超軽量スーツケース1.6kg以下はこれ！1.7kg〜2kgはコスパ抜群

「旅行の荷物はできるだけ軽くしたい…できれば1.6kgくらいの超軽量スーツケースが理想！」 そんな風に考えて、スーツケースを探していらっしゃるのではないでしょうか。

特にLCCを利用する際や、機内持ち込みを考えると、スーツケース本体の重さはとても気になりますよね。軽さを追求して2kg以下のモデルを探してみると、1.7kgのスーツケースは見つかっても、理想の超軽量1kg台となると、なかなか選択肢が少ないことに気づくかもしれません。

軽ければ軽いほど嬉しいものですが、一方で気になるのが耐久性。また、短期旅行に便利なMサイズから、長期滞在に欠かせない大型サイズまで、ご自身の用途に合ったものを選ぶ必要があります。

この記事では、「超軽量スーツケース1.6kg」という理想を追い求めるあなたのために、市場のリアルな情報から、軽さと実用性のバランスが取れたおすすめのモデルまで、失敗や後悔のないスーツケース選びのコツを分かりやすく解説していきますね。

結論！とにかく軽いのがいい人にはこれ↓

中型で軽量を求める人にはこれ↓

大型スーツケースで軽量でコスパを求める人にはこれ↓

理想の超軽量スーツケース1.6kgモデルはなぜ少ない？

• 驚異的な超軽量1kg台のスーツケースは存在する？
• 現実的な選択肢は1.7kgクラスから
• 一般的な軽量モデルは2kg以下が目安
• 軽さと比例するスーツケースの耐久性
• 機内持ち込み可能なサイズの選び方

驚異的な超軽量1kg台のスーツケースは存在する？

「とにかく軽い、1kg台のスーツケースが欲しい！」と思いますよね。実は、1.5kgを下回るような、驚くほど軽いスーツケースも市場には存在します。

その代表格が、日本のエースが製造する「プロテカ エセリア」シリーズです。このシリーズには、なんと重量1.3kg（容量18L）や1.4kg（容量24L）といった、まさに超軽量と呼ぶにふさわしいモデルがあります。これらは、独自開発のパネルレス設計「エアリム2」などを採用することで、驚異的な軽さを実現しているんです。

ただし、これらのモデルは1泊程度の短期旅行や、荷物が非常に少ない方向けのコンパクトサイズが中心となります。容量が小さいため、一般的な旅行で使うには少し物足りなさを感じるかもしれません。

このように、1kg台のスーツケースは存在はするものの、誰もが使いやすい一般的なサイズというよりは、特定の用途に特化したモデルであると考えるのが良さそうです。軽さを最優先する場合には素晴らしい選択肢ですが、収納力とのバランスを考えることが大切になります。

現実的な選択肢は1.7kgクラスから

1.6kgという具体的な重さを目標に探していると、次に目に入ってくるのが1.7kg台のモデルたちです。このクラスになると、選択肢が少し広がり、より実用的なスーツケースを見つけやすくなりますよ。

例えば、とアジア・ラゲージの「Magicalouis ZIPPER」は1.7kg（38L）、エンドー鞄の「フリクエンター AURA」は1.76kg（33L）といったモデルが挙げられます。

これらのスーツケースは、機内持ち込みサイズでありながら30L以上の容量を確保しており、1泊から2泊程度の旅行であれば十分に対応できる収納力を持っています。素材もポリカーボネート（PC）を使用しているものが多く、軽量でありながら一定の強度を保つ工夫がされているんです。

1.6kgという目標値に非常に近いだけでなく、機能性や価格のバランスも取れているため、多くの方にとって現実的で満足度の高い選択肢となるのが、この1.7kgクラスのスーツケースだと言えます。

一般的な軽量モデルは2kg以下が目安

スーツケース選びで「軽量」をキーワードにする場合、一つの目安として「2kg以下」を意識すると、選択肢がぐっと豊富になります。

1.8kgのサンコー「SUPER LIGHTS ZIP-6」や、1.9kgの「SiiiN＋Light」、2.0kgの「koguMi UKU」など、多くのメーカーがこの重量帯で競争力のあるモデルを開発しています。ここまでくると、単に軽いだけでなく、デザイン性や機能性にこだわった製品も増えてきます。

なぜ2kg以下が目安になるかというと、多くの航空会社、特にLCCが設定する機内持ち込み手荷物の重量制限（7kg～10kg）をクリアしやすくなるからです。スーツケース本体が2kgであれば、残りの5kg～8kgを荷物に充てられる計算になります。この差は、旅の快適さに大きく影響します。

したがって、1.6kgという理想にこだわりすぎず、少し視野を広げて2kg以下のモデルまでを候補に入れることで、ご自身の旅のスタイルに本当に合った、使いやすくて満足のいく一台を見つけやすくなりますよ。

軽さと比例するスーツケースの耐久性

スーツケースを選ぶ上で、軽さと並んで気になるのが耐久性ですよね。とても大切なポイントなので、しっかり見ていきましょう。

一般的に、スーツケースは軽くしようとすると、ボディの素材を薄くしたり、フレームやパーツを簡素化したりする必要があるため、どうしても耐久性が低くなる傾向があります。特に、空港で荷物を預けた場合、スーツケースは投げられたり、他の荷物の下敷きになったりすることも少なくありません。

このため、超軽量モデルを選ぶ際には、どのような素材が使われているかを確認することが鍵となります。

• ポリカーボネート（PC）100%: 軽量で耐衝撃性が高い人気の素材です。柔軟性があり、へこんでも元に戻りやすい性質を持っています。
• Curv®（カーヴ）: サムソナイトが開発した独自素材で、ポリプロピレンを編み込んで作られています。驚くほどの軽さと、衝撃に対する強さを両立させているのが特徴です。
• PP（ポリプロピレン）: PCよりも安価で軽量ですが、一般的に強度は少し劣ると言われています。

いくら軽くても、一度の旅行で壊れてしまっては意味がありません。軽量性を求めつつも、信頼できるメーカーの製品を選んだり、素材の特性を理解したりすることで、長く付き合えるスーツケースを見つけることができます。

機内持ち込み可能なサイズの選び方

軽量スーツケースを探す方の多くは、機内持ち込みを前提に考えているのではないでしょうか。ここで注意したいのが、航空会社のサイズ規定です。

多くの航空会社では、機内持ち込み可能なスーツケースのサイズを「3辺の合計が115cm以内」と定めています。ただし、これはあくまで一般的な目安です。特にLCC（格安航空会社）では、より厳しい独自の規定を設けている場合があるため、利用する航空会社の公式サイトで事前に確認することが不可欠です。

また、製品仕様に記載されている「サイズ」には、「内寸」と「外寸」がある点にも注意が必要です。航空会社の規定でチェックされるのは、ハンドルやキャスターなど、本体から出っ張っている部分を全て含んだ「外寸」です。購入時には必ず外寸の3辺合計が規定内に収まっているかを確認しましょう。

サイズを少しでもオーバーすると、追加料金を支払って荷物を預けなければならなくなります。スムーズな搭乗のためにも、サイズ規定はしっかり守りたいですね。

1.6kgに近い超軽量スーツケースのおすすめモデル

• LCC利用時に最適なスーツケースの条件
• 用途別のおすすめスーツケースを紹介
• 人気のMサイズの軽量モデル比較
• 長期旅行向けの大型軽量スーツケース
• 自分に合う超軽量スーツケース1.6kg級を見つけるコツ

LCC利用時に最適なスーツケースの条件

LCCを頻繁に利用する方にとって、スーツケース選びは旅の費用を左右する重要なポイントになります。LCCの魅力は航空券の安さですが、その分、手荷物のルールが厳しいことで知られています。

LCCの機内持ち込み手荷物の重量制限は、多くの場合7kgに設定されています。この厳しい制限の中で、できるだけ多くの荷物を持っていくためには、スーツケース自体の軽さが絶対条件となります。理想を言えば、2.0kg以下の超軽量モデルを選ぶのが賢明です。

加えて、前述の通り、サイズ規定も厳格です。3辺の合計が115cm以内というのは基本ですが、航空会社によっては縦・横・高さの各辺の長さに細かい指定があることも。拡張機能付きのスーツケースは、荷物を詰め込みすぎると規定サイズを超えてしまう可能性があるため、LCC利用がメインであれば拡張機能のないシンプルなモデルの方が安心かもしれません。

これらのことから、LCCをストレスなく利用するためには、「重量2.0kg以下」「3辺合計115cm以内のコンパクトサイズ」「拡張機能なし」という3つの条件を満たすスーツケースが最適だと言えそうです。

用途別のおすすめスーツケースを紹介

ここまで超軽量スーツケースの選び方について見てきましたが、ここでは少し視点を変えて、利用する方のタイプ別にどんなスーツケースがおすすめかをご紹介しますね。

LCCや短期旅行を重視する女性やシニアの方

持ち運びの負担を少しでも減らしたい女性やシニアの方には、やはり1kg台の超軽量モデルがおすすめです。プロテカの「エセリア」シリーズ（1.3kg～）や、シフレの「ハピタスプラス」（1.78kg）などは、軽さはもちろん、デザインも可愛らしいものが多く、旅の気分を盛り上げてくれます。

機能性と軽さのバランスを求めるビジネスパーソン

出張でスーツケースを使うビジネスパーソンには、軽さに加えて機能性も求められます。サンコーの「SUPER LIGHTS ZIP-6」（1.8kg）やKURUKURUの「koguMi UKU」（2.0kg）は、HINOMOTO製の静音キャスターを搭載しており、早朝や深夜の移動でも周りを気にせずスムーズに移動できます。デザインもシンプルで、ビジネスシーンにもマッチします。

ブランドの信頼性と耐久性を求める方

価格よりも品質や長期的な使用を考えるなら、有名ブランドのモデルが選択肢に入ります。サムソナイトの「シーライト」（2.1kg～）は、独自素材Curv®による圧倒的な耐久性と軽さが魅力です。また、リモワの「ESSENTIAL LITE」（2.2kg～）は、ブランドならではの洗練されたデザインと走行性能で、多くの旅人に愛されています。

このように、ご自身の旅のスタイルや価値観に合わせて選ぶことで、ぴったりの一台が見つかります。

人気のMサイズの軽量モデル比較

スーツケースの中でも、3泊から5泊程度の旅行に使いやすいMサイズは非常に人気があります。一般的に容量が60L前後になるため、軽量モデルを探すのは少し難しくなりますが、技術の進歩によって3kgを切るような驚くほど軽いモデルも登場しているんですよ。

ここでは、データベースにある代表的なMサイズの軽量モデルを比較してみましょう。

モデル名	メーカー	重量	容量	素材	特徴
シーライト スピナー69	サムソナイト	2.5kg	68L	Curv®	圧倒的な軽さと耐久性を両立した定番モデル
ライトボックス 69	サムソナイト	2.6kg	75L	Curv®	容量と軽さを両立したスクエアなデザイン
プロクシス スピナー69	サムソナイト	2.7kg	75L	Roxkin™	衝撃耐性の高い新素材を採用、コスパも良い
Magicalouis ZIPPER	アジア・ラゲージ	2.6kg	64L	PC	PC素材ながら驚きの軽さを実現したモデル
SUPER LIGHTS ZIP-6	サンコー鞄	2.3kg	53L	PC	Mサイズとしては驚異的な2.3kg、静音性も高い
koguMi UKU	KURUKURU	2.9kg	65L	PRO	静音キャスター搭載で価格も手頃な新興モデル

このように比較してみると、同じMサイズでも重量や容量、素材に違いがあることがわかりますね。サムソナイト製品は独自素材による性能の高さが光りますし、日本のメーカーであるサンコー鞄やアジア・ラゲージは、ポリカーボネートを使いながら見事な軽量化を実現しています。ご自身の予算や、デザインの好み、求める機能性を考えながら、最適な一台を選んでみてください。

長期旅行向けの大型軽量スーツケース

1週間以上の長期旅行や留学、たくさんの荷物が必要になる場合には、90L以上の大型スーツケースが頼りになります。ただ、大型になるとスーツケース自体の重さが5kg以上になることも珍しくなく、航空会社の重量制限（一般的に23kg）を考えると、本体は少しでも軽い方が安心です。

最近では、大型サイズでも3kg台という、信じられないほど軽いモデルが登場しています。ここでは、その中でも特に注目すべきモデルをいくつかご紹介します。

モデル名	メーカー	重量	容量	素材	特徴
シーライト スピナー75	サムソナイト	2.8kg	94L	Curv®	90L超で3kgを切る軽さは驚異的
So lite AIR6327	グリフィンランド	2.9kg	95L	ソフトケース	ソフトケースならではの軽さと大容量、価格も魅力
シーライト スピナー81	サムソナイト	3.1kg	123L	Curv®	120L超の大容量ながら驚きの軽さ
Magicalouis ZIPPER	アジア・ラゲージ	3.3kg	96L	PC	日本メーカー製でPC素材としてはトップクラスの軽さ
ZERO GRA ZER2088-66	シフレ	3.6kg	105L	PC	100L超えでPC素材、機能性とコスパのバランスが良い
ESSENTIAL LITE Check-In L	リモワ	3.7kg	81L	PC	容量は控えめだがリモワブランドの安心感と走行性

やはりサムソナイトの「シーライト」シリーズの軽さは圧倒的ですね。ハードケースにこだわらないのであれば、グリフィンランドのソフトケースも非常に軽量でコストパフォーマンスに優れています。大型スーツケースは価格も高くなりがちですが、これらのモデルを参考にすれば、軽くて使いやすい一台が見つかるはずです。

自分に合う超軽量スーツケース1.6kg級を見つけるコツ

この記事を通して、理想の「超軽量スーツケース1.6kg」というモデルは非常に特殊であり、実際には少し視野を広げて探すことが大切だとお分かりいただけたかと思います。最後に、あなたにぴったりの1.6kg級スーツケースを見つけるためのポイントをまとめますね。

• 1.6kgという理想
  • 1.6kg以下のモデルは存在するが、1泊用など小型サイズに限定されることが多い
  • 1.7kgから1.8kgが、実用的な容量を持つ超軽量モデルの現実的なライン
  • 「軽量」の一般的な目安は、機内持ち込みサイズで2.0kg以下
  • 大型（90L以上）では、3kg台前半が超軽量クラスの目安となる
• 軽さと機能のバランス
  • 軽さを追求すると、耐久性や収納ポケットなどの機能が犠牲になる傾向がある
  • 素材の確認は必須（PC100%、Curv®などが軽量かつ丈夫でおすすめ）
  • キャスターの性能は旅の快適さを大きく左右する（HINOMOTO製などが静音で人気）
  • LCCを多用するなら、重量とサイズ規定を確実にクリアできるモデルを選ぶ
  • 出張用ならPCスリーブやフロントポケットがあると便利
• 主要ブランドとモデル
  • プロテカ「エセリア」は1kg台の軽さを実現した特化モデル
  • サムソナイト「シーライト」は独自素材Curv®で軽さと強さを両立
  • サンコー鞄「SUPER LIGHTS」シリーズは国産PC製でトップクラスの軽さ
  • KURUKURU「koguMi UKU」は静音キャスターと価格が魅力の新興勢力
  • グリフィンランドは、低価格で軽量なモデルを探す際の有力な選択肢
• 最終的な選び方
  • まずは自分の旅のスタイル（日数、交通手段、荷物量）を明確にする
  • 予算と、軽さ・耐久性・デザインなど何を最も重視するか優先順位を決める
  • この記事で紹介したモデルを参考に、候補をいくつか絞り込む