認する方法は?

お手持ちのスーツケースの正確なサイズを知りたい場合、最も確実なのはご自身でメジャーを使って測ることです。なぜなら、メーカーの公表値はあくまで新品の状態のものであり、使用するうちに布製のスーツケースなどは荷物を詰めることで少し膨らむことがあるからです。
測り方としては、スーツケースを壁にぴったりと寄せ、高さ・幅・奥行きをそれぞれ計測すると、より正確な数値を把握できます。特に高さと幅は、床からメジャーを垂直に伸ばして測るとズレが生じにくくなります。
もし、ご自宅に長いメジャーがない場合は、短いものでも印を付けながら測ることで対応できます。少し手間に感じるかもしれませんが、空港のカウンターでサイズオーバーを指摘される心配をなくすためには、この一手間がとても大切になります。
サイズや容量はどこに書いてある?

新しくスーツケースを購入する場合や、お手持ちのものの情報を確認したいとき、サイズや容量はどこを見ればよいのでしょうか。
多くの場合、これらの情報は製品のタグや内装に縫い付けられたラベルに記載されています。また、購入時に付いてくる保証書や取扱説明書にも明記されていることがほとんどです。
もし、これらの書類をなくしてしまった場合でも、スーツケースのブランド名と型番が分かれば、メーカーの公式サイトや購入したオンラインストアの商品ページでスペックを確認できる可能性があります。型番は、ハンドルの付け根や本体の隅にシールで貼られているか、刻印されていることが多いので探してみてください。
それでも情報が見つからない場合は、やはり前述の通り、ご自身で採寸し、容量については後述する泊数の目安から推測するのが現実的な方法と考えられます。
便利なスーツケースのサイズ一覧表

スーツケースのサイズ感は、S・M・Lといった表記だけでは分かりにくいものですよね。ここでは、一般的なサイズの目安を、泊数や容量と関連付けて表にまとめてみました。ご自身の旅行プランと照らし合わせて、どのサイズが最適か考える参考にしてください。
サイズ記号 | 泊数の目安 | 容量の目安 | 3辺合計の目安 | 主な用途・特徴 |
---|---|---|---|---|
SS/S | 1泊~3泊 | 20L~39L | ~115cm | 国内旅行、短期出張。機内持ち込み可能サイズが多い。 |
M | 3泊~5泊 | 40L~69L | 131cm~139cm | 近距離の海外旅行(アジア圏など)。最も汎用性が高い。 |
L | 5泊~10泊 | 70L~89L | 144cm~155cm | 1週間程度の旅行や留学。ハワイ、オーストラリア方面など。 |
LL | 10泊以上 | 90L~ | 153cm~166cm | 長期留学や駐在、家族旅行。ヨーロッパ、アメリカ方面など。 |
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。旅の目的、季節(冬は衣類がかさばる)、お土産の量などによって必要な容量は変わるため、少し余裕を持ったサイズ選びを心がけると安心できます。
サイズと容量がわからない時の目安

「自分のスーツケースが何リットルなのか全く分からない」という場合、多くの人が目安にしている便利な基準があります。それは「1泊あたり10リットル」という考え方です。
例えば、3泊4日の旅行であれば、30リットル~40リットルの容量があれば、基本的な荷物は十分に収まると考えられます。同様に、1週間の旅行なら70リットル前後が基準になります。
ただし、これは最低限の目安です。旅先でショッピングをたくさん楽しみたい方や、厚手のコートなどかさばる衣類を持っていく冬場の旅行では、この基準よりも10~20リットルほど大きいサイズを選ぶと、帰りの荷造りがとても楽になりますよ。
逆に、荷物が少ない方や、現地で洗濯をする予定の方は、基準より少し小さいサイズでも問題ないかもしれません。
スーツケースのサイズとリットルの関係

スーツケースを選ぶ際、「サイズ(cm)」と「容量(L)」はどちらを重視すればよいのか、迷うことがありますよね。この二つは密接に関連していますが、必ずしも「サイズが大きい=容量も大きい」とは限らないのがポイントです。
なぜなら、スーツケースのボディの素材の厚みや、内装の構造(仕切りやポケットの多さ)、フレームの設計などによって、実際に荷物を収納できるスペースは変わってくるからです。
同じ「Mサイズ」として販売されているスーツケースでも、A社の製品は60リットル、B社の製品は68リットルというように、容量に差が出ることがあります。
したがって、収納力を重視する場合は、サイズ表記(cm)だけでなく、必ず容量(L)の数値を確認することが大切です。見た目の大きさだけでなく、どれだけの荷物を効率よく詰め込めるかが、快適な旅の鍵を握っていると言えます。
航空会社の規定に沿ったスーツケースのサイズの測り方

スーツケースのサイズがなぜこれほど重要視されるのか、その最大の理由は航空会社の規定にあります。ここでは、その規定とサイズの関係について詳しく見ていきましょう。
- 国際線で重要なスーツケースのサイズ
- 機内持ち込みと預け荷物の違い
- 3辺合計158cmとは何リットル?
- 旅の前に知るべきスーツケースのサイズの測り方
国際線で重要なスーツケースのサイズ

国際線を利用する際、手荷物のサイズと重量の規定は、利用する航空会社や搭乗クラスによって大きく異なります。この規定を超過してしまうと、高額な追加料金を支払う必要があったり、場合によっては荷物自体を預かってもらえなかったりするため、事前の確認が不可欠です。
特に注意したいのが、無料で預けられる受託手荷物のサイズです。多くの航空会社では「3辺の和(高さ+幅+奥行き)が158cm以内」をエコノミークラスの一つの基準としています。一方で、日系のJALのように「203cm以内」と、より大きなサイズを許容している会社もあります。
以下に主要な航空会社の規定の一例をまとめましたが、ルールは頻繁に更新される可能性があるため、旅行の直前には必ずご自身が利用する航空会社の公式サイトで最新情報を確認するようにしてください。
航空会社 | 搭乗クラス | 無料受託手荷物(サイズ・重量) |
---|---|---|
JAL(日本航空) | エコノミー | 3辺の和203cm以内・23kg以内を2個まで |
ANA(全日空) | エコノミー | 3辺の和158cm以内・23kg以内を2個まで |
デルタ航空 | エコノミー | 3辺の和157cm以内・23kg以内 |
ユナイテッド航空 | エコノミー | 3辺の和158cm以内・23kg以内 |
このように、航空会社によって基準はまちまちです。特にLCC(格安航空会社)は、規定がさらに厳しく設定されていることが多いので、利用する際はより一層の注意が求められます。
機内持ち込みと預け荷物の違い
飛行機に乗る際、荷物は「機内持ち込み手荷物」と「受託手荷物(預け荷物)」の2種類に分けられます。それぞれにサイズや重量の制限があり、メリットとデメリットも異なります。
機内持ち込み手荷物
座席まで自分で持ち込む荷物のことです。
- メリット: 到着空港でターンテーブルの待ち時間がないため、すぐに移動を開始できます。また、手元にあるため、荷物の紛失(ロストバゲージ)や破損の心配が少ないです。
- デメリット: 持ち込めるサイズや重量に厳しい制限があります。一般的に「3辺の和が115cm以内」とされることが多いですが、これも航空会社によります。また、液体物の持ち込み制限など、中身に関するルールも守る必要があります。
受託手荷物(預け荷物)
チェックインカウンターで航空会社に預ける荷物のことです。
- メリット: 大型のスーツケースを預けることができるため、多くの荷物を運べます。また、空港内では身軽に行動できるのが魅力です。
- デメリット: 到着後に荷物が出てくるまで待つ時間が発生します。また、空港スタッフによる取り扱いの過程で、スーツケースに傷が付いたり、最悪の場合は破損したりするリスクがゼロではありません。
あなたの旅のスタイルや荷物の量に合わせて、どちらをどのように活用するかを考えると、よりスムーズで快適な移動が実現できます。
3辺合計158cmとは何リットル?
航空会社の規定でよく目にする「3辺合計158cm」。これは、預け荷物として無料で扱えるサイズの一つの上限として多くの会社が採用している基準ですが、「では、それは一体何リットルなの?」と疑問に思いますよね。
これに対する明確な答えは、実はありません。なぜなら、前述の通りスーツケースの形状や設計によって、同じ外寸でも容量は大きく異なるからです。
ただ、一般的な傾向として、3辺合計158cm以内に収まるスーツケースは、容量で言うと「70リットル~100リットル前後」のものが多く見られます。これはサイズ区分で言えば「Lサイズ」や、一部の「LLサイズ」に該当します。旅行期間の目安としては、5泊から10泊以上の長期滞在に向いているサイズ感と言えるでしょう。
したがって、「158cm」という数字は、あくまで外側の大きさの制限であり、その中にどれだけの荷物が入るか(リットル)は、製品ごとに確認する必要があると覚えておいてください。
旅の前に知るべきスーツケースのサイズの測り方
ここまで、スーツケースのサイズに関する様々な情報をお伝えしてきました。最後に、あなたが快適でスムーズな旅を実現するために、知っておくべき重要なポイントをまとめます。
- スーツケースのサイズは突起物を含む総外寸で測る
- 総外寸は航空会社の規定の基準になる
- 外寸はスーツケースのボディのみのサイズ
- 自分でメジャーで測るのが最も確実で安心
- サイズや容量は内装のタグや保証書で確認できる
- メーカー公式サイトでも型番からスペックを確認可能
- 1泊あたり10リットルが容量を考える基本の目安
- 冬場の旅行やお土産が多い場合は大きめを選ぶ
- サイズ(cm)と容量(L)は必ずしも比例しない
- 収納力を重視するなら容量(L)の確認が大切
- 航空会社の規定は搭乗前に公式サイトで必ず確認する
- 国際線のエコノミークラスは3辺合計158cmが一般的
- 機内持ち込みは到着後の移動がスムーズ
- 預け荷物は大容量でも身軽に動ける
- 3辺合計158cmは一般的に70Lから100L前後のものが多い
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