海外旅行10日間のスーツケースサイズはこれ！失敗しない選び方

10日間の海外旅行、想像するだけでワクワクしますね。でも、その準備段階で多くの人が頭を悩ませるのがスーツケースのサイズ選びではないでしょうか。

「スーツケースは10泊だと何リットル必要なの？」「海外旅行で1週間の大きさと比べてどう違う？」「8日間の大きさの目安は？」など、疑問は尽きません。

サイズがわからないまま何となく選んでしまうと、荷物が入りきらなかったり、逆に大きすぎて移動が大変だったりと、失敗や後悔につながることも。特に国際線では、3辺合計が158cmを超えると追加料金がかかる場合もあり、何リットルがその範囲内なのか気になりますよね。

このページでは、様々なスーツケースのサイズ一覧や、実際の製品の寸法を一覧にしたcm表記も参考にしながら、あなたにぴったりの大きさを見つけるお手伝いをします。

購入だけでなく、便利なレンタルの選択肢もご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

海外旅行10日間のスーツケースサイズ選びの基本

• スーツケース10泊なら何リットルが目安？
• 海外旅行1週間の大きさと比較してみよう
• 8日間の旅行での大きさの選び方
• サイズがわからない時の容量目安
• 泊数ごとのスーツケースサイズ一覧
• 主要なスーツケースの一覧をcmで確認

スーツケース10泊なら何リットルが目安？

10日間の海外旅行を計画する際、まず基準としたいスーツケースの容量は、一般的に「1泊あたり10リットル」という考え方から、80リットルから100リットルあたりが目安となります。

なぜなら、10日分の衣類や洗面用具といった基本的な荷物に加えて、旅の楽しみの一つであるお土産や現地での購入品を入れるためのスペースが必要になるからです。特に帰りには荷物が増えることを見越して、少し余裕のあるサイズを選ぶのが快適な旅の鍵となります。

例えば、行きはスーツケースの半分程度が埋まっている状態が理想的かもしれません。そうすれば、帰りにお土産で荷物が増えても、慌てて別のバッグを用意する必要がなくなります。ただし、これはあくまで一般的な目安。旅先の季節によっても必要な荷物の量は大きく変わります。寒い地域へ行く場合は、厚手の衣類や防寒具でかなりかさばるため、100リットル以上の大きめサイズを検討するのも一つの手です。

海外旅行1週間の大きさと比較してみよう

10日間の旅行と、もう少し短い海外旅行1週間の大きさを比べてみると、適切なサイズの考え方がより明確になります。1週間の旅行であれば、70リットルから80リットル程度のスーツケースが一般的です。このサイズでも、洗濯をしない前提で7日分の着替えと基本的な持ち物は十分に収納できるでしょう。

しかし、10日間の旅行となると、あと3日分の荷物が増えるだけでなく、長期滞在になる分、お土産などを購入する機会も増える可能性が高まります。70リットル台のスーツケースでは、帰りにお土産をたくさん買うと、スペースがかなり厳しくなってしまうかもしれません。

このように考えると、10日間の旅行では、1週間の旅行で使うサイズよりも一段階大きい、80リットル以上の容量があると安心感が生まれます。荷造りが苦手な方や、現地でたくさん買い物を楽しみたい方は、90リットル以上のサイズを選ぶと、パッキングのストレスが軽減されると考えられます。

8日間の旅行での大きさの選び方

8日間の旅行も10日間と近いですが、大きさの選び方には少し違いが出てきます。8日間であれば、10日間と同様に80リットル前後が目安となりますが、70リットル台のスーツケースでも十分に対応可能なケースが増えてきます。

もし、あなたが荷物をコンパクトにまとめるのが得意で、お土産もあまり買わないスタイルであれば、70リットル台でも問題ないかもしれません。小さいサイズのスーツケースを選ぶメリットは、何よりも取り回しのしやすさです。ヨーロッパの石畳の道や、ホテルの狭いエレベーター、階段などでは、スーツケースが小さいほど移動の負担が軽くなります。

一方で、8日間の旅行であっても、ショッピングがメインであったり、複数の気候帯を移動したりする場合には、やはり80リットル以上の余裕があった方が便利です。どちらを選ぶかは、ご自身の旅行スタイルや荷物の量を想像して判断することが大切になりますね。

サイズがわからない時の容量目安

スーツケースのサイズがわからない、という方のために、基本的な容量の目安を整理してみましょう。最もシンプルな考え方は「1泊あたり10リットル」ですが、これに加えて旅のスタイルを考慮に入れると、より自分に合ったサイズが見えてきます。

以下の表は、一般的な泊数と容量の目安をまとめたものです。

宿泊日数	容量の目安（L）	主な旅行のタイプ
1～3泊	20～40L	国内旅行、短期出張
3～5泊	40～60L	国内旅行、近距離の海外旅行
5～7泊	60～80L	1週間の海外旅行
8～10泊	80～100L	10日程度の海外旅行
10泊以上	100L～	長期留学、長期滞在

季節や目的による調整も忘れずに

この表はあくまで基本です。実際の荷物の量は、季節や旅の目的によって大きく変動します。

• 冬の旅行や寒い地域へ行く場合: セーターやコートなど厚手の衣類がかさばるため、目安よりも10～20リットル大きいサイズを選ぶと安心です。
• 夏の旅行や暖かい地域へ行く場合: 衣類が薄手でコンパクトになるため、目安通りのサイズか、少し小さめでも対応できる場合があります。
• ショッピングが目的の場合: 帰りの荷物が大幅に増えることを想定し、拡張機能付きのスーツケースや、大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。

このように、ご自身の旅行計画を具体的に思い浮かべながらサイズを選ぶことが、失敗しないためのポイントです。

泊数ごとのスーツケースサイズ一覧

ここでは、もう少し具体的に、泊数ごとのスーツケースのサイズを一覧で見ていきましょう。容量（リットル）だけでなく、スーツケース本体の大きさ（cm）もイメージすると、実際に使う際の取り回しや保管場所を考える上で役立ちます。

容量（L）	泊数の目安	サイズの目安（cm）
～40L	1～3泊程度	高さ:～55, 幅:～40, 奥行:～25
45～60L	3～5泊程度	高さ:～65, 幅:～45, 奥行:～27
60～80L	5～7泊程度	高さ:～70, 幅:～50, 奥行:～30
80～95L	7～10泊程度	高さ:～75, 幅:～52, 奥行:～30
95L～	10泊以上	高さ:75～, 幅:52～, 奥行:30～

この表を見ると、10日間の旅行に対応する80L以上のスーツケースは、高さが70cmを超えてくるものが多く、かなりの大きさになることがわかります。ご自身の身長や体力も考慮して、無理なく扱える大きさかどうかもしっかり確認しましょう。特に女性の場合、大きすぎるスーツケースは持ち運びが大変になる可能性があります。

主要なスーツケースの一覧をcmで確認

具体的な製品のイメージを掴むために、主要なスーツケースブランドのモデルを一覧で、cm単位で見ていきましょう。同じ容量でも、ブランドやモデルによって縦長であったり、横幅が広かったりと形状が異なります。

人気ブランドのLサイズ・LLサイズ例

• サムソナイト C-lite (94L): 約75×51×31cm
  • 軽量性が魅力で、女性でも扱いやすいと人気です。94Lという大容量ながら、重さは3kgを切る軽さを実現しています。
• リモワ ORIGINAL Check-In L (86L): 約79×51×27.5cm
  • アルミニウム製の頑丈なモデル。スタイリッシュなデザインが特徴ですが、本体重量は6.2kgと重めです。
• プロテカ スタリアV (100L): 約69×54×34cm
  • 国産ブランドならではの細やかな機能性が特徴。キャスターストッパーなど、移動中に便利な機能が搭載されています。
• 無印良品 バーを自由に調節できるハードキャリーケース (105L): 約77×52×29cm
  • シンプルで機能的なデザイン。容量が105Lと非常に大きいですが、無料受託手荷物サイズの範囲内に収まっていることが多いです。

このように、同じ「10日間用」のスーツケースでも、寸法や重さ、特徴は様々です。デザインの好みだけでなく、ご自身の旅行スタイルに合った機能性や重さかどうかも、選ぶ際の重要な判断材料になりますね。

海外旅行10日間のスーツケースサイズ選びで迷う点

• 国際線の機内持ち込みと預け荷物規定
• 3辺合計158cmは何リットルに相当？
• 購入だけじゃない、レンタルという選択肢
• 最適な海外旅行10日間のスーツケースサイズ

国際線の機内持ち込みと預け荷物規定

海外旅行でスーツケースのサイズを考える上で、絶対に無視できないのが国際線の規定です。航空会社には、機内に持ち込める手荷物と、カウンターで預ける受託手荷物のそれぞれに、サイズと重量の制限があります。

機内持ち込み手荷物

一般的に、国際線で機内に持ち込めるスーツケースのサイズは、3辺（高さ・幅・奥行き）の合計が115cm以内とされています。これは、座席上の収納棚（オーバーヘッドビン）に収まるように定められた大きさです。10日間の旅行用の荷物をこのサイズに収めるのは現実的ではないため、メインのスーツケースは預けることになります。

無料受託手荷物

カウンターで預ける荷物にも規定があります。多くのフルサービスキャリア（JALやANAなど）では、エコノミークラスの場合、無料で預けられるスーツケースのサイズは「3辺の合計が158cm以内」、重さは「1個あたり23kg以内」と定められていることが多いです。

この「158cm」というサイズが、LサイズやLLサイズのスーツケースを選ぶ上での一つの大きな基準となります。この規定を超えてしまうと、高額な超過手荷物料金が発生してしまうため、注意が必要です。

ただし、これらの規定は航空会社や搭乗クラスによって異なる場合があります。特にLCC（格安航空会社）は規定がより厳しいことが多いので、利用する航空会社のウェブサイトで事前に正確な情報を確認することがとても大切です。

3辺合計158cmは何リットルに相当？

「3辺合計158cm」が無料の最大サイズと聞いても、それが一体何リットルの容量なのか、ピンとこない方も多いかもしれませんね。

これを理解する上で大切なのは、スーツケースの容量は、本体の形状や設計によって大きく変わるということです。例えば、同じ3辺合計158cmのスーツケースでも、四角く箱に近いデザインのものは容量が大きくなり、丸みを帯びたデザインのものは容量が少し小さくなる傾向があります。

一般的に言うと、3辺合計158cm以内のスーツケースは、およそ90リットルから最大で110リットル程度の容量を持つものが多いようです。10日間の旅行であれば、この範囲の容量があれば、お土産のスペースも含めて十分に対応できるでしょう。

しかし、ここで注意したいのが重量です。容量が大きいスーツケースは、ついつい荷物を詰め込みがちになります。液体類やお土産をたくさん詰め込むと、あっという間に航空会社の重量制限である23kgを超えてしまう可能性があります。パッキングの際は、スーツケースの容量だけでなく、全体の重さも意識することが求められます。

購入だけじゃない、レンタルという選択肢

10日間の旅行にぴったりの大きなスーツケース。いざ購入するとなると、価格も安くはありませんし、何より旅行後には大きな保管場所に困ってしまう、という方も少なくないでしょう。そんな時にぜひ検討していただきたいのが、スーツケースのレンタルです。

レンタルには、購入にはない様々なメリットがあります。

• メリット
  • 保管場所に困らない: 旅行が終われば返却するだけなので、クローゼットを圧迫しません。
  • 費用を抑えられる: 数万円する高品質なスーツケースを、数千円から利用できます。
  • 色々なモデルを試せる: 旅行のたびに、違うサイズやブランド、色のスーツケースを試す楽しみがあります。
  • メンテナンス不要: 清掃や修理の手間がかかりません。

もちろん、デメリットも存在します。

• デメリット
  • 自分の所有物ではない: 傷や汚れを過度に気にしてしまう可能性があります。（ただし、多くは保険でカバーされます）
  • 急な旅行には不向きな場合も: 在庫状況によっては、直前の予約が難しいこともあります。
  • 愛着が湧きにくい: 長く一つのものを使い続けたい方には向かないかもしれません。

年に1～2回程度の旅行であれば、購入するよりもレンタルの方がコストパフォーマンスに優れている場合が多いです。ご自身のライフスタイルや旅行の頻度に合わせて、購入とレンタルのどちらが良いか、じっくり比較検討してみることをお勧めします。

最適な海外旅行10日間のスーツケースサイズ

これまでの情報を踏まえて、10日間の海外旅行に最適なスーツケースのサイズについて、最後のまとめをします。

• 10日間の旅行には80L～100Lが基本の目安
• 容量の考え方は「1泊＝10L」を基準にする
• 帰りのお土産スペースを考慮して余裕を持つ
• 冬の旅行や寒い地域では目安より大きめを選ぶ
• 夏の旅行なら薄着になるため荷物はコンパクトに
• 航空会社の無料受託手荷物は3辺合計158cm以内が一般的
• LCCは規定が厳しい傾向にあるため事前確認が必須
• 158cm以内のスーツケースは約90L～110Lに相当
• 容量だけでなく重量制限（多くは23kg）も意識する
• 荷物の量や体力に合わせ無理なく扱える大きさを選ぶ
• 小柄な女性は特に大きすぎると移動が困難になることも
• 購入以外にレンタルという便利な選択肢も存在する
• 年に数回の旅行ならレンタルの方が経済的な場合がある
• 最終的には自分の旅行スタイルに合わせて判断する
• この記事の情報を参考に後悔のないスーツケースを選ぶ