お気に入りのsunco(サンコー)のスーツケース、長年愛用しているとキャスターの動きがなんだか悪くなってきませんか?実は、サンコー鞄は2022年に惜しまれつつも廃業しており、メーカーに直接修理を頼むことができなくなってしまいました。
だからといって、諦めるのはまだ早いですよ。専門の業者にキャスター修理を依頼する方法もあれば、キャスター修理を自分で行う選択肢もあるんです。ただ、業者に頼むとキャスター修理料金が高いかもしれないと心配になりますよね。
この記事では、そんなお悩みを解決するために、自分でスーツケースのキャスターを交換する方法を軸にご紹介します。
ホームセンターで手に入る部品で対応できるのか、タイヤのゴム交換だけで済むのか、あるいはハンドル修理も必要なのか、様々なケースを想定して解説します。ご自身のスーツケースの型番を確認しながら、最適な修理部品を見つけるお手伝いができれば嬉しいです。
- サンコー鞄の現状と修理を依頼できる業者の選択肢
- 自分でスーツケースのキャスターを交換するための具体的な手順
- キャスター交換にかかる費用を業者とDIYで比較
- 修理の失敗を避け、スーツケースを長持ちさせるためのポイント
職業は会社員で、日々の忙しさに追われながらも、旅行が大好きで週末の小旅行や長期休暇にはよく旅に出かけています。
自分にぴったりのスーツケースを選ぶことで旅行の楽しさが変わることに気づいた経験をもとに、スーツケースに関するブログを書いています。
suncoスーツケースのキャスター交換で悩んだら

- サンコー鞄は廃業したが修理は可能
- 専門業者でのキャスター修理も選択肢
- キャスター修理料金が高い場合の対処法
- ハンドル修理も一緒に依頼できるか?
サンコー鞄は廃業したが修理は可能

大切に使ってきたサンコーのスーツケースが壊れてしまった時、まず知っておきたいのは、製造元であるサンコー鞄株式会社が2022年11月に廃業したという事実です。このため、メーカーによる正規の修理サービスは現在受けることができません。
しかし、修理を諦める必要はまったくありませんので、安心してくださいね。サンコー鞄の事業の一部は、同じく愛知県の鞄メーカーである株式会社マツモトが引き継ぎ、新ブランド「SUNCO」として一部の人気モデルを復活させています。
そして、もっと重要なのは、多くのスーツケース専門修理業者が、サンコー製のスーツケースの修理に対応していることです。長年の実績があるサンコーの製品は、修理のノウハウを持つプロがたくさんいます。ですから、愛用のスーツケースを再び快適に使えるようにする道は、きちんと残されています。
専門業者でのキャスター修理も選択肢

「自分で修理するのは工具もないし、失敗しそうで不安…」と感じる方は、スーツケース修理のプロにお願いするのが最も確実で安心な方法です。
専門の修理業者に依頼する一番のメリットは、やはりその仕上がりの品質でしょう。プロの技術者が、スーツケースの状態を正確に診断し、最適な部品を選んで確実に取り付けてくれます。
走行時のガタつきや異音といったトラブルの心配も少なく、まるで新品のようなスムーズな動きを取り戻すことが期待できます。
最近では、ウェブサイトからスーツケースの写真を送るだけで、簡単に見積もりを出してくれる業者も増えています。「日本鞄材」や「スーツケースの修理工房 節約塾」のように、サンコー製品の修理実績を豊富に公開しているお店もあるので、依頼先を選ぶ際の参考になりますよ。
修理と同時に、内装のクリーニングといったメンテナンスサービスを提供している場合もあり、スーツケース全体をリフレッシュできるのも嬉しいポイントです。
キャスター修理料金が高い場合の対処法

専門業者に依頼する際の唯一の懸念点は、やはり料金かもしれません。一般的に、キャスター1か所の交換で4,000円から10,000円程度が相場となっており、4輪すべてを交換するとなると、新しいスーツケースが買えてしまうほどの金額になることもあります。
もし提示された修理料金が高いと感じた場合は、いくつかの対処法が考えられます。
まず一つは、複数の業者から見積もりを取ることです。これは「相見積もり」と呼ばれ、料金やサービス内容を比較検討することで、より条件の良い業者を見つけることができます。業者によって料金設定は様々なので、手間を惜しまず問い合わせてみる価値は十分にあります。
もう一つの方法は、この記事のテーマでもあるDIY、つまり自分で修理することです。自分で部品を用意して交換すれば、業者に依頼するよりも費用を大幅に抑えることが可能です。もちろん、手間や失敗のリスクは伴いますが、コストを最優先に考えるのであれば、非常に有効な選択肢となります。
修理方法 | メリット | デメリット | 費用の目安(4輪交換) |
---|---|---|---|
DIY(セルフ修理) | ・費用が圧倒的に安い ・急いでいる時もすぐ対応できる | ・手間と時間がかかる ・失敗のリスクがある ・工具の準備が必要 | 2,000円 ~ 3,000円程度 |
専門修理業者 | ・仕上がりが綺麗で確実 ・部品選びの失敗がない ・他の箇所も相談できる | ・費用が高額になる傾向 ・修理に時間がかかる | 13,000円 ~ 40,000円程度 |
ハンドル修理も一緒に依頼できるか?

スーツケースの故障は、キャスターだけに限りませんよね。長期間使っていると、伸縮するキャリーハンドルがうまく動かなくなったり、本体を持ち上げるためのトップハンドルやサイドハンドルが破損したりすることもあります。
このような場合でも、ご安心ください。ほとんどのスーツケース専門修理業者は、キャスター交換だけでなく、ハンドルの修理にも対応しています。キャスターの不具合で修理に出す際に、「ハンドルの調子も見てほしい」と相談すれば、一緒に対処してもらえます。
むしろ、複数の箇所に不具合がある場合は、まとめて修理を依頼する方が効率的です。送料や手間が一度で済みますし、業者によってはセット割引のようなサービスを提供している可能性も考えられます。
せっかくプロに預けるのですから、気になっている箇所はすべて相談して、愛用のスーツケースを万全の状態でよみがえらせてもらいましょう。
suncoスーツケースのキャスター交換を自分で行う手順

- キャスター修理を自分で行うメリット
- 事前にスーツケースの型番を確認しよう
- 型番に合う修理部品の探し方
- 交換用タイヤはホームセンターにある?
- タイヤのゴム交換だけで直るケースも
キャスター修理を自分で行うメリット

前述の通り、キャスター修理を自分で行う最大のメリットは、何と言っても費用を安く済ませられる点にあります。業者に依頼すると数万円かかることもある4輪すべての交換が、自分で挑戦すれば部品代と少しの工具代、合わせて数千円程度で完了させることが可能です。
また、時間的な制約が少ないのもDIYの魅力です。業者に依頼すると、見積もりから修理完了、返送まで数週間から1ヶ月以上かかることも珍しくありません。
しかし、自分で修理するなら、部品さえ手元にあれば、思い立ったその日に作業を始められます。「来週の旅行までに何とかしたい!」といった急な場合でも対応できるのは、大きな利点と言えますね。
もちろん、自分で修理するには、それなりの手間と時間がかかりますし、失敗するリスクもゼロではありません。しかし、無事に交換が完了した時の達成感は格別です。自分の手で愛用のスーツケースを直せたという経験は、より一層の愛着を持たせてくれるかもしれません。
事前にスーツケースの型番を確認しよう

自分でキャスター交換に挑戦しようと決めたら、まず最初に行うべき最も大切な作業が、お使いのスーツケースの「型番」を確認することです。なぜなら、この型番が、あなたのスーツケースに合う正しい交換部品を見つけるための、唯一無二の手がかりになるからです。
型番は、購入時に付いてきた保証書やタグに記載されていることが多いです。もし、それらを紛失してしまった場合は、スーツケース本体をくまなく探してみましょう。内装の布地のタグや、本体の側面、キャスターの付け根付近などに、型番が刻印されたプレートやシールが貼られていることがあります。
どうしても型番が見つからない場合は、最終手段として、キャスター周りの寸法を自分で精密に測定する必要があります。
交換したいタイヤの「直径」と「幅」、そしてタイヤを固定している「車軸の長さ」や「形状」などを、定規やメジャーを使って1ミリ単位で正確に測り、その数値を基に部品を探すことになります。
この作業を怠ると、せっかく購入した部品が取り付けられないという悲しい事態になりかねませんので、注意深く行いましょう。
型番に合う修理部品の探し方

スーツケースの型番や各部の寸法が分かったら、いよいよ交換用の部品探しです。残念ながら、サンコー鞄は廃業しているため、メーカー純正の部品を手に入れることはほぼ不可能です。そのため、サイズや形状が合う「代替品」を探すことになります。
主な探し場所は、Amazonや楽天市場といった大手の通販サイトです。「スーツケース キャスター 交換キット」などのキーワードで検索すると、多種多様な商品が見つかります。多くのキットには、タイヤ4輪分に加えて、交換に必要なボルトやレンチまでセットになっているので、DIY初心者の方には特におすすめです。
商品を選ぶ際に必ずチェックしたいのは、先ほど確認したタイヤの「直径」「幅」です。また、ご自身のスーツケースの車軸がどのような形状をしているかも重要なポイントになります。
詳しくは後述しますが、この形状によって必要な工具や作業内容が変わってきます。商品の説明文やレビューをよく読み、ご自身のスーツケースに適合するかどうかを慎重に見極めることが、成功への鍵となります。
交換用タイヤはホームセンターにある?

「通販だと実物が見られないから不安…」という方は、お近くのホームセンターに足を運んでみるのも一つの手です。
ただし、注意点として、ほとんどのホームセンターには「スーツケース専用」のキャスターコーナーは存在しません。探す場所は、主にDIYコーナーや、台車・椅子などに使われる家具用のキャスターが置かれているエリアになります。そこで、サイズが合いそうなタイヤや、交換に使えそうなボルト・ナットを探すことになります。
ホームセンターを利用するメリットは、何と言っても部品を直接手に取って、サイズや質感を確かめられることでしょう。
しかし、デメリットとして、スーツケースにぴったり合う部品が見つかる可能性は、通販サイトに比べて低いと言わざるを得ません。
特に、タイヤの幅や車軸の太さなど、細かい仕様が合うものはなかなか見つからないのが実情です。もし見つかればラッキー、くらいの気持ちで探してみるのが良いかもしれません。
タイヤのゴム交換だけで直るケースも

スーツケースのキャスター故障で最も多いのが、「キャスターの車輪部分(ホイール)は大丈夫だけれど、周りの黒いゴムだけがボロボロに劣化して剥がれてしまった」というケースです。あなたのスーツケースも、もしかしたらこの状態ではないでしょうか。
もしそうであれば、キャスターユニット全体を交換する必要はなく、タイヤのゴム部分を新しいものに取り替えるだけで修理は完了します。通販などで販売されている交換キットの多くは、まさにこの「タイヤゴムと車軸」のセットになっています。
この作業で最も重要なポイントは、古いタイヤをどうやって取り外すか、です。これは、タイヤを固定している「シャフト(車軸)」の形状によって、方法が二つに分かれます。
シャフトの形状を確認しよう
まず、ご自身のスーツケースのキャスターをよく見て、シャフトの先端がどうなっているかを確認してください。
もし、シャフトの先端に六角形のくぼみがあれば、それは「六角穴タイプ」です。この場合は、サイズの合う六角レンチを使えば、比較的簡単にボルトを緩めてシャフトを抜き取ることができます。
一方、シャフトの先端が丸く、工具を差し込むような穴がない場合は、シャフトがリベットで固定されている「丸穴タイプ」です。このタイプは非常に厄介で、シャフトを物理的に切断する以外に取り外す方法がありません。金属用のノコギリを使って、根気よくギコギコと切り落とす作業が必要になります。力と時間が必要な大変な作業ですが、ここを乗り越えれば、交換は目前です。
最適なsuncoスーツケースのキャスター交換方法まとめ

この記事で解説した、suncoスーツケースのキャスター交換に関するポイントを最後にまとめます。ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選んでくださいね。
- サンコー鞄は廃業したが修理の道は残されている
- 修理方法は専門業者への依頼かDIYの二択
- 業者依頼は仕上がりが綺麗で安心だが費用は高め
- DIYは費用を安く抑えられるが手間と失敗のリスクが伴う
- 業者に依頼する際は複数の業者から見積もりを取るのがおすすめ
- キャスターだけでなくハンドルの同時修理も多くの場合で可能
- DIYで最も重要なのは事前の型番や寸法の確認
- 交換部品は純正品ではなく代替品を探すことになる
- 部品は通販サイトで探すのが種類も豊富で見つけやすい
- ホームセンターでは適合する部品が見つかりにくい場合がある
- 故障で最も多いのはタイヤのゴム部分の劣化
- シャフトの形状によってDIYの難易度が大きく変わる
- 六角穴タイプはレンチがあれば比較的簡単に交換できる
- 丸穴タイプは金属ノコギリでシャフトを切断する必要がある
- 自分に合った方法で、大切なスーツケースを長く使い続けましょう

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