レンソイスのがっかり旅行を回避!ベストシーズンと絶景の条件とは

「レンソイス」と聞いて、真っ白な砂丘にエメラルドグリーンの湖が点在する、まるで天国のような景色を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。しかし、インターネットで調べてみると、「レンソイス がっかり」という少し心配になるキーワードも目にすることがあります。

せっかく地球の裏側にあるブラジルまで行くのに、期待外れだったらどうしよう…と不安になりますよね。実は、レンソイス・マラニャンセス国立公園の素晴らしいレビューの裏には、ウユニ塩湖のがっかり体験談と同じように、訪問のタイミングや準備に関するいくつかの落とし穴があるのです。

この記事では、レンソイスへの旅行で失敗や後悔をしないために、なぜがっかりしたという感想が出てしまうのか、その理由を解き明かします。

具体的には、絶景が見られるベストシーズンや、注意が必要な9月の状況、さらには現地ツアーの選び方や大変な行き方まで、詳しく解説していきます。

また、「レンソイス」とはどういう意味ですか?といった素朴な疑問から、レンソイス砂漠はなぜできたのか?、雨季にだけ現れる魚はなぜ?という不思議、そして2024年に決定した世界遺産登録の背景まで、旅行前に知っておきたい情報を網羅しました。この記事を読めば、あなたのブラジル観光が最高の思い出になるはずです。

この記事を読むとわかること
  • レンソイスで「がっかり」する具体的な理由がわかる
  • 絶景に出会うためのベストシーズンと注意点が理解できる
  • 個人旅行やツアーで失敗しないためのポイントが明確になる
  • レンソイスの成り立ちや不思議に関する知識が深まる
この記事を書いた人
筆者

こんにちは。hanaです。

職業は会社員で、日々の忙しさに追われながらも、旅行が大好きで週末の小旅行や長期休暇にはよく旅に出かけています。

がっかりした旅行体験や各国に行った時の生の経験談をお伝えすることで、自分にしかできない価値提供ができたらいいなと思います。

重要な情報については国交相総務省のHPを参考にすることで正確な情報発信を心がけています。

レンソイスでがっかりする旅行にしないために

レンソイスでがっかりする旅行にしないために

ここでは、多くの旅行者が「思っていたのと違った…」と感じてしまう具体的な理由と、それを避けるためのポイントを解説します。事前に知っておくことで、期待値を正しく設定し、最高の体験をする準備ができますよ。

  • ベストシーズンを逃すと絶景は見られない
  • 9月は水が少ない?時期による景色の違い
  • ウユニ塩湖のがっかり体験談との比較
  • 満足度を左右する現地ツアーの選び方
  • 拠点までのアクセスと大変な行き方
  • 人気ブラジル観光地としての魅力と注意点

ベストシーズンを逃すと絶景は見られない

レンソイス・マラニャンセス国立公園の旅で最も大切なのは、訪問時期、つまりベストシーズンを正確に把握することです。なぜなら、この国立公園の最大の特徴である「白い砂丘とエメラルドグリーンの湖」のコントラストは、一年中見られるわけではないからなのです。

この幻想的な風景は、雨季に降った大量の雨が砂丘のくぼ地に溜まることで生まれます。雨季はだいたい1月から6月頃まで続きます。この期間に溜まった水が、最も美しく輝くのが、雨季が明けた直後の6月下旬から8月にかけて。この時期が、一般的に「ベストシーズン」と呼ばれています。

逆に、乾季である10月から12月にかけて訪れると、湖の水はほとんど、あるいは完全に干上がってしまっています。その結果、目の前に広がるのは広大な白い砂丘のみとなり、「写真で見た湖はどこ?」という、がっかりした結果につながりかねません。

このように、レンソイスの魅力は雨季の雨量に大きく左右されるため、旅行を計画する際は、まずこのシーズンを意識することが何よりも鍵となります。

レンソイスの季節ごとの特徴

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時期季節湖の状態特徴
1月~6月雨季徐々に満水に湖が形成される時期。雨が多く、観光には不向きな日もある。
6月~9月乾季(初期)満水~減水期ベストシーズン。晴天率が高く、最も美しい湖が見られる。
10月~12月乾季(後期)ほぼ干上がる湖はほとんどなくなり、白い砂丘のみの景観となる。

9月は水が少ない?時期による景色の違い

9月は水が少ない?時期による景色の違い

ベストシーズンとされる6月から9月ですが、その中でも特に9月に旅行を計画している場合は、少し注意が必要です。9月は乾季の後半にあたり、湖の水が減り始めている、あるいはかなり少なくなっている可能性があるのです。

実際に旅行者の体験談を見てみると、「9月に行ったら、期待していたよりも水が少なかった」「湖が干上がって黒っぽくなっている場所もあった」という声が見られます。もちろん、これはその年の雨季の降水量によって大きく変動します。雨が多かった年の9月であれば、まだ美しい湖が残っていることも十分に考えられます。

ただ、万全を期して「絶対にあの絶景を見たい!」と考えるのであれば、7月や8月に訪れる方が確実性は高いと言えそうです。もし日程の都合で9月に行く場合は、「水が少なめかもしれない」という可能性を少しだけ頭の片隅に置いておくと、現地での感動がより深まるかもしれませんね。

この世のものとは思えない美しさ
砂浜は、まるで小麦粉のような細かさ。
湖の中には小さな魚が沢山泳いでいました。
サンパウロから飛行機でサンルイスまで飛び
そこからバスを乗り継ぎ到達しました。
ポルトガル語ができれば、湖までのツアーを破格値にまけてもらえます。
2008年の5月に訪れました。
雨季でないと湖が出現しないので、訪れる時期は要注意ですよ!

ウユニ塩湖のがっかり体験談との比較

「絶景のはずが、がっかり…」という体験談は、南米のもう一つの有名絶景スポット、ボリビアのウユニ塩湖でも時々聞かれます。この二つの「がっかり」には、似ているようで少し違う点があります。

ウユニ塩湖でのがっかりは、主に「鏡張りの景色が見られなかった」というものです。雨季に訪れても、風が強かったり、水が多すぎたり少なすぎたりすると、あの有名な天空の鏡は現れません。ただ、それでも塩の大地そのものの雄大な景色は楽しめます。

一方、レンソイスのがっかりは、より深刻かもしれません。タイミングを外すと、絶景の主要な構成要素である「湖」が完全に存在しない可能性があるからです。湖のないレンソイスは、単なる「白い砂丘」であり、写真で見ていたイメージとのギャップが非常に大きくなってしまいます。

どちらの絶景も、自然現象が相手であるため、100%の保証はありません。しかし、ウユニ塩湖以上に、レンソイスは「湖があるかないか」という大きな違いがあるため、シーズン選びの重要性がより高いと考えられます。

満足度を左右する現地ツアーの選び方

レンソイス国立公園は個人で自由に入れる場所ではないため、観光の拠点となる町「バヘリーニャス」から出発する現地ツアーに参加するのが一般的です。そして、このツアーの選択が、旅の満足度を大きく左右するポイントになります。

多くの旅行者が利用するのが、4WD車に乗って公園を訪れる半日ツアーです。これには日中に湖で泳ぐツアーや、夕日を鑑賞するサンセットツアーなどがあります。これらのツアーは手軽ですが、中には「移動時間が長く、滞在時間が短かった」「レストランの値段が高すぎた」といった不満の声も聞かれます。

セスナ遊覧飛行の価値

もう一つ、ぜひ検討したいのがセスナ機による遊覧飛行です。地上から見る景色も素晴らしいですが、レンソイスの真の姿、つまり「どこまでも続く白いシーツのような砂丘に、無数の湖が点在する」という全景は、空からでないと見ることができません。料金はかかりますが、その価値は十分にあるというレビューが非常に多いです。

団体ツアーで訪問。
セスナで上空からと、ボートでマングローブを楽しみながらと、四駆で陸からと、アプローチを変えての景色を楽しんだ。素晴らしい景色。死ぬまでに訪れたいと思っていたので嬉しい。美しい真っ白な砂、ラグーンで泳いだり、崖を転がったり、夕陽を見たり。素敵な思い出。ありがとうございました。橋を渡る時のタピオカのクレープが美味しかった。

ツアー選びの注意点

ツアー会社によっては、英語が通じない、急な予定変更があるなど、サービスの質にばらつきがあるようです。可能であれば、事前に宿泊先のホテルなどを通じて、信頼できるツアー会社を予約しておくのが安心かもしれません。

拠点までのアクセスと大変な行き方

レンソイスが「秘境」と呼ばれる理由の一つに、そのアクセスの大変さがあります。日本から行く場合、乗り継ぎを含めて30時間以上かかることも珍しくありません。

一般的なルートは以下の通りです。

  1. 国際線でブラジルへ: まず、飛行機でブラジルの主要都市(サンパウロなど)へ向かいます。
  2. 国内線でサンルイスへ: そこから国内線に乗り継ぎ、レンソイスへの玄関口となる世界遺産の街「サンルイス」へ移動します。
  3. 陸路でバヘリーニャスへ: サンルイスからは、バスや乗り合いバンで約4時間から5時間かけて、ツアーの拠点となる町「バヘリーニャス」へ向かいます。
  4. 4WDで国立公園へ: バヘリーニャスから、ようやくツアーの4WD車に乗り換え、約1時間ほどの悪路を進んで国立公園に到着します。

特に、バヘリーニャスから公園までの道は、川をフェリーで渡ったり、水たまりや砂地を激しく揺られながら進んだりするため、「リアルなアトラクションのようだった」という感想を持つ人もいるほどです。この長い移動時間と、決して快適とは言えない道のりも、訪れる前の覚悟として知っておくと良いでしょう。

人気ブラジル観光地としての魅力と注意点

ブラジルには、イグアスの滝やリオデジャネイロのキリスト像、アマゾン川など、世界的に有名な観光地がたくさんあります。その中でレンソイスは、近年急速に知名度を上げていますが、他の観光地とは少し異なる魅力と注意点を持っています。

魅力は、何と言ってもその唯一無二の景観と、まだ観光地化されすぎていない素朴な雰囲気にあります。手つかずの自然の中で、静かに絶景と向き合える時間は、他では得がたい貴重な体験となるはずです。

一方で注意点としては、前述の通りアクセスの不便さが挙げられます。また、観光インフラも他の大都市ほど整っているわけではありません。例えば、サンルイスやバヘリーニャスの町では、夜間の一人歩きに注意が必要なエリアもありますし、英語が通じにくい場面も多いようです。

これらの点を理解した上で、冒険心を持って訪れるなら、レンソイスはブラジル観光の中でも特に心に残る、特別な場所になることは間違いありません。

レンソイスのがっかり評価を覆すための基礎知識

レンソイスのがっかり評価を覆すための基礎知識

なぜ、がっかりという評価が生まれるのかを理解したところで、次はレンソイスの魅力の源泉となる基礎知識を深めていきましょう。この場所が持つ物語を知ることで、旅はもっと面白くなりますよ。

  • 「レンソイス」とはどういう意味ですか?
  • レンソイス砂漠はなぜできたのか?
  • 雨季だけ現れる魚はなぜいるの?
  • 2024年に念願の世界遺産へ登録
  • マラニャンセス国立公園のレビューと評価
  • 事前準備でレンソイスのがっかりは防げる

「レンソイス」とはどういう意味ですか?

「レンソイス・マラニャンセス」という名前、少し不思議な響きですよね。これは現地の言葉であるポルトガル語です。

  • Lençóis(レンソイス): 「シーツ」や「寝具」を意味します。
  • Maranhenses(マラニャンセス): 「マラニャン州の」という形容詞です。

つまり、直訳すると「マラニャン州のシーツ」となります。なぜシーツなのかというと、上空からこの場所を眺めたときに、広大な真っ白な砂丘が、まるで風に揺れるシーツのように見えることから、この名前が付けられたと言われています。とても詩的で素敵な名前ですよね。

レンソイス砂漠はなぜできたのか?

あの真っ白で美しい砂は、一体どこから来たのでしょうか。実は、レンソイスの砂の主成分は「石英(せきえい)」という鉱物で、水晶の元になるものです。この透明な粒が太陽の光を反射することで、私たちの目には純白に見えるのです。

この砂丘が形成されたプロセスは、数万年という長い時間をかけた、自然の壮大なドラマです。

  1. まず、内陸の岩石に含まれる石英が、川の流れによって削り取られ、海まで運ばれます。
  2. 河口に流れ着いた砂は、大西洋の海流に乗って、レンソイスのある海岸まで運ばれてきます。
  3. そして、海岸に打ち上げられた石英の砂が、一年中吹く強い風によって内陸へと吹き飛ばされ、積み重なって、現在の広大な砂丘を形成しました。

このように考えると、目の前の砂の一粒一粒が、はるかな時を超えて旅をしてきたのだと感じられ、景色がより一層感慨深いものになりますね。

雨季だけ現れる魚はなぜいるの?

レンソイスの最も不思議な謎の一つが、雨季になって湖が現れると、どこからともなく魚が出現することです。乾季には水がなくなり、半年間は砂漠になるにもかかわらず、です。

この謎については、まだ完全には解明されていませんが、いくつかの有力な説があります。

一つは、「鳥が魚の卵を運んでくる」という説です。他の水辺にいた鳥の脚などに付着した魚の卵が、レンソイスの湖に運ばれてきて孵化するという考え方です。

もう一つは、「魚が卵の状態で乾季を乗り切る」という説。特定の種類の魚が、乾燥に非常に強い「休眠卵」を砂の中に産みつけ、次の雨季が来て水で満たされるのをじっと待っている、というものです。

どちらの説も生命のたくましさを感じさせます。もしかしたら、あなたが訪れた湖で泳いでいる魚も、そんな奇跡を経てそこにいるのかもしれません。

2024年に念願の世界遺産へ登録

この唯一無二の景観を持つレンソイス・マラニャンセス国立公園は、長年世界遺産への登録が期待されてきましたが、2024年7月、ついにユネスコの世界自然遺産に登録されることが決定しました。

登録理由として評価されたのは、以下の2点です。

  • ひときわすぐれた自然美: 白い砂丘と青い湖が織りなす、他に類を見ない圧倒的な美しさ。
  • 地球の歴史を示す顕著な見本: 風と水によって砂丘が形成・移動していく、現在進行形の地質学的なプロセスが見られること。

世界遺産に登録されたことで、今後ますます注目度が高まり、世界中から多くの観光客が訪れることが予想されます。それに伴い、環境保護のルールがより厳しくなったり、観光のスタイルが変わっていく可能性もあります。そういう意味でも、この場所のありのままの姿に触れるなら、早いうちに訪れるのが良いかもしれません。

マラニャンセス国立公園のレビューと評価

実際に訪れた人々のレビューや評価をまとめると、レンソイスの体験は「感動」と「覚悟」の二つの側面から語られることが多いようです。

多くの人が口を揃えて賞賛するのは、やはりその非現実的なまでの景色の美しさです。「人生で見た中で最高の絶景だった」「この世のものとは思えない光景」といった言葉が並びます。特に、ベストシーズンに訪れ、夕日に染まる砂丘を見たり、セスナで上空からの全景を眺めたりした人の満足度は非常に高いです。

一方で、レビューでは旅の過酷さについても言及されています。日本からの長時間のフライト、悪路での激しい揺れ、強烈な日差し、言葉の壁など、快適な旅とは言えない側面も多々あります。

これらのレビューからわかるのは、レンソ使スは単なる観光地ではなく、ある種の「冒険の目的地」であるということです。その大変さを受け入れた上で訪れるならば、きっと素晴らしい感動が得られる場所だと言えます。

事前準備でレンソイスのがっかりは防げる

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。レンソイスでがっかりしないためには、その美しさだけでなく、厳しさや不思議さも事前に理解しておくことが大切です。この記事で解説したポイントをしっかり押さえて準備すれば、あなたの旅はきっと忘れられない素晴らしい体験になるはずです。

  • レンソイスの旅は「絶景が見られるか」ではなく「絶景を見るために準備するか」が鍵
  • ベストシーズンは6月下旬から8月、この時期を狙って計画を立てる
  • 9月以降は水が少ない可能性を念頭に置く
  • 乾季(10月~12月)は湖がないため、訪問は避けるのが無難
  • 日本からの移動は30時間以上かかることを覚悟する
  • 玄関口はサンルイス、そこからバスで4~5時間のバヘリーニャスを目指す
  • 国立公園へは4WDツアーへの参加が必須
  • セスナでの遊覧飛行は、レンソイスの全景を見るために非常におすすめ
  • ツアーは信頼できる会社を事前に予約すると安心
  • 「レンソイス」はポルトガル語で「シーツ」の意味
  • 白い砂は川、海流、風によって運ばれた石英の粒
  • 雨季にだけ現れる魚の謎は、生命の神秘を感じさせる
  • 2024年に世界自然遺産に登録され、今後さらに注目が集まる
  • 強烈な日差しと照り返し対策(サングラス、日焼け止め)は必須
  • 旅の計画を万全にし、最高の思い出を作ってください

がっかりするという噂は本当?がっかり観光地の真実をお伝えします。

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