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筑波山登山はきつい?コース難易度と服装を解説

「筑波山は初心者向けの山」と聞いて計画を立ててみたものの、「筑波山登山はきつい」という声もあって、本当のところが気になっていませんか?

確かに、日本百名山の中では標高が低い筑波山ですが、選ぶコースによっては想像以上の厳しさに驚くことがあります。

特に、インターネットで目にする白雲橋コースはきついという評判や、実際の難易度ランキングがどうなっているのか、気になりますよね。

また、日帰りで楽しむためには、どの登山コースの地図を頼りにすれば良いのか、初心者コースはどれか、子供と一緒でも大丈夫なルートはあるのか、といった具体的な情報も必要です。

さらに、白雲橋コースは初心者にとってどれほどの挑戦になるのか、季節ごとの服装はどうすれば良いのか、失敗や後悔をしないために知っておきたいことはたくさんあるはずです。

この記事では、そんなあなたの疑問や不安に一つひとつお答えしていきます。

筑波山の本当の姿を理解し、あなたにぴったりの登山プランを立てるための情報を詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むとわかること
  • 筑波山が「きつい」と言われる具体的な理由
  • コースごとの客観的な難易度と初心者へのおすすめルート
  • 季節や天候に応じた服装と必須の持ち物リスト
  • 体力に合わせて登山を楽しむための賢い計画の立て方
この記事を書いた人
筆者

こんにちは。hanaです。

職業は会社員で、日々の忙しさに追われながらも、旅行が大好きで週末の小旅行や長期休暇にはよく旅に出かけています。

がっかりした旅行体験や各国に行った時の生の経験談をお伝えすることで、自分にしかできない価値提供ができたらいいなと思います。

重要な情報については国交相総務省のHPを参考にすることで正確な情報発信を心がけています。

目次

筑波山登山がきついと言われる理由

筑波山登山がきついと言われる理由
  • 各登山コースの難易度ランキング
  • 白雲橋コースがきついと言われる訳
  • 白雲橋コースは初心者でも登れる?
  • 子供も安心な初心者コースの選び方
  • おすすめの初心者コースを紹介

各登山コースの難易度ランキング

各登山コースの難易度ランキング

筑波山の登山が「きつい」と感じるかどうかは、どのコースを選ぶかにかかっていると言っても過言ではありません。実は、筑波山には複数の登山道があり、それぞれで特徴や難易度が大きく異なります。そのため、ご自身の体力や経験に合ったコースを選ぶことが、登山を成功させるための最初の鍵となります。

主な登山コースの難易度を分かりやすく比較するために、以下の表にまとめてみました。

コース名難易度特徴こんな人におすすめ
白雲橋(しらくもばし)コース中級~奇岩・怪石が多く、岩場や鎖場を含む。距離が長く体力を要する。登山経験があり、冒険的なルートを楽しみたい方
御幸ヶ原(みゆきがはら)コース初級~中級ケーブルカー沿いを登る最短ルート。急な階段が続く。体力に自信があり、比較的短時間で登りたい初心者
おたつ石コース初級ロープウェイのつつじヶ丘駅が起点。白雲橋コースに合流する。ロープウェイを利用して、少しだけ登山気分を味わいたい方
迎場(むかえば)コース初級つつじヶ丘まで続く緩やかな林道。景色は単調。ハイキング感覚でのんびり歩きたい方

このように見ると、同じ筑波山でもコースによって全く違う顔を持っていることが分かりますね。

特に、白雲橋コースは他のコースに比べて明らかに難易度が高く設定されており、これが「筑波山はきつい」という評判につながっている主な理由と考えられます。

一方で、ロープウェイやケーブルカーを組み合わせれば、登山経験のない方でも山頂の景色を楽しめるのが筑波山の魅力です。

白雲橋コースがきついと言われる訳

白雲橋コースがきついと言われる訳

白雲橋コースが他のコースと比べてきついと言われるのには、はっきりとした理由がいくつかあります。このコースの最大の特徴は、ただ歩くだけでなく、変化に富んだ地形を乗り越えていく必要がある点です。

まず、登山道には大小さまざまな岩が連続して現れます。自分の歩幅でリズミカルに歩くことが難しく、足を高く持ち上げたり、岩から岩へとバランスを取りながら進んだりする場面が頻繁にあります。これが想像以上に太ももやふくらはぎの筋肉を使い、体力を消耗させるのです。

さらに、コースの途中には「弁慶七戻り(べんけいななもどり)」や「母の胎内くぐり(ははのたいないくぐり)」といった名前の付いた奇岩・怪石スポットが点在します。

これらの場所は、ただの景色ではなく、実際にその岩の間を通り抜けたり、鎖を使って登り下りしたりする必要があるアスレチックな区間です。特に弁慶七戻りは、頭上の岩が今にも落ちてきそうで、精神的な緊張感もあります。

雨が降った後などは、岩が滑りやすくなり危険度が格段に上がります。そのため、スニーカーのような軽装では足元が不安定になり、怪我のリスクも高まります。

こうした複合的な要因から、白雲橋コースは初心者にとって「きつい」と感じられる本格的な登山道となっているのです。

白雲橋コースは初心者でも登れる?

それでは、登山経験の少ない初心者が白雲橋コースに挑戦するのは無謀なのでしょうか。これについては、一概に「無理です」とは言えませんが、「十分な準備と覚悟が必要」というのが正直なところです。

このコースを登り切るためには、普段から運動をしている程度の基礎体力はあった方が良いでしょう。もし体力に自信がない場合は、登りだけで3時間以上かかる可能性も考慮し、時間に余裕を持った計画を立てることが大切になります。

挑戦するためのポイント

もし初心者のあなたが白雲橋コースに挑戦したいのであれば、以下の点を心に留めておくと良いかもしれません。

  1. 靴選びを慎重に: 最も大切なのは、滑りにくい登山靴を用意することです。足首を保護してくれるハイカットのものがより安心できます。
  2. 時間に余裕を持つ: 標準コースタイムを過信せず、休憩時間を多めに含んだゆとりのあるスケジュールを組みましょう。
  3. 天候を確認する: 前日や当日に雨が降った場合は、道のコンディションがかなり悪化します。初心者の方は、天候の良い日を選ぶのが賢明です。
  4. 下山ルートを考える: 体力を消耗することを考え、下りはケーブルカーを利用するという選択肢も持っておくと、心に余裕が生まれます。

これらの準備をしっかりと行えば、初心者の方でも白雲橋コースのユニークな魅力を安全に楽しむことができるはずです。ただし、少しでも不安を感じるなら、まずは他のコースで経験を積むことをお勧めします。

子供も安心な初心者コースの選び方

お子様と一緒に筑波山の自然を楽しみたいと考える場合、コース選びは大人だけの登山以上に慎重に行う必要があります。白雲橋コースのような岩場が多いルートは、子供にとっては危険が伴うため避けた方が無難です。

子供連れの登山で最もおすすめなのは、ケーブルカーやロープウェイを積極的に活用する方法です。例えば、筑波山神社近くの宮脇駅からケーブルカーに乗れば、わずか8分で山頂近くの御幸ヶ原に到着します。

御幸ヶ原は広場になっており、お店もあって休憩しやすいので、ここを拠点に行動するのが良いでしょう。

御幸ヶ原から男体山山頂までは比較的緩やかな自然研究路を歩いて約15分、女体山山頂へも約15分でアクセス可能です。この区間であれば、小さなお子様でも自分の足で歩く楽しみを味わえます。

山の上の新鮮な空気を吸いながらお弁当を食べたり、景色を眺めたりするだけでも、子供にとっては素晴らしい体験となるはずです。

登山そのものを体験させたい場合は、ロープウェイつつじヶ丘駅を起点とする「おたつ石コース」の一部を歩いてみるのも一つの手です。無理のない範囲で計画を立て、子供が「登山は楽しい」と感じられるような思い出作りを優先させてあげてくださいね。

おすすめの初心者コースを紹介

ここまで読んで、「やっぱり白雲橋コースは少し不安…」と感じた初心者の方に、最もおすすめしたいのが「御幸ヶ原(みゆきがはら)コース」です。このコースは、筑波山神社から山頂の御幸ヶ原までを結ぶ、筑波登山の中では最もポピュラーなルートの一つになります。

御幸ヶ原コースが初心者におすすめな理由は、道が比較的整備されており、白雲橋コースのような複雑な岩場が少ない点にあります。登山道はケーブルカーの線路に沿って続いており、時折すれ違うケーブルカーの姿は、登山の良いアクセントにもなります。

ただし、初心者向けとはいえ、決して楽な道のりではありません。コースの大半は急な坂道や木の根が張り出した階段状の登りが続きます。そのため、体力は必要ですし、汗もたくさんかきます。それでも、危険な箇所が少ないため、自分のペースで一歩一歩着実に登っていけば、初心者でも必ず山頂にたどり着けるでしょう。

登りは御幸ヶ原コースで頑張って、下りはケーブルカーで楽に下山するというプランは、初心者が筑波山の達成感を味わうのに最適な組み合わせと言えます。


筑波山登山をきついと感じないための準備

筑波山登山をきついと感じないための準備
  • 登山コースの地図でルートを把握
  • 日帰り登山の計画と持ち物リスト
  • 季節や天候に合わせた服装のポイント
  • ケーブルカーやロープウェイの活用
  • アクセス方法と駐車場の情報

登山コースの地図でルートを把握

登山を安全に楽しむためには、事前に地図でルートを把握しておくことがとても大切です。筑波山は観光地化されているとはいえ、一歩登山道に入れば道に迷う可能性はゼロではありません。

登山口の筑波山神社やケーブルカー乗り場などで配布されているハイキングマップは、必ず手に入れておきましょう。地図を見ながら、自分がこれから歩くコース、他のコースとの分岐点、山頂までの所要時間、トイレや休憩所の位置などを確認しておくだけで、心に大きな余裕が生まれます。

特に筑波山は、男体山と女体山の二つの山頂があり、その間を結ぶ御幸ヶ原や、ロープウェイ駅のあるつつじヶ丘など、いくつかの主要なポイントがあります。

これらの位置関係を頭に入れておくと、「今、自分は全体のどのあたりにいるのか」を常に意識しながら歩くことができ、ペース配分もしやすくなります。

最近ではスマートフォンの登山用アプリも非常に便利です。GPSで現在地を確認できるため、道迷いの防止に役立ちます。ただし、山の中ではバッテリーの消耗が早いこともあるので、紙の地図と併用するのが最も安心できる方法です。

日帰り登山の計画と持ち物リスト

日帰り登山の計画と持ち物リスト

筑波山は都心からのアクセスも良く、日帰り登山にぴったりの山です。しかし、油断は禁物。しっかりとした計画と準備が、きつい思いをせず、楽しい一日にするための秘訣です。

まず計画で大切なのは、早めの時間に出発することです。特に土日祝日は駐車場が混雑しやすいため、午前中の早い時間に到着することを目指しましょう。早めに登り始めれば、下山時間にも余裕が生まれ、焦らずに済みますし、下山後のお楽しみである温泉などもゆっくり満喫できます。

次に、持ち物です。日帰りだからと軽装で臨むのは避け、以下のリストを参考に、必要なものを準備してください。

基本的な持ち物

  • 登山靴(トレッキングシューズ): 足首を守り、滑りにくい靴底のもの。
  • リュックサック(ザック): 両手が自由になるように、荷物はリュックにまとめます。
  • レインウェア: 山の天気は変わりやすいです。防水透湿性のある上下セパレートタイプが理想です。
  • 水分: 夏場は1.5~2リットル、それ以外の季節でも1リットル以上を目安に。
  • 行動食: おにぎりやパンのほか、すぐにエネルギーになるチョコレートや飴、ナッツなど。
  • 地図とコンパス: スマートフォンアプリと併用すると安心。
  • タオル: 汗を拭くだけでなく、怪我をした際の応急処置にも使えます。
  • ゴミ袋: 自分で出したゴミは必ず持ち帰りましょう。
  • 健康保険証のコピー: 万が一の事態に備えて。

これらの準備を整えることで、安心して登山に集中でき、体力の消耗も抑えることができますよ。

季節や天候に合わせた服装のポイント

季節や天候に合わせた服装のポイント

登山の服装は、快適性と安全性を左右する非常に重要な要素です。筑波山は標高877mとそれほど高くはありませんが、平地との気温差は5℃ほどあります。また、風が吹くと体感温度はさらに下がるため、季節に合わせた適切な服装選びが求められます。

基本となるのは「重ね着(レイヤリング)」です。汗をかいたら脱ぎ、寒くなったら着る、というように体温調節ができるように、性質の異なる服を3層に重ねるのが基本の考え方です。

季節ごとの服装の目安

季節ベースレイヤー(肌着)ミドルレイヤー(中間着)アウターレイヤー(上着)
春・秋吸湿速乾性のある化繊のTシャツや長袖シャツフリースや薄手のダウンジャケット、山シャツなど風を防ぐウィンドブレーカーや、防水性のあるレインウェア
吸湿速乾性のある化繊のTシャツ(休憩時や天候悪化に備え)薄手の長袖シャツやウィンドブレーカーを持参レインウェア(急な雨と防風対策)
保温性と吸湿速乾性を兼ね備えたウールや化繊のアンダーウェアフリースや厚手のダウンジャケット防水・防風・透湿性に優れたハードシェルジャケット

特に注意したいのが、肌に直接触れるベースレイヤーです。綿(コットン)素材のTシャツは、汗を吸うと乾きにくく、気化熱で体温を奪ってしまいます(汗冷え)。

これが体力を消耗させる大きな原因になるため、ポリエステルなどの化学繊維でできた、速乾性の高いものを選んでください。これだけで、登山の快適さは格段に向上します。

ケーブルカーやロープウェイの活用

筑波山登山の大きな魅力の一つは、ケーブルカーとロープウェイという文明の利器が整備されていることです。これらを「登山なのに使うのは邪道」と考える必要は全くありません。むしろ、上手に活用することが、登山をより豊かで安全なものにしてくれます。

例えば、体力に自信のない方や、小さなお子様連れの場合、登りか下りのどちらか一方を乗り物にするだけで、負担は半分以下になります。

特に、登山で疲労がたまった状態での下山は、膝への負担が大きく、転倒のリスクも高まります。下りをケーブルカーやロープウェイに任せることで、怪我を防ぎ、余った体力で山頂の散策をゆっくり楽しむことができます。

また、「登りはきついと評判の白雲橋コースに挑戦し、帰りは楽々ケーブルカーで」といったように、自分の目的や体力に合わせて自由にプランを組み立てられるのも利点です。

筑波山の楽しみ方は一つではありません。これらの乗り物を計画に組み込むことで、無理なく、自分だけの特別な登山体験を作り出すことができるのです。

アクセス方法と駐車場の情報

筑波山へのアクセスは、公共交通機関と車の両方が利用可能です。ご自身の出発地や登山のスタイルに合わせて最適な方法を選びましょう。

電車とバスでのアクセス

つくばエクスプレス(TX)を利用し、「つくば駅」で下車するのが基本ルートです。つくば駅のバスターミナルからは、「筑波山シャトルバス」が運行しています。筑波山神社入口や、ロープウェイ乗り場のあるつつじヶ丘まで、乗り換えなしで行くことができ大変便利です。

また、TXでは「筑波山あるキップ」というお得な乗車券も販売されています。これは、出発駅からのTX往復乗車券と、筑波山シャトルバスの乗り放題がセットになったものです。電車とバスを利用する予定であれば、こちらを購入するのがおすすめです。

車でのアクセスと駐車場

車の場合、常磐自動車道の土浦北ICが最寄りのインターチェンジとなります。そこから約40分で筑波山周辺に到着します。

駐車場は、筑波山市営の駐車場が第1から第4まで整備されており、料金は普通車で1日500円です。筑波山神社に最も近いのは第3駐車場ですが、それでも神社まで10分から15分ほど歩きます。週末や紅葉シーズンは朝早くから満車になることも多いので、早めの到着を心がけましょう。

神社の周辺には、お土産屋さんなどが経営する民間の駐車場もいくつかあります。料金は市営よりも少し高い場合がありますが、より登山口に近い場所に停められるメリットがあります。

まとめ:筑波山登山はきついのか

ここまで筑波山登山の様々な側面について解説してきましたが、最後にこの記事の要点をまとめておきましょう。

  • 筑波山登山がきついかは選ぶコース次第
  • 白雲橋コースは岩場や急登が多く中級者向け
  • 初心者には御幸ヶ原コースがおすすめ
  • 子供連れはケーブルカーやロープウェイの活用が安心
  • 登山計画は時間に余裕を持つことが大切
  • 服装の基本は乾きやすい素材での重ね着
  • 綿のTシャツは汗冷えの原因になるため避ける
  • 靴は滑りにくい登山靴が必須
  • 地図を手に入れてルートを事前に確認
  • 水分と行動食は必ず持参する
  • 公共交通機関なら「筑波山あるキップ」がお得
  • 車の場合は市営駐車場が利用可能
  • 週末の駐車場は早めに満車になる傾向
  • 下山時に乗り物を使うのも賢い選択
  • 準備を万全にすれば初心者でも安全に楽しめる
筆者

茨城旅行に行く前に知りたい情報を記事にまとめてあります!ぜひ見ていってください。

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