ベトナムでブランド品が安いは嘘?本当?お得な買い物を解説

ベトナム旅行を計画していると、キラキラした雑貨や美味しいグルメに心が躍りますよね。

特にファッションが好きな方なら、「人気のハイブランドが日本より安く手に入るかも?」なんて、淡い期待を抱いてしまうかもしれません。

例えば、憧れのヴィトンやシャネル、デザインが素敵なロエベやカルティエといった高級ブランド品。

もし現地で安く買えたら、旅の思い出も一層特別なものになるはずです。

しかし、現実はどうなのでしょうか。インターネットの情報だけでは分かりにくい、現地の価格事情や、気をつけたいブランドコピーの問題もあります。

一方で、視点を少し変えれば、本当に価値のあるベトナムでしか買えないお土産や、賢く買い物ができる免税店の使い方など、知っておくべき情報がたくさんあるんです。

この記事では、そんなあなたの疑問や期待にしっかりお応えします。

筆者

ベトナムでのショッピングで後悔しないために、正しい知識を身につけて、最高にスマートな買い物を楽しみましょう。

この記事を書いた人
筆者

こんにちは。hanaです。

職業は会社員で、日々の忙しさに追われながらも、旅行が大好きで週末の小旅行や長期休暇にはよく旅に出かけています。

がっかりした旅行体験や各国に行った時の生の経験談をお伝えすることで、自分にしかできない価値提供ができたらいいなと思います。

重要な情報については国交相総務省のHPを参考にすることで正確な情報発信を心がけています。

この記事を読むとわかること
  • ベトナムでのハイブランドの本当の価格設定
  • 高級ブランド品を最もお得に購入できる場所
  • 注意すべきブランドコピー品のリスクと実態
  • 本当に買うべきベトナムならではの人気商品

目次

ベトナムで買うと安いブランドは本当に存在する?

ベトナムで買うと安いブランドは本当に存在する?
  • ベトナムでのハイブランドの価格事情
  • ヴィトンの正規品は日本で購入が安い
  • シャネルの現地価格は日本と比べて割高
  • ロエベやカルティエも関税で高くなる
  • お得なのは空港の免税店での購入

ベトナムでのハイブランドの価格事情

ベトナムでのハイブランドの価格事情

ベトナム旅行のショッピングで、「ハイブランドのアイテムが安く買えるかもしれない」と期待している方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、先に知っておきたい大切なことがあります。それは、ヨーロッパ発祥の高級ブランドの多くは、ベトナムの市内で購入する場合、日本よりも価格が高くなる傾向にある、ということです。

なぜなら、ベトナムでは海外からの輸入品に対して高い関税が課されるからです。このため、ブランドが設定している本体価格に加えて関税分が上乗せされ、結果として日本の国内価格を上回ってしまうケースがほとんどなのです。

実際に、現地在住の方や多くの旅行者からの情報を見ても、「ベトナムはアジア諸国の中でも輸入関税率が高いため、ブランド品は日本より高額になる」という声が多く聞かれます。かつて「海外旅行=ブランド品が安い」というイメージがあった時代もありましたが、現在の状況は大きく異なると考えておくのがよさそうです。

したがって、ベトナムの街中にあるブティックでハイブランド品をお得に手に入れる、というのは少し難しいかもしれません。

ヴィトンの正規品は日本で購入が安い

ヴィトンの正規品は日本で購入が安い

世界中で愛されているルイ・ヴィトンですが、ベトナムでの購入を検討している場合は少し注意が必要です。前述の通り、ベトナムでは輸入品への関税が高いため、ヴィトンのバッグやお財布といったアイテムも、日本の直営店で購入するより割高になってしまいます。

例えば、日本からの旅行者が円をベトナムドンに両替して現地で購入し、それを改めて円に換算して考えると、最終的に日本で買うよりも多くの金額を支払うことになる可能性が高いのです。

もちろん、ホーチミンやハノイの高級ショッピングモールには、きらびやかなヴィトンの店舗があり、ウィンドウショッピングを楽しむだけでも特別な気分を味わえます。ただ、純粋に「安く買う」という目的であれば、ベトナムの路面店やデパート内のブティックは最適な選択肢とは言えないでしょう。

賢くお買い物をするためには、こうした現地の価格事情を事前に理解しておくことが大切になります。

シャネルの現地価格は日本と比べて割高

シャネルの現地価格は日本と比べて割高

エレガントなデザインで人気のシャネルも、ヴィトンと同様の理由から、ベトナム市内の店舗で購入すると日本より高価になることが一般的です。関税の影響は大きく、同じ商品であっても、日本円に換算すると価格に差が出てしまいます。

ただ、シャネルのようなブランドには、価格とは別の視点でのメリットが存在する場合もあります。それは、ベトナムの店舗で継続的に商品を購入することで、「VIP顧客」として認定される可能性がある、という点です。

VIPになると、限定イベントへの招待や特別なギフト、新作の優先的な案内といった特典を受けられることがあります。情報の真偽は定かではありませんが、一部では日本よりもVIP認定の基準が比較的緩やかではないか、という声も聞かれます。

とはいえ、これはあくまでも長期的に多額の購入を続けるヘビーユーザー向けの話です。一度の旅行で少しお得に購入したい、という目的には合わないため、価格を重視するならば、やはりベトナム市内の店舗での購入は慎重に判断するのがよさそうです。

ロエベやカルティエも関税で高くなる

ロエベやカルティエも関税で高くなる

モダンなデザインでファンが多いロエベや、世界的なジュエリーブランドであるカルティエも、残念ながら例外ではありません。これらのヨーロッパブランドも輸入品であるため、ベトナム国内では高い関税が課せられています。

そのため、バッグや革小物、時計やアクセサリーなどを市内の正規店で購入しようとすると、日本で買うよりも割高になってしまいます。「せっかくの海外旅行だから」という気持ちでついお財布の紐が緩みがちですが、冷静に価格を比較すると、お得感はほとんどないと言えるでしょう。

特に高級時計やジュエリーのような高額なアイテムほど、関税率による価格の上乗せも大きくなる傾向にあります。ベトナムの美しい街並みの中でショッピングを楽しむのは素敵ですが、価格面でのメリットを期待してこれらのブランド店を訪れるのは、避けた方が賢明かもしれません。

お得なのは空港の免税店での購入

お得なのは空港の免税店での購入

では、ベトナム旅行でブランド品を少しでもお得に手に入れる方法はないのでしょうか。答えは、あります。最も賢い選択肢は、「空港の出国後エリアにある免税店」を利用することです。

日本の空港(成田、羽田、関空など)の出国審査を終えた先にある免税エリアでは、消費税や関税がかからないため、市中の店舗よりも安く商品を購入できます。これは、ベトナムの空港免税店でも同様です。

市内免税店と空港免税店の違い

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比較項目空港免税店(出国後エリア)市内免税店(百貨店など)
価格消費税・関税などが完全に免除免税価格から手数料が引かれる場合がある
品揃え限定品やトラベルセットが充実在庫が豊富で限定カラーなどが見つかりやすい
メリット最もお得に購入できる可能性が高いゆっくりと商品を選べる
デメリット品数が少ない、欠品のリスクがある空港より割高になることがある

特に、JALやANAといった航空会社のクレジットカードを持っている場合、機内販売で免税価格からさらに10%割引などの特典を受けられることも。これが最もお得なパターンとなる可能性もあります。

ただし、空港免税店は市内の店舗に比べて品揃えが限られる、日本限定カラーなどは置いていない、といったデメリットも存在します。欲しいアイテムが明確に決まっている場合は、事前にオンラインで在庫を確認したり、予約サービスを利用したりするのがおすすめです。

ベトナムで買うと安いブランド以外の買い物術

ベトナムで買うと安いブランド以外の買い物術
  • 市場に多いブランドコピー品のリスク
  • 人気のベトナム産チョコレートやコーヒー
  • ベトナムでしか買えないお土産の数々
  • オーガニックコスメも実は狙い目
  • ベトナム限定デザインのファッション

市場に多いブランドコピー品のリスク

市場に多いブランドコピー品のリスク

ベトナムの市場を歩いていると、驚くほど安い価格で有名ブランドのロゴが入ったバッグやTシャツが売られているのを目にすることがあります。しかし、これらはほぼ100%が「ブランドコピー品」であり、購入には大きなリスクが伴うことを知っておかなければなりません。

まず、最も大きなリスクは法律的な問題です。ブランドの商標権を侵害するコピー品は、製造や販売はもちろん、購入して日本へ持ち込むことも法律で禁止されています。税関で見つかった場合は没収されるだけでなく、悪質なケースと判断されれば罰則の対象となる可能性もゼロではありません。

また、品質面でも大きな問題があります。一見すると本物のように見えても、縫製が雑だったり、すぐに壊れたり、生地の色が褪せたりと、安かろう悪かろうの典型です。大切なお土産として誰かに渡せるような品質ではありません。

市場の活気を楽しむのはベトナム旅行の醍醐味の一つですが、甘い誘惑には乗らないようにしましょう。「安いから」という理由で安易にコピー品に手を出すと、後で後悔することになりかねません。

人気のベトナム産チョコレートやコーヒー

人気のベトナム産チョコレートやコーヒー

欧米のハイブランドがお得に買えないなら、ベトナムでのショッピングは楽しめないのでしょうか?いいえ、そんなことは全くありません。視点を「ベトナム産」の優れたアイテムに向けることで、ショッピングの楽しさは何倍にも広がります。

その代表格が、チョコレートとコーヒーです。

実はベトナムは質の高いカカオ豆の産地であり、近年、世界的に評価されるチョコレートブランドが次々と誕生しています。「MAISON MAROU(メゾン・マルゥ)」のように、産地ごとのカカオ豆の個性を活かした「ビーントゥバー」のチョコレートは、洗練されたパッケージもお洒落で、お土産にすれば喜ばれること間違いありません。

また、ベトナムコーヒーも有名です。フランス統治時代から続く独自のコーヒー文化があり、濃厚でコク深い味わいが特徴のロブスタ種が主流。スーパーに行けば様々なメーカーのコーヒーが手頃な価格で手に入りますし、「PHUC LONG(フックロン)」のような人気カフェチェーンでは、オリジナルの蓮茶(ロータスティー)も購入できます。これらは、ベトナムらしさを感じられる素敵なお土産になりますよ。

ベトナムでしか買えないお土産の数々

ベトナムでしか買えないお土産の数々

ベトナムの魅力は、チョコレートやコーヒーだけにとどまりません。手仕事の温もりが感じられる雑貨や、ユニークな食品など、ここでしか手に入らないお土産がたくさんあります。

温かみのある伝統工芸品

北部の「バッチャン焼き」や南部の「ソンベ焼き」といった陶器は、素朴な絵付けと優しい色合いが魅力です。日本の食卓にも馴染みやすいデザインが多く、お皿や小鉢など、日常で使えるアイテムがお手頃な価格で見つかります。また、水牛の角を使ったアクセサリーや、竹で編まれたカゴバッグ、手刺繍が施された巾着袋なども、一つひとつ表情が異なり、選ぶ時間も楽しいものです。

ばらまきに最適な食品

お菓子類では、素朴な甘さのココナッツクッキーや、近年人気が高まっている「スターキッチン」のバインミーラスクなどがおすすめです。また、ベトナム料理に欠かせないライスペーパーや、エビのラー油「サテトム」、ライム塩といった調味料は、料理好きな友人へのお土産にぴったり。かさばらず、価格も手頃なのが嬉しいポイントです。

オーガニックコスメも実は狙い目

オーガニックコスメも実は狙い目

美容に関心が高い方なら、ベトナム産のオーガニックコスメをチェックしてみてはいかがでしょうか。実はベトナムには、自然由来の成分にこだわった、質の高いコスメブランドがいくつも存在します。

例えば、ヴィーガン認証を取得している「Cocoon(コクーン)」は、カボチャや冬瓜といったユニークな素材を使ったスキンケアやヘアケア製品が人気です。現地ではドラッグストアなどで手軽に購入でき、日本で買うよりもずっと安価です。

また、日本人オーナーが手がける「Taran.(タラン)」は、”奇跡の万能オイル”とも呼ばれるタマヌオイルが有名。肌の悩みにマルチに働きかけると、ベトナム在住の日本人の間でも絶大な支持を得ています。

これらのコスメは、日本ではまだあまり知られていないものが多く、希少性も魅力の一つ。自分用にはもちろん、美容好きな友人へのお土産としても、きっと喜ばれるはずです。

ベトナム限定デザインのファッション

ベトナム限定デザインのファッション

「せっかくだから、ファッションアイテムも欲しい」という方には、ベトナムでしか手に入らない限定デザインの商品がおすすめです。

意外なところでは、「ユニクロ」や「無印良品」が狙い目。ユニクロでは、ベトナムの日常風景や文化をモチーフにしたグラフィックTシャツ(UT)が特定の店舗で販売されています。また、無印良品では、シンプルなトートバッグにベトナムらしい柄を刺繍してくれるサービスがあり、オリジナルのお土産として大変人気があります。

もう少しローカルなブランドに目を向ければ、「TiredCity」や「Ginko」といった、ベトナムの若手デザイナーが手がけるファッションブランドも面白いでしょう。ベトナムの街並みや文化をお洒落にデザインしたTシャツやバッグは、他の人とはちょっと違う、センスの光る一品になります。

高級ブランドを追いかけるのではなく、こうした現地ならではのファッションアイテムを探すのも、ベトナムショッピングの醍醐味と言えます。

総括:ベトナムで買うと安いブランドとは

  • 欧米のハイブランドはベトナム市内で安くはならない
  • 高額な輸入品には高い関税が課されるのが主な理由
  • ヴィトンやシャネルなどの高級ブランドは日本での購入を推奨
  • ブランド品を最もお得に買う方法は日本の空港免税店
  • 航空会社のカード利用で機内販売がさらに割引になることも
  • ベトナムの市場で見かけるブランド品はコピー品の可能性が高い
  • ブランドコピーの購入や日本への持ち込みは法律で禁止されている
  • ショッピングの視点を「ベトナム産」のアイテムに向けるのが鍵
  • メゾン・マルゥなど高品質なベトナム産チョコレートが人気
  • ベトナムコーヒーや蓮茶は手頃でばらまき土産に最適
  • バッチャン焼きなどの伝統工芸品は温かみがあり喜ばれる
  • Cocoonなど現地のオーガニックコスメは安くて高品質
  • ユニクロや無印良品ではベトナム限定アイテムが手に入る
  • ベトナム市内の買い物で免税手続きが可能な場合もある
  • ハイブランド探しよりも現地ならではの価値ある発見を楽しむ
筆者

ベトナム観光の前に確認するべき、現地で役立つ情報をお伝えします!

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