空港へ向かう時、大きなスーツケースの置き場所って本当に悩みますよね。特に成田エクスプレスのような特急列車だと、「荷物置き場はあるのかな?」「もし満席だったらどうしよう…」なんて不安でいっぱいになる方も多いのではないでしょうか。
旅行の準備で考えることはたくさんありますが、特に大きな荷物と一緒の移動は、失敗や後悔のないようにしたいもの。
快適な旅の始まりは、スムーズな移動から始まります。この記事では、成田エクスプレスを利用する際に知っておきたい、スーツケースに関するあらゆる情報をまとめました。気になる料金や便利な予約方法、荷物のスマートな置き方まで、詳しく解説していきます。
また、荷物置き場が無料で使えるのか、荷物は何個まで持ち込めるのか、といった基本的なルールから、いざという時に役立つ、座席の足元や一番後ろのスペース活用術まで網羅しています。
どの座席がおすすめなのか、何号車に乗れば便利なのか、車内図や座席表をイメージしながら、あなたにぴったりの荷物と座席のプランを見つけるお手伝いができれば嬉しいです。
- 成田エクスプレスの荷物置き場の種類と正しい使い方
- スーツケース置き場が満席時のスマートな対処法
- 快適な座席を確保するための予約のコツと料金
- 知っておくと便利な号車やおすすめの座席位置
職業は会社員で、日々の忙しさに追われながらも、旅行が大好きで週末の小旅行や長期休暇にはよく旅に出かけています。
自分にぴったりのスーツケースを選ぶことで旅行の楽しさが変わることに気づいた経験をもとに、スーツケースに関するブログを書いています。
成田エクスプレスのスーツケース置き場を完全解説

- 荷物置き場は無料で予約不要
- 車内図・座席表で場所を確認しよう
- スーツケースのスマートな置き方
- 荷物は何個まで持ち込める?
- 荷物は座席の足元にも置けるか
- 便利なのは座席の一番後ろのスペース
荷物置き場は無料で予約不要

成田エクスプレスに乗る際に最も気になるのが、スーツケースを置く専用スペースですよね。まず嬉しいポイントとして、各車両に設置されている大型の荷物置き場は、誰でも無料で利用することができます。
この荷物置き場を使うために、事前の予約は一切必要ありません。乗車したら、空いているスペースを自由に使って大丈夫です。そのため、乗車する前に「荷物置き場の予約をしなくちゃ」と焦る必要はないので、安心してくださいね。
また、セキュリティ面も配慮されています。荷物置き場には、盗難防止用のダイヤル式ワイヤーロックが備え付けられているほか、防犯カメラも設置されています。海外旅行などで荷物が多くなりがちな時でも、安心して座席でくつろぐことができるのは、大きなメリットと言えます。
車内図・座席表で場所を確認しよう
では、その便利な荷物置き場はどこにあるのでしょうか。成田エクスプレスの車両(E259系)では、グリーン車・普通車を問わず、全ての号車のデッキ部分、つまり客室の入口付近に設置されています。
具体的には、車両の端、ドアの近くに設けられているため、乗降時にスーツケースを置いたり取り出したりするのに非常に便利な配置です。列車に乗ってすぐ、あるいは降りる直前にスムーズに荷物を扱うことができます。
どの車両にも同じように設置されているため、特定の号車に乗らないと荷物置き場がない、ということはありません。ただ、座席の位置によっては荷物置き場まで少し歩くことになるので、大きな荷物がある場合は、車両の端に近い座席を予約すると、より移動が楽になるかもしれません。
スーツケースのスマートな置き方
成田エクスプレスの荷物置き場は、3段式のラック構造になっていて、様々な大きさのスーツケースに対応できるよう工夫されています。
下段はスペースが最も広く、100リットルクラスの大型スーツケースでも立てて収納することが可能です。中段は、同じく大型のスーツケースを横置きにすることでぴったり収まります。上段は、少し小さめの荷物や手荷物を置くのに適しています。このように、自分の荷物のサイズに合わせて置く場所を選ぶのがスマートな使い方です。
ワイヤーロックの使い方と注意点
セキュリティを高めるワイヤーロックの使い方はとても簡単です。
- ダイヤルが「0000」になっていることを確認します。
- ワイヤーの先端をフックから外し、スーツケースの取っ手などに通します。
- ワイヤーを元の位置に戻し、好きな4桁の暗証番号を設定します。
- つまみを「LOCK」に合わせると、設定完了です。
ここで一つ注意点があります。それは、設定した暗証番号を絶対に忘れないようにすることです。万が一忘れてしまうと、原則として終点の駅に到着するまで解錠してもらえません。メモを取るなど、忘れない工夫をしてくださいね。
荷物は何個まで持ち込める?
列車内に持ち込める荷物のルールについても、事前に知っておくと安心です。JR東日本の規定では、無料で持ち込める手回り品は、タテ・ヨコ・高さの3辺の合計が250cm以内で、かつ重さが30kg以内のものを2個までと定められています。
これは、海外旅行用の大きなスーツケースでも十分に収まるサイズですので、ほとんどの場合は心配いりません。ちなみに、ハンドバッグや傘、杖といった身の回りの品は、この個数には含まれませんのでご安心ください。
ただし、いくら規定の範囲内であっても、あまりに多くの荷物を持ち込むと、他の方の迷惑になってしまう可能性もあります。特に混雑が予想される時間帯に乗車する場合は、荷物はコンパクトにまとめるなど、周りへの配気遣いも大切にしたいですね。
荷物は座席の足元にも置けるか
大型の荷物置き場が満席だった場合や、機内持ち込みサイズのスーツケースを手元に置いておきたい、と考える方もいらっしゃるでしょう。成田エクスプレスでは、座席の足元、正確には座席の下のスペースも荷物置きとして活用できるのが特徴です。
この座席下のスペースは、高さが約25cm確保されています。そのため、一般的な機内持ち込みサイズのスーツケースであれば、すっきりと収納することが可能です。座席を回転させるための機構がありながら、これだけのスペースがあるのは、空港アクセス特急ならではの嬉しい設計と言えます。
ただし、ここでも一つ注意点があります。通路側の座席下は問題ありませんが、窓側の座席下は壁に沿って配線などの機器が通っているため、幅が約37cmと少し狭くなっています。お持ちのスーツケースの幅によっては入らないこともあるので、完全に対応しているのは通路側の席、と覚えておくと良いでしょう。
便利なのは座席の一番後ろのスペース
荷物置き場も足元も難しい…そんな時の最終手段として覚えておきたいのが、各車両の一番後ろの座席の後ろにあるスペースです。ここは壁との間に空間が生まれるため、大型のスーツケースを置くのに十分な広さがあります。
このスペースは公式な荷物置き場ではありませんが、荷物置き場が混雑している際には、多くの方が活用しているのが実情です。予約なしで利用できるため、乗車してみて荷物置き場が埋まっていた、という時に非常に役立ちます。
デメリットとしては、その座席に座っている方のリクライニングの妨げになる可能性があることです。また、当然ながら一番後ろの座席を予約した人が優先的に使うことが考えられます。もしこのスペースを利用したい場合は、ご自身で一番後ろの座席を予約するのが最も確実で、気兼ねなく利用できる方法と言えるでしょう。
成田エクスプレスでスーツケースと快適に乗る予約術

- えきねっとでの座席予約が基本
- 荷物置き場が近いのは何号車?
- 事前の荷物と座席の予約について
- チケットレスでお得になる料金
- 成田エクスプレスのスーツケース旅におすすめの座席
えきねっとでの座席予約が基本
成田エクスプレスは全席指定席のため、乗車するには必ず事前に座席の予約が必要です。自由席はありませんので、いきなり駅に行って乗ることはできません。
予約方法として最も便利で、かつお得なのが、JR東日本のオンライン予約サービス「えきねっと」を利用することです。スマートフォンやパソコンから、いつでもどこでも簡単に予約・変更ができます。
特に「えきねっと」では、後ほど詳しくご紹介しますが、紙のきっぷよりも割引率の高いチケットレスサービスが提供されています。駅の窓口や券売機に並ぶ必要がなく、予約後はスマートフォン画面を見せるか、手持ちの交通系ICカードを紐づけておけば改札を通れるので、スマートに乗車したい方には必須のサービスと言えます。
荷物置き場が近いのは何号車?
「スーツケースを置くなら、荷物置き場に近い車両に乗りたい」と考えるのは自然なことですよね。でも、安心してください。前述の通り、成田エクスプレスでは全ての号車に大型の荷物置き場が設置されています。
そのため、「何号車に乗っても荷物置き場はある」というのが答えになります。ですから、号車選びで神経質になる必要はあまりありません。
むしろ、号車を選ぶ際に気にしたいのは、成田空港に到着した後の移動のしやすさかもしれません。例えば、利用する航空会社のチェックインカウンターや、到着ロビーの出口に近い階段・エスカレーターの位置をあらかじめ調べておき、それに合わせて乗車する号車を決めると、空港内での移動がとてもスムーズになりますよ。
事前の荷物と座席の予約について
荷物と座席を快適に利用するための予約のコツは、荷物の置き場所を意識して座席を選ぶことです。
大きなスーツケースを持って乗車する場合、やはり客室入口のデッキにある大型荷物置き場を利用するのが最も合理的です。そのため、予約する座席は、車両のなるべく端、つまり乗降口に近い列の席を選ぶのがおすすめです。こうすることで、乗車後すぐに荷物を置き、スムーズに着席できますし、降車時もすぐに荷物を取りに行けます。
逆に、機内持ち込みサイズのスーツケースだけで、座席下に収納する予定であれば、特に座席位置を気にする必要はありません。どの席でも快適に過ごせるでしょう。もし、荷物置き場の混雑が心配で、座席の後ろのスペースを利用したいと考えているのであれば、迷わず一番後ろの列の座席を指定して予約するのが賢明です。
チケットレスでお得になる料金
成田エクスプレスの料金は少し高め、というイメージがあるかもしれませんが、「えきねっと」のチケットレスサービスを利用することで、ぐっとお得になります。
紙のきっぷを駅で購入する場合と比較して、チケットレスで予約するだけで特急料金が割引になるのです。さらに、「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」という割引率の高い企画きっぷが利用できれば、通常料金から35%も割引になることがあります。
参考までに、横浜駅から成田空港駅までの特急料金を比較してみましょう。
きっぷの種類 | 特急料金(通常期) |
---|---|
駅の窓口(紙のきっぷ) | 2,390円 |
えきねっとチケットレス特急券 | 2,290円 |
えきねっとトクだ値35 | 1,550円 |
※料金は2024年時点の一例です。
このように、予約方法一つで料金が大きく変わることが分かります。特に「トクだ値」を使えば、リムジンバスよりも安くなるケースもあり、コストパフォーマンスが非常に高くなります。旅行の費用を少しでも抑えたい方は、ぜひ「えきねっと」をチェックしてみてください。
成田エクスプレスのスーツケース旅におすすめの座席
最後に、これまでの情報を踏まえて、あなたのスーツケース旅行に最適なおすすめの座席の考え方をまとめます。
- 大型スーツケースをお持ちの方
- 車両のデッキにある荷物置き場を利用するのが基本です。そのため、乗降口に近い最前列か最後列の座席を予約すると、荷物の移動が最小限で済み、とても楽です。
- 機内持ち込みサイズのスーツケースの方
- 座席下のスペースに収納できる可能性が高いので、通路側の座席が特におすすめです。窓側はスペースが少し狭い場合があるため、通路側を選ぶとより確実です。
- 荷物置き場の混雑が心配な方
- 各車両の一番後ろの座席を予約するのが最も確実な選択肢と言えるでしょう。座席の後ろのスペースを気兼ねなく利用でき、手元から離れない安心感もあります。
- とにかく安く利用したい方
- 座席の位置にこだわらず、「えきねっと」の「トクだ値」が設定されている列車・座席を狙うのが一番です。
このように、荷物の大きさやあなたの旅のスタイルによって、ベストな座席は変わってきます。成田エクスプレスで快適なスーツケースの旅を実現するためには、これらのポイントを参考に、ご自身に合った座席を戦略的に予約することが鍵となります。
- 成田エクスプレスの荷物置き場は全号車のデッキ部分にある
- 荷物置き場の利用は無料で事前の予約も不要
- 盗難防止用のダイヤル式ワイヤーロックと防犯カメラを完備
- ロックの暗証番号は忘れないように注意が必要
- 持ち込める荷物は2個まで、重さ30kg以内、3辺合計250cm以内
- 機内持ち込みサイズの荷物は座席下のスペースにも収納可能
- 座席下スペースは通路側の方が幅が広く使いやすい
- 荷物置き場が満席の場合は各車両の一番後ろの座席後部スペースが便利
- 一番後ろの席を予約すれば気兼ねなくスペースを使える
- 全席指定席なので乗車には必ず座席の予約が必要
- 予約は「えきねっと」の利用が最も便利でお得
- チケットレスサービスなら駅で発券する手間が省ける
- 「えきねっとトクだ値」なら最大35%割引になることも
- 大きな荷物がある場合は車両の端の席が移動しやすくおすすめ
- 旅のスタイルに合わせて座席を戦略的に選ぶのが快適のコツ
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