シンガポール旅行のハイライトとして、きらびやかなカジノ体験に憧れている方も多いのではないでしょうか。
ただ、実際に訪れるとなると、カジノの場所や営業時間はもちろん、気になるドレスコードといった服装のルールや入場できる年齢の制限について、分からないことだらけで少し不安になりますよね。
一体どのくらいの予算があれば楽しめるのか、どんなレートのゲームがあるのか、初心者向けのゲームでおすすめはあるのか、さらには本格的なポーカーは現在プレイできるのか、など疑問は尽きません。
運が良ければ大勝ちも夢ではないかもしれませんが、失敗や後悔をしないためにも、事前にしっかりと情報を集めておきたいものです。

この記事では、あなたの気になるポイントを一つひとつ丁寧に解説していきます。
- カジノの入場に必要な基本ルール(服装・年齢・持ち物など)
- 初心者でも楽しめるゲームの種類とそれぞれの予算感
- 2大カジノ(マリーナベイ・サンズとRWS)の場所と特徴
- 大勝ちした際の税金やポーカーの最新情報
初めてのシンガポールカジノ!入場前の注意点


- カジノの場所は2か所!アクセス方法も解説
- カジノの営業時間は24時間年中無休
- 入場可能な年齢は満21歳以上
- ドレスコードの服装と持ち物注意点
- 2024年現在のカジノの基本ルール
カジノの場所は2か所!アクセス方法も解説


シンガポールで政府公認のカジノが楽しめるのは、2つの統合型リゾート(IR)内にあります。それぞれの場所と特徴を知って、あなたに合ったカジノを選んでみてくださいね。
マリーナベイ・サンズ(Marina Bay Sands)
シンガポールの象徴的なランドマークとしても有名な「マリーナベイ・サンズ」内にあるカジノです。近未来的な建物の地下に広がる空間は、まさに豪華絢爛。初めてカジノを体験する方や、都会的な雰囲気を楽しみたい方に特におすすめできます。
アクセスも非常に便利で、MRT(地下鉄)のベイフロント駅に直結しているため、観光のついでにも気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。
リゾート・ワールド・セントーサ(Resorts World Sentosa)
セントーサ島にある、もう一つの巨大リゾート施設「リゾート・ワールド・セントーサ」にもカジノがあります。こちらはユニバーサル・スタジオ・シンガポールや水族館などが集まるリゾートエリアに位置しており、より開放的でレジャー感あふれる雰囲気が特徴です。
市内からはタクシーやバス、またはセントーサ・エクスプレスというモノレールを利用してアクセスします。リゾート気分を満喫しながらカジノを楽しみたい方には、こちらがぴったりかもしれません。
カジノの営業時間は24時間年中無休


シンガポールのカジノは、基本的に24時間、年中無休で営業しています。このため、あなたの旅のスケジュールに合わせて、好きな時間に訪れることが可能です。
例えば、深夜便で到着した日の夜に少しだけ雰囲気を味わったり、観光プランの合間に立ち寄ったりと、柔軟に計画を立てられます。
ただし、特別なイベントや政府の指示など、ごく稀なケースで営業時間が変更になる可能性もゼロではありません。もし心配な場合は、訪問前に公式サイトで最新の情報を確認しておくと、より安心できるでしょう。
入場可能な年齢は満21歳以上


シンガポールのカジノに入場するには、年齢制限が厳格に定められています。入場できるのは、満21歳以上の方のみです。
入口ではパスポートの提示を求められ、厳密な年齢確認が行われます。この年齢は、誕生日を迎えてからの「満年齢」で判断されるため、日本で一般的な数え年とは異なります。たとえ21歳になる年であっても、誕生日が来ていなければ入場はできませんので、くれぐれも注意してください。
もし21歳未満の方が入場したことが発覚した場合、本人に1,000シンガポールドル以下の罰金が科される可能性があります。もちろん、21歳未満の子供を連れての入場もできませんので、ご家族で訪れる際は、お子様をカジノ以外の場所で待たせるなどの配慮が必要になります。
ドレスコードの服装と持ち物注意点


カジノと聞くと、ドレスやタキシードといったフォーマルな服装をイメージするかもしれませんが、シンガポールのカジノはもう少し気軽に楽しめます。
服装について
基本的には「スマートカジュアル」が推奨されています。男性であればTシャツやポロシャツにジーンズやチノパン、女性であればワンピースやブラウスにパンツやスカートといった服装で問題なく入場できます。
ただし、カジュアルすぎると判断される服装は入場を断られる可能性があります。具体的には、ショートパンツ、ビーチサンダルやスリッパ、タンクトップ(特に男性)などは避けた方が無難です。また、安全上の理由から、サングラスや帽子など、顔を隠すアイテムは入場時に外すよう求められます。
ちなみに、カジノ内は冷房がかなり効いていて肌寒く感じることが多いです。薄手のカーディガンやジャケットなど、軽く羽織れるものを一枚持っていくと、快適に過ごせるのでおすすめですよ。
持ち物について
大きなスーツケースやバックパックなどは、カジノ内に持ち込むことができません。入口付近に無料のクローク(手荷物預かり所)があるので、大きな荷物はそちらに預けましょう。パスポートや現金など、貴重品を入れるための小さめのバッグがあると便利です。
また、最も大切な注意点として、カジノフロア内での写真やビデオの撮影は一切禁止されています。思い出に残したい気持ちは分かりますが、カメラやスマートフォンでの撮影は絶対にやめましょう。
2025年現在のカジノの基本ルール


シンガポールのカジノを安心して楽しむために、現在適用されている基本的なルールをいくつか押さえておきましょう。
まず、外国人観光客はパスポートを提示することで、入場料が無料になります。シンガポール国民や永住者は入場税が必要なので、これは観光客にとって大きなメリットと言えます。
前述の通り、入場時にはパスポートの原本が必須であり、コピーでは認められません。ホテルに置き忘れず、必ず携帯してください。
カジノ内では、無料で提供されるドリンクサービスがあります。ソフトドリンクやコーヒー、紅茶などを自由に飲むことができますので、ゲームの合間の休憩に活用するのも良いでしょう。
また、多くのカジノでは無料のWi-Fiが提供されていますが、スマートフォンはマナーモードに設定し、通話は指定されたエリアで行うのがマナーです。
これらのルールを守ることで、あなたも周りのプレイヤーも、気持ちよく特別な時間を過ごせるはずです。
シンガポールカジノで遊べるゲームと予算


- 初心者におすすめのゲームは?
- ポーカーはRWSカジノ限定でプレイ可能
- ギャンブルに使う予算はいくらが目安?
- ゲーム毎の最低レートと賭け金
- 大勝ちした際の税金と注意点
初心者におすすめのゲームは?


初めてのカジノでは、どのゲームで遊べば良いか迷ってしまいますよね。ここでは、ルールが比較的シンプルで、初心者の方でも直感的に楽しめるおすすめのゲームを3つ紹介します。
スロットマシン
カジノの定番中の定番、スロットマシンは最も手軽に始められるゲームです。難しいルールはなく、お金やチケットを入れてボタンを押すだけ。運が良ければ少額の投資で大きな当たりが出ることもあり、誰でも気軽に楽しむことができます。機種によって様々なテーマや演出があるので、見ているだけでも飽きないかもしれません。
ルーレット
ディーラーが回転盤(ホイール)に投げ入れたボールが、どの数字のポケットに落ちるかを予想するゲームです。数字に直接賭けるだけでなく、「赤か黒か」「奇数か偶数か」といったシンプルな賭け方もできるため、初心者の方でもすぐにルールを理解できます。ボールがどこに落ちるか、固唾をのんで見守るドキドキ感がたまりません。
バカラ
「プレイヤー」と「バンカー」のどちらが勝つかを予想する、非常にシンプルなカードゲームです。ルールを知らなくても「どちらが勝つか」に賭けるだけで参加できるため、実は初心者にも優しいゲームなのです。ゲームの展開が速いので、短時間でカジノの雰囲気を味わいたい方にも向いています。
ポーカーはRWSカジノ限定でプレイ可能


戦略性が高く、世界中で人気のポーカーですが、シンガポールでプレイしたい場合は注意が必要です。現在、キャッシュゲームのポーカールームが設置されているのは「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」のカジノのみとなっています。マリーナベイ・サンズのカジノには、ポーカールームはありません。
RWSのポーカールームは、カジノフロアの奥にロープで区切られた専用エリアとして存在します。レートは10シンガポールドル-20シンガポールドルが最低レートとなっており、他の国のカジノと比較すると少し高めの設定かもしれません。
また、いくつか独自のルールがあります。例えば、プレイエリア内ではスマートフォンを操作することが固く禁じられています。スマホを触りたい場合は、一度エリアの外に出る必要があります。
プレイヤー層は日本人や中国人などの観光客が中心で、和やかな雰囲気でプレイできることが多いようです。本格的なポーカーを楽しみたい方は、RWSを目指すと良いでしょう。
ギャンブルに使う予算はいくらが目安?


カジノで遊ぶ上で最も気になるのが、予算をいくらに設定すれば良いか、という点ではないでしょうか。
大切な心構えは、「この金額がなくなっても旅行の楽しい思い出として割り切れる」範囲で遊ぶことです。
具体的な目安としては、もしスロットマシンを中心に気軽に楽しみたいのであれば、100シンガポールドル(日本円で約1万円強)もあれば、十分に遊ぶことができるでしょう。
一方で、ルーレットやバカラといったテーブルゲームにも挑戦してみたい場合は、少し多めに300シンガポールドル(日本円で約3万5千円)以上を用意しておくと、ある程度の時間、余裕を持ってゲームに参加できます。
いくら使うかを事前に決めておき、その範囲内で楽しむことが、カジノで後悔しないための最大のコツと言えます。
ゲーム毎の最低レートと賭け金


実際にゲームを始める前に、どれくらいの金額から賭けることができるのか(最低賭け金)を知っておくと、予算計画が立てやすくなります。最低賭け金はゲームの種類やテーブルによって異なります。
以下に、一般的な最低賭け金の目安をまとめましたので、参考にしてください。
ゲームの種類 | 最低賭け金の目安(シンガポールドル) |
スロットマシン | S$0.01~ |
電子ルーレット | S$5~ |
シックボー | S$25~ |
バカラ | S$25~S$50~ |
ブラックジャック | S$25~S$50~ |
ルーレット(ディーラー有り) | S$25~ |
※上記はあくまで目安です。カジノやテーブル、時間帯によって変動する場合があります。
スロットマシンは1セントから遊べる台もありますが、賭け金を増やすと当たりやすくなる(当たりと判定されるラインが増える)仕組みになっていることが多いです。テーブルゲームは、空いている席を見つけたら、テーブルに表示されている最低賭け金額を確認してから座るようにしましょう。
大勝ちした際の税金と注意点


もし運よくカジノで大勝ちした場合、その賞金について気になるのが税金の問題です。
シンガポール国内においては、カジノで得た勝ち金に対して税金はかかりません。賞金は全額、そのまま受け取ることができます。
しかし、日本に居住している場合は話が別です。日本に帰国した後、カジノでの勝ち金は日本の税法上「一時所得」と見なされ、課税対象になる可能性があります。
一時所得には年間50万円の特別控除があり、勝ち金の合計から賭け金を引いた利益が50万円を超えた場合に、確定申告が必要になります。
例えば、年間で100万円の利益が出た場合、50万円を引いた残りの50万円が課税対象となります。
このルールを知らないと、後から追徴課税を求められることにもなりかねません。高額の勝ち金を手にした場合は、必ず日本の税金のルールについて確認し、適切に手続きを行うようにしてください。
充実したシンガポールカジノを楽しもう
この記事では、シンガポールのカジノを楽しむための様々な情報をお届けしました。最後に、大切なポイントをまとめておさらいしましょう。
- シンガポールの政府公認カジノは2か所ある
- マリーナベイ・サンズはアクセスが良く初心者向け
- リゾート・ワールド・セントーサはリゾート感満載
- ポーカーができるのはリゾート・ワールド・セントーサのみ
- 外国人はパスポート提示で入場無料
- 入場は満21歳からなので年齢確認に注意
- 服装はスマートカジュアルが基本
- 短パンやサンダルは入場できない場合がある
- 冷房対策に羽織るものがあると快適
- 大きな荷物は入口のクロークに預ける
- カジノ内の写真やビデオ撮影は厳しく禁止されている
- ドリンクは無料で提供されるサービスがある
- 予算はスロット中心なら1万円程度から楽しめる
- テーブルゲームは3万円以上の予算があると安心
- 大勝ちした場合は日本での税金(一時所得)に注意が必要



シンガポール観光の前に確認するべき、現地で役立つ情報をお伝えします!
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