かつて日本人観光客に大人気の旅行先だったグアム。
ですが最近では街が廃れたとか、施設がしょぼいという少し寂しい声を聞きませんか?
実際に訪れた人からショッピングモールがガラガラだったという体験談を聞くと、旅行して後悔したくないし、もし本当に魅力がないなら行きたくない、と感じている方も多いかもしれませんね。
日本人観光者数の推移を調べてみると、実際に観光客が減った理由が気になりますし、現地では韓国人が多いのはなぜか、現在の治安は大丈夫なのか、あるいは行ってはいけない場所はあるのか…など、旅行前の不安は尽きないものです。
もっと言えば、そもそも旅行費用は沖縄とどちらが安いのか、もし行くなら何日くらいがいいのか、といった具体的な情報も知りたいですよね。
もしかしたら、せっかくの旅行でグアムが嫌いになってしまうかも…と心配なあなたへ。
この記事では、そのようなネガティブな評判の真相を解説していきます。

今のグアムを心から楽しむための具体的なヒントまで、様々な視点から参考にしてください!
- なぜ「二度と行かない」と言われるのか、その理由がわかる
- 最近のグアムのリアルな観光事情を把握できる
- 旅行で後悔しないための具体的な注意点が見つかる
- あなたにとってグアムが本当に行くべき旅行先か判断できる
なぜ「グアムに二度と行かない」と言われるのか


- 日本人観光客が減った理由を解説
- 街が廃れたという口コミは本当?
- 人気店もガラガラという現地の声
- なぜ韓国からの観光客が多いのか
- 昔に比べてグアムに魅力はないのか
- 旅行後に後悔する人の共通点
日本人観光客が減った理由を解説


日本人観光客がグアムから遠のいてしまったのには、いくつかの明確な理由が考えられます。中でも最も大きな影響を与えているのが、経済的な負担の増加と、グアムへの行きづらさです。
まず、近年の円安ドル高は、私たち日本人観光客にとって大きな打撃となりました。グアムでの支払いはすべてドルのため、食事やショッピング、アクティビティなど、あらゆる場面で以前より割高に感じられます。例えば、以前は1,000円ほどで楽しめたプレートランチが、今では2,000円以上することも珍しくありません。このような物価高から、同じ予算なら国内の沖縄や、物価の安い他のアジアリゾートを選ぼうと考える人が増えたのです。
加えて、日本からグアムへの航空便が減少してしまったことも、客足が遠のいた一因です。航空会社が路線を縮小したことで、旅行の選択肢が狭まり、手軽に行ける「最も近いアメリカ」という魅力が少し薄れてしまいました。
これらの理由から、特にグアムの全盛期を知るリピーターほど、現在の状況に物足りなさを感じ、足が遠のいてしまっているのが現状と言えます。
街が廃れたという口コミは本当?


「今のグアムは街が廃れた感じがする」という口コミは、残念ながら多くの旅行者が感じている事実のようです。特に、コロナ禍を経て、観光地の中心であるタモン地区の風景は大きく変わりました。
空き店舗の増加と活気の低下
最も大きな変化は、ショッピングモールやメインストリート沿いに空き店舗が目立つようになったことです。かつては多くのブランドショップやレストランで賑わっていた場所がシャッターを下ろしている光景は、訪れる人に寂しい印象を与えてしまいます。「ショッピングモールがゴーストタウンのようだった」「夜にメインストリートを歩いても人がまばらで、リゾートの活気が感じられなかった」といった声は、SNSや個人のブログでも多く見られます。
もちろん、これはグアムに限った話ではなく、世界中の観光地が同じような課題に直面しています。しかし、日本から一番近いアメリカンリゾートとして、華やかなイメージを持っていた方ほど、そのギャップに驚いてしまうのかもしれません。
ただ、これを逆に捉えれば、人混みを避けて静かに過ごしたい方にとっては、落ち着いた環境でリラックスできるという見方もできますね。
人気店もガラガラという現地の声


はい、こちらも本当の話のようです。以前は予約必須で、長い行列ができていたような人気のレストランでさえ、最近では予約なしで、しかも待たずにすんなり入れるケースが増えています。
これは、日本人観光客の減少が直接的に影響していると考えられます。観光客が減れば、当然レストランを訪れる人の数も少なくなりますからね。
この状況は、旅行者にとって良い面と少し寂しい面の両方があります。
良い面としては、食事の計画が立てやすく、時間を有効に使えることです。「お腹が空いたから、あの人気店に行ってみよう」と思い立った時に、並ぶストレスなく美味しい料理を楽しめるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、活気のある雰囲気の中で食事を楽しみたい方にとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。「レストランにお客さんが自分たちしかいなくて、少し気まずかった」という声があるのも事実です。お店の活気も旅の思い出の一部と考える方にとっては、この静けさが少し寂しく映る可能性があります。
なぜ韓国からの観光客が多いのか


現在のグアムの街を歩いていると、日本語よりも韓国語を耳にする機会の方が多く、驚くかもしれません。今、グアムの観光業を支えているのは、日本人観光客に代わって韓国からの観光客が主力となっているからです。
この背景には、グアム政府観光局の戦略的な取り組みがあります。日本人観光客の戻りが鈍い中で、観光局は韓国市場にターゲットを絞り、航空路線の確保や現地でのプロモーションを積極的に行いました。
また、韓国の旅行者にとってグアMは魅力的な旅行先です。
- 地理的な近さ: 韓国からグアムまでは日本からと同じくらいの距離で、手軽な海外旅行先です。
- 価格競争力: 航空運賃などが日本発に比べて比較的安価な場合が多く、コストパフォーマンスが良いと感じられています。
このような理由から、韓国からの観光客は着実に増加し、今ではグアム経済にとってなくてはならない存在になっています。免税店やホテルで韓国人ファミリーやカップルを多く見かけるのは、こうした変化の表れなのです。
昔に比べてグアムに魅力はないのか


「今のグアムに魅力はないの?」と聞かれると、答えは「どんな旅行を求めるかによります」というのが一番近いかもしれません。確かに、以前のグアムと比べて失われてしまった魅力があるのは事実です。
例えば、ショッピングを楽しみたい方にとっては、選択肢が減って物足りなさを感じるでしょう。閉店してしまったお店が多く、最新のブランド品を求めても、品揃えが期待外れに終わる可能性があります。また、オプショナルツアーの種類が減ったり、ローカルマーケットの規模が縮小されたりと、アクティブに楽しみたい方にとっても、以前より選択肢が狭まっていると感じられるかもしれません。
しかし、グアムが本来持っている素晴らしい魅力がすべて失われたわけではありません。
変わらない、あるいは増した魅力
一番の魅力は、やはりその美しい海です。コロナ禍で観光客が減ったことにより、海の透明度がさらに増し、より綺麗になったという声が多く聞かれます。シュノーケリングをすれば、たくさんの熱帯魚に出会えるでしょう。
また、人混みが苦手な方にとっては、今の落ち着いた環境はむしろ魅力的です。静かなビーチでゆっくりと過ごしたり、のんびりと街を散策したりと、リラックスした時間を求める旅行には最適と言えます。
つまり、派手なエンターテイメントやショッピングよりも、美しい自然の中で心穏やかに過ごすことを重視する方にとっては、今のグアムも十分に魅力的な場所なのです。
旅行後に後悔する人の共通点


グアム旅行から帰ってきて、「期待外れだった」「もう行かないかも」と後悔してしまう方には、いくつかの共通した傾向が見られます。もしあなたがグアム旅行を検討しているなら、自分がこれに当てはまらないかチェックしてみるのがおすすめです。
1. 過去の賑やかなグアムのイメージを持っている方
10年、20年前にグアムを訪れ、その時の活気あふれる賑やかなイメージを強く持っている方は、現在の落ち着いた(人によっては寂れたと感じる)様子とのギャップにがっかりしやすいです。特に、ショッピングやナイトライフを楽しみにしているリピーターの方は、期待値を少し見直す必要があるかもしれません。
2. ハワイのような多様性を期待している方
グアムを「小さなハワイ」のように考えていると、物足りなさを感じる可能性があります。ハワイに比べてグアムは島全体がコンパクトで、ショッピングの規模やアクティビティの多様性、食文化の奥深さといった点では及びません。「ハワイに行ったことがあるなら、グアムは飛行時間が短くて安い以外の良さを感じない」という厳しい意見があるのも事実です。
3. 円安・物価高への意識が低い方
「海外旅行だから多少は高くても仕方ない」と考えていると、想像以上の出費に驚いてしまうかもしれません。食事代や交通費など、あらゆるものが日本より割高に感じられるため、予算をしっかり立てておかないと、「何をするにもお金がかかって楽しめなかった」という後悔につながる可能性があります。
これらの点に心当たりがある方は、今のグアムのリアルな情報をしっかりと集め、ご自身の旅行スタイルに合っているかを慎重に判断することが、後悔しないための鍵となります。
グアムで二度と行かないと後悔しないための情報


- 旅行費用は沖縄とどちらが安いのか
- 現地の治安や注意すべきこと
- 行ってはいけない場所はある?
- 満足できる滞在は何日くらいがいい?
- 旅行後に後悔しないためのポイント
- 結論:グアムには二度と行かない方がいい?
旅行費用は沖縄とどちらが安いのか


これは多くの方が気になるところですよね。現在の経済状況を考えると、ほとんどの場合、沖縄の方が旅行費用全体を安く抑えることができます。
もちろん、旅行のスタイルや時期によって金額は大きく変わりますが、グアムは海外であるため、どうしても沖縄より費用がかさむ要因が多いのです。具体的にどのような項目で差が出るのか、比較してみましょう。
項目 | グアム | 沖縄 | 備考 |
航空券(往復/1人) | 50,000円 ~ 150,000円 | 20,000円 ~ 80,000円 | グアムは国際線。沖縄はLCCの選択肢が豊富。 |
ホテル代(1泊/1室) | 20,000円 ~ 50,000円 | 10,000円 ~ 40,000円 | 同程度のランクのホテルで比較した場合の目安。 |
食費(1日/1人) | 8,000円 ~ 15,000円 | 5,000円 ~ 10,000円 | グアムは円安ドル高の影響で特に割高。 |
アクティビティ代 | 割高 | 比較的安価 | グアムはドル建てのため、高く感じやすい。 |
海外旅行保険 | 必要 | 不要 | グアム旅行では加入が推奨されます。 |
このように見ると、全ての項目でグアムの方が高くなる傾向にあることがわかります。特に、現地での食事代やちょっとした買い物で、円安の影響をじわじわと感じることになるでしょう。
したがって、予算を最優先に考えるのであれば沖縄に軍配が上がります。ただ、グアムには沖縄とは違う異国情緒やアメリカンな雰囲気という魅力がありますから、その価値にどれだけ費用をかけられるかが、どちらを選ぶかの大きな判断材料になりますね。
現地の治安や注意すべきこと


グアムは比較的安全なリゾート地として知られていますが、日本と全く同じ感覚で過ごすのは禁物です。楽しい旅行を台無しにしないためにも、最低限の防犯意識は持っておきたいですね。
車上荒らしに注意
レンタカーを借りて移動する方は、特に車上荒らしに注意が必要です。ビーチやショッピングモールの駐車場で、車内に置いたバッグや貴重品が盗まれる被害が報告されています。ほんの少し車を離れるだけであっても、貴重品はもちろん、お土産の袋なども外から見える場所に置かないように徹底しましょう。
夜間の単独行動は避ける
これは海外旅行の基本ですが、夜間に一人で出歩くのは避けた方が賢明です。特に、タモン地区のメインストリートから一本外れた暗い道や、人気のない場所は危険が伴います。もし夜に外出する場合は、複数人で行動し、なるべく明るく人通りの多い道を選ぶようにしてください。
貴重品の管理
置き引きにも注意が必要です。ビーチで荷物を置いたまま泳ぎに行ったり、レストランで席にバッグを置いたまま席を立ったりするのは絶対にやめましょう。パスポートや多額の現金は、ホテルのセーフティボックスに預け、持ち歩く現金は最低限にするのがおすすめです。
「自分は大丈夫」という過信は禁物です。日本とは違う環境にいることを常に意識して行動することが、トラブルを防ぐ一番の方法です。
行ってはいけない場所はある?


グアムには、スラム街のような明確に「危険だから行ってはいけない」と指定されている場所は特にありません。日中であれば、観光客が訪れるエリアは基本的に安全に過ごすことができます。
しかし、安全だからといってどこでも自由に行っていいわけではありません。注意すべきは、時間帯と場所の組み合わせです。
夜間のビーチや公園
昼間は多くの人で賑わうタモンビーチやイパオビーチなども、夜になると雰囲気が一変します。明かりが少なく、ほとんど人がいなくなるため、犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。ロマンチックに思えるかもしれませんが、夜のビーチを散策するのは避けるのが無難です。
観光エリアから離れた場所
デデド地区など、観光客があまり足を踏み入れないローカルなエリアに、興味本位で立ち入るのもおすすめできません。これらの地域が特に危険というわけではありませんが、旅行者が浮いた存在になりやすく、万が一トラブルに巻き込まれた際に助けを求めにくい状況に陥る可能性があります。
要するに、「夜間」「人気がない」「観光地ではない」という3つの要素が重なる場所には近づかない、という意識が大切です。ガイドブックに載っているような観光スポットや、多くの人がいる場所を中心に楽しむようにすれば、安全にグアム旅行を満喫できるはずですよ。
満足できる滞在は何日くらいがいい?


グアム旅行を計画する上で、滞在日数は満足度を左右する大切なポイントですよね。日本から近いとはいえ、せっかくの海外旅行ですから、慌ただしく過ごすだけではもったいないです。
あなたの旅行の目的によって、最適な日数は変わってきます。
2泊3日:弾丸旅行を楽しみたい方向け
金曜の夜に出発して日曜に帰国するような、週末を利用した弾丸旅行も可能です。ただし、移動時間を考えると、現地で自由に使える時間は実質1日半ほど。目的をショッピングや特定のビーチだけに絞るなど、かなり計画的に動く必要があります。
3泊4日:最も一般的でバランスの取れた日数
グアム旅行で最も人気があるのがこの日数です。中2日間を自由に使えるため、午前中はビーチでゆっくり過ごし、午後はショッピングを楽しむ、といったように、のんびりした時間とアクティブな時間の両方をバランス良く組み込むことができます。初めてグアムに行く方には、まずこの日数がおすすめです。
4泊5日以上:アクティビティも満喫したい方向け
マリンスポーツやゴルフ、島内観光など、いろいろなアクティビティを体験したいなら、4泊5日あると心に余裕が生まれます。一日をアクティビティに使い、別の日は一日中何もしないでホテルで過ごす、といった贅沢な時間の使い方も可能です。グアムの魅力をすみずみまで味わいたいリピーターの方にも適しています。
このように、ご自身の「グアムで何をしたいか」を考えて日数を決めると、より充実した旅行になりますよ。
旅行後に後悔しないためのポイント
せっかくのグアム旅行、絶対に「行かなければよかった」なんて後悔はしたくないですよね。今のグアムを心から楽しむためには、旅行前に少しだけ心の準備をしておくことが大切です。
1. 期待値を「今のグアム」に合わせる
これが最も重要なポイントかもしれません。インターネットや古いガイドブックで見るような、かつての賑やかなグアムをイメージしていくと、現実とのギャップにがっかりしてしまう可能性があります。「お店は少なめかもしれない」「街は静かかもしれない」と、今のリアルな情報を知った上で、期待値を調整しておきましょう。
2. 旅行の目的をはっきりさせる
「何となく南の島に行きたい」という漠然とした目的だと、物足りなさを感じやすいかもしれません。「とにかく美しい海でのんびりしたい」「子どもをプールで思いっきり遊ばせたい」「日本から一番近いアメリカの空気を味わいたい」など、旅行の目的を具体的に絞ってみましょう。目的が明確であれば、周りの環境に左右されず、自分たちの楽しみ方を見つけることができます。
3. 「何もしない贅沢」を楽しむ覚悟を持つ
ショッピングやグルメ巡りに奔走するのではなく、美しい景色を眺めながらただぼーっとしたり、プールサイドで読書をしたり…。今のグアムは、そんな「何もしない贅沢」を味わうのに最適な場所です。アクティブな予定を詰め込みすぎず、ゆったりとしたスケジュールを組むことが、満足度を高める鍵となります。
これらの点を少し意識するだけで、旅行の質はぐっと上がります。今のグアムの良さを理解し、自分に合った楽しみ方を見つけることが、後悔しないための最高の方法と言えるでしょう。
結論:グアムには二度と行かない方がいい?
ここまで様々な角度から「グアムに二度と行かない」と言われる理由を探ってきました。では、本当に今のグアムは旅行先として避けるべきなのでしょうか。この記事のポイントを以下にまとめます。
- 過去の賑やかなイメージを持つとがっかりする可能性がある
- ショッピングやグルメの選択肢は以前より減っている
- 円安ドル高で旅行費用は沖縄より割高になりがち
- 航空便の減少でアクセスが悪化している側面もある
- 街は閑散とし廃れたと感じるエリアも存在する
- ホテルのサービス品質にばらつきがあるとの口コミ
- 施設の老朽化やメンテナンス不足が指摘されることも
- 観光客は日本人より韓国人が多いのが現在の主流
- 一方で海はコロナ禍を経てより美しくなったとの声も
- 観光客が少なく静かに過ごせるというメリットもある
- 人気店に並ばず入れるなどストレスフリーな面も
- 日本から約3時間半という近さは大きな魅力
- 初めての海外旅行や子連れ旅行には今でも適している
- 期待値を調整し目的を絞れば満足度の高い旅行は可能
- 旅行に行くべきかは個人の価値観や目的によって異なる



グアム観光の前に確認するべき、現地で役立つ情報をお伝えします!
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