香港子連れ旅行完全ガイド！準備から観光までを徹底解説

香港への子連れ旅行、考えるだけでワクワクしますよね。

でも、その一方で「子どもと一緒の飛行機は大丈夫かな？」「現地の治安は？」「子どもが本当に喜ぶ場所ってどこだろう？」など、たくさんの疑問や不安が心に浮かんでくるかもしれません。

特に、せっかくの家族旅行で失敗や後悔はしたくないもの。

香港ディズニーランドやオーシャンパークといった人気テーマパークはもちろん、プール付きの快適なホテル選び、そして限られた時間で満喫するための家族旅行モデルコースまで、知りたい情報がたくさんあるかと思います。

この記事では、そんなあなたの不安を解消します。

---

香港子連れ旅行を成功させよう！準備と基本情報

• 子連れの飛行機、フライト時間と過ごし方
• 香港の治安と子連れ旅行での安全対策
• 旅行がより快適になるおすすめの持ち物
• 3泊4日で巡る家族旅行モデルコース
• 子連れに嬉しいプール付きホテルの選び方

子連れの飛行機は？フライト時間と過ごし方

子連れでの海外旅行で、まず気になるのが飛行機での移動ですよね。香港は、日本から比較的近い旅行先の一つで、その点が家族旅行にとって大きなメリットになります。

フライト時間と航空会社の選び方

香港までのフライト時間は、出発する空港によって多少異なりますが、おおむね4時間から5時間程度です。これは、子どもが飽きずに過ごせる限界の時間に近いため、パパママにとっても精神的な負担が少ない距離と言えます。

出発地	香港までの平均フライト時間
成田/羽田	約4時間30分～5時間
関西国際空港	約4時間
中部国際空港	約4時間30分

航空会社によっては、チャイルドミールやベビーベッドの貸し出しサービスを提供している場合があります。事前に航空会社のウェブサイトを確認し、必要なサービスを予約しておくと、機内での時間がぐっと快適になりますよ。

機内での時間を快適にする工夫

短いフライト時間とはいえ、子どもにとっては退屈な時間になりがちです。そこで、事前準備がとても大切になります。

例えば、お気に入りのおもちゃや絵本はもちろん、動画鑑賞用のタブレットやポータブルゲーム機があると、子どもの注意を惹きつけられます。多くの航空会社では座席にスクリーンが付いていますが、子ども向けのコンテンツが少ない場合もあるため、オフラインで再生できる動画をいくつかダウンロードしておくと安心です。

また、たべっこどうぶつのような、小分けにされていて少しずつ食べられるお菓子や、りんごジュースなども、ぐずった時の気分転換に役立ちます。気圧の変化で耳が痛くなるのを防ぐために、離着陸のタイミングでアメや飲み物を与えるのも効果的な方法の一つです。

香港の治安と子連れ旅行での安全対策

海外旅行で最も気になる点の一つが、現地の治安ではないでしょうか。特に、大切な子どもを連れて行くとなると、その心配はさらに大きくなるものです。

香港は、全体的に見ると世界的に見ても治安の良い都市の一つと考えられています。日中に観光客が多く訪れるエリアであれば、過度に心配する必要は少ないでしょう。多くの旅行者が、人々が親切で安心して過ごせたと感じています。

ただ、いくら安全とは言え、ここは海外。日本と同じ感覚でいるのは禁物です。特に、多くの人が集まる夜市（ナイトマーケット）や繁華街では、スリや置き引きといった軽犯罪の可能性があります。貴重品は体の前で持つ、バッグの口はしっかり閉めるなど、基本的な対策は必ず行うようにしてください。

また、香港は交通量が非常に多い都市です。信号が青でも車が曲がってくることがあるため、道を渡る際は必ず左右をよく確認し、子どもから絶対に目を離さないようにしましょう。交通ルールを守り、安全第一で行動することが、楽しい旅行の前提となります。

旅行がより快適になるおすすめの持ち物

子連れ旅行は、大人の旅行と比べて荷物が多くなりがちです。しかし、事前にしっかりと準備をしておくことで、現地での「あれがない！」という事態を防ぎ、旅行の快適さが格段にアップします。

まず、常備薬は必須です。子ども用の解熱剤や絆創膏、消毒液などは、使い慣れたものを日本から持参するのがベスト。海外の薬は成分が強かったり、体に合わなかったりする可能性があるからです。

次に、羽織れる上着も忘れずに。香港は年間を通して温暖な気候ですが、ショッピングモールやレストラン、公共交通機関の中は冷房がかなり強く効いていることが多いです。急な温度変化で子どもが体調を崩さないよう、薄手のカーディガンやパーカーを一枚バッグに入れておくと重宝します。

このほかにも、ウェットティッシュやアルコール消毒ジェル、小分けのお菓子、そしてモバイルバッテリーなどは、持っていくと何かと便利です. 旅先での余計な心配事を減らすためにも、持ち物リストを作成して、出発前にチェックすることをおすすめします。

3泊4日で巡る家族旅行モデルコース

限られた時間の中で、香港の魅力を最大限に楽しむためには、事前の計画が鍵をとなります。ここでは、子どもも大人も満足できる、3泊4日の家族旅行モデルコースの一例をご紹介します。

1日目：香港到着、夜景とグルメを堪能

空港到着後、エアポートエクスプレスやバスでホテルへ移動し、チェックイン。少し休憩したら、九龍サイドの尖沙咀（チムサーチョイ）プロムナードへ。ここから見るビクトリアハーバーの夜景は、まさに圧巻の一言です。毎晩20時から始まる光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」は、子どもたちの心にもきっと焼き付くことでしょう。夕食は、活気あふれる男人街（テンプルストリート・ナイトマーケット）の屋台で、ローカルな雰囲気を味わうのも楽しい体験になります。

2日目：テーマパークで一日中遊び尽くす

この日は丸一日、香港ディズニーランドかオーシャンパークで過ごします。どちらを選ぶかは、子どもの年齢や興味に合わせて決めましょう。ファンタジーの世界観が好きならディズニーランド、動物と乗り物の両方を楽しみたいならオーシャンパークがおすすめです。どちらのパークも一日中楽しめる魅力が満載なので、朝から出かけて閉園まで遊び尽くしましょう。

3日目：香港島の魅力を探訪

午前中は、2階建ての路面電車「トラム」に乗って香港島の街並みを楽しみながら移動します。その後、ケーブルカー「ピークトラム」に乗ってヴィクトリア・ピークへ。山頂からの景色は、昼間に見ても素晴らしいものです。午後は、歴史的な建物が並ぶ「オールド・タウン・セントラル」を散策。おしゃれなカフェで休憩したり、ユニークな雑貨を探したりするのも良いですね。

4日目：お土産探しと帰国の準備

最終日は、朝から飲茶（ヤムチャ）を体験。ワゴンで運ばれてくる様々な点心に、子どももきっと興味津々のはず。その後は、帰国のフライト時間まで、ショッピングモールやローカルマーケットでお土産探しを楽しみます。時間に余裕を持って空港へ向かい、楽しかった香港旅行を締めくくります。

子連れに嬉しいプール付きホテルの選び方

高温多湿な香港では、観光の合間にリフレッシュできるプール付きのホテルが、子連れファミリーにとって非常に魅力的な選択肢となります。

プールがあれば、観光で歩き疲れた後でも、ホテルに戻ってから子どもを遊ばせることができます。特に、屋外プールや、夜景が楽しめるルーフトッププールは、香港ならではの特別な体験を提供してくれます。子どもが水遊びを楽しんでいる間に、大人はプールサイドでゆっくりと過ごす、そんな贅沢な時間も叶えられます。

ホテルを選ぶ際には、単にプールの有無だけでなく、その内容もチェックすることが大切です。子ども用の浅いプールが併設されているか、スライダーなどの遊具はあるか、といった点を確認すると、より満足度の高い滞在につながります。

また、立地も重要なポイントです。MTR（地下鉄）の駅に直結していたり、主要な観光スポットまで徒歩圏内だったりするホテルを選ぶと、移動の負担が軽減され、時間を有効に活用できます。コーディス香港やシェラトン香港ホテル＆タワーズなど、アクセスの良さと充実したプール施設を兼ね備えたホテルは、家族旅行の拠点として特におすすめできます。

香港子連れで満喫！人気スポットとアクティビティ

• 子供が絶対に喜ぶ香港ならではの体験
• 香港ディズニーランドを120%楽しむ方法
• オーシャンパークの魅力とアクセスガイド
• 子供に人気の乗り物！トラムとフェリー
• 子連れでも安心のおすすめ香港グルメ
• 最高の思い出になる香港子連れ旅行の計画を

子供が絶対に喜ぶ香港ならではの体験

香港には、テーマパーク以外にも子どもたちの好奇心をくすぐるユニークな体験がたくさんあります。せっかくの旅行ですから、香港でしかできない特別な思い出を作ってあげたいですよね。

その代表格が、ビクトリアハーバーを周遊するナイトクルーズです。特に、中国の伝統的な船を模した「アクアナル」に乗船すれば、まるで海賊船に乗っているかのような気分を味わえます。きらびやかな100万ドルの夜景を船上から眺める体験は、大人にとっても子どもにとっても忘れられないものになるはずです。

また、ランタオ島にある「ゴンピン360」というケーブルカーもおすすめです。床がガラス張りになっている「クリスタルキャビン」を選べば、眼下に広がる雄大な自然の景色に、スリルと興奮を同時に感じることができます。目的地にある巨大な大仏（天壇大仏）も、その大きさに子どもはきっと驚くことでしょう。

これらの体験は、ただ楽しいだけでなく、子どもの視野を広げる良い機会にもなります。香港の多様な文化や自然に触れることで、旅がより一層深いものになることは間違いありません。

香港ディズニーランドを120%楽しむ方法

香港ディズニーランドは、世界のディズニーパークの中でも特にコンパクトなことで知られています。これが、子連れファミリーにとっては大きなメリットになるのです。

パーク全体が比較的こぢんまりとしているため、小さな子どもと一緒でも一日で主要なアトラクションを回りやすいのが特徴です。東京ディズニーランドのように、アトラクション間の移動に長い時間を費やす必要がありません。

そして、最大の魅力は、多くのアトラクションの待ち時間が短いことです。データベースにある体験談によれば、ほとんどのアトラクションが30分以下で乗れることが多く、中には15分待ちといったものも。これは、長い行列に飽きてしまいがちな子どもにとって、非常にありがたいポイントです。ショーの鑑賞に抽選がないのも、計画を立てやすく、無駄なストレスを感じずに楽しめます。

一方で、注意点もあります。それは、物価の高さです。入場料はもちろん、パーク内の食事や飲み物は日本の感覚からするとかなり高価に感じられるかもしれません。例えば、ターキーレッグ一本が約3,200円もしたという声もありました。この点は、お金で時間を買うという考え方で割り切るか、事前に軽食や飲み物を少し持参するなどの対策を考えると良いかもしれません。

アナと雪の女王をテーマにした新エリア「ワールド・オブ・フローズン」は、アナ雪好きの子どもにとっては夢のような場所です。日本より一足先にオープンした世界を、ぜひ体験してみてください。

オーシャンパークの魅力とアクセスガイド

香港の二大テーマパークとして、ディズニーランドと並び称されるのが「オーシャンパーク」です。こちらは、動物園、水族館、そして遊園地が一体となったユニークな施設で、一日中いても飽きないほどの多彩な魅力を持っています。

オーシャンパークの大きな特徴は、ジャイアントパンダに会えることです。愛らしいパンダの姿は、子どもだけでなく大人も癒やされること間違いなし。イルカやアシカのショーも人気があり、動物たちの賢さや身体能力の高さを間近で見ることができます。

また、パークは広大な敷地を活かし、山の上と麓のエリアに分かれています。この二つのエリアを結ぶケーブルカーからの眺めは絶景で、移動時間そのものが一つのアトラクションとして楽しめます。

絶叫系の乗り物も充実しているため、スリルを求める年長の子どもや大人も十分に満足できます。もちろん、小さな子ども向けの乗り物や遊び場が集まるエリア「ウィスカーズ・ハーバー」も完備されているので、あらゆる年齢層の家族が楽しめるように設計されています。香港の南側に位置しており、MTR南港島線を利用すれば、中心部からのアクセスも非常に便利です。

子供に人気の乗り物！トラムとフェリー

香港の街を移動すること自体が、子どもにとっては楽しいアトラクションの一つになります。特に、香港ならではのユニークな乗り物は、ぜひ体験してほしいものです。

まず外せないのが、香港島を走る2階建ての路面電車「トラム」です。「ディンディン」という可愛らしい愛称で親しまれており、その歴史は120年にも及びます。料金も非常に安く、気軽に利用できるのが魅力。ぜひ2階席の一番前に座って、移り変わる香港の街並みや、すぐそばをすれ違う他のトラムの迫力を感じてみてください。そのゆっくりとしたスピードが、街の喧騒を忘れさせてくれる、のどかな時間を提供してくれます。

そしてもう一つが、九龍半島と香港島を結ぶ「スターフェリー」です。わずか10分程度の短い船旅ですが、海の上から眺める高層ビル群の景色は格別です。昼間の景色も素晴らしいですが、特におすすめなのは夜。100万ドルの夜景の中を進むフェリーは、ロマンチックで感動的な体験となるでしょう。

これらの乗り物は、単なる移動手段としてだけでなく、香港の文化や歴史を感じられる貴重な体験です。子どもたちの旅の思い出に、色濃く残るシーンとなるに違いありません。

子連れでも安心のおすすめ香港グルメ

「美食の都」として知られる香港ですが、子連れとなると「辛いものや香辛料が強いものは苦手かも…」と心配になるかもしれません。しかし、心配はご無用です。香港には、子どもでも美味しく食べられる優しい味付けのグルメがたくさんあります。

代表的なのが「飲茶（ヤムチャ）」です。エビ蒸し餃子（ハーガウ）やシュウマイなど、点心は子どもにも人気のメニューが豊富。最近では、動物の形をした可愛らしい点心を提供するレストラン「YUM CHA（ヤムチャ）」などもあり、見た目でも子どもを楽しませてくれます。

また、香港式のエッグタルトも見逃せません。サクサクのパイ生地やタルト生地に、とろりとしたカスタードクリームが入ったエッグタルトは、甘さ控えめで優しい味わい。街角の人気店「ベイクハウス」などで焼きたてを頬張れば、子どもも大人も笑顔になる美味しさです。

食事選びに迷ったら、ショッピングモール内のレストランや、ホテルのダイニングを利用するのも一つの手です。清潔でメニューも分かりやすく、子ども用の椅子が用意されていることも多いため、安心して食事を楽しむことができますよ。

【まとめ】最高の思い出になる香港子連れ旅行の計画を

• 日本から香港までのフライトは約4～5時間
• 子どもの年齢に合わせて航空会社のサービスを活用
• 香港は比較的治安が良いが基本的な注意は必要
• 交通量の多い場所では子どもから目を離さない
• 冷房対策に羽織れる上着は必須アイテム
• 使い慣れた常備薬を日本から持参すると安心
• 交通系ICカード「オクトパスカード」は非常に便利
• 香港ディズニーランドは比較的空いていて回りやすい
• オーシャンパークは動物と乗り物を両方楽しめる
• ヴィクトリア・ピークからの夜景は必見
• 2階建てトラムやスターフェリーは子どもに大人気
• プール付きのホテルはリフレッシュに最適
• 飲茶やエッグタルトは子どもも大好きな味
• 無理のないスケジュールを立てることが最も大切
• 事前の計画と準備で最高の家族旅行を実現