「ブリティッシュヒルズに泊まってみたいけど、なんだか怖いという噂があって…」と、不安に感じていませんか。
パスポートのいらない英国として知られるこの場所には、心霊現象の噂や、英語が話せないと楽しめないのでは?という心配の声も聞かれます。
この記事では、ブリティッシュヒルズが怖いと言われる理由から、実際の楽しみ方まで、あなたの疑問を一つひとつ解消していきます。
中学生の研修での様子や、滞在に必要な英語レベルの目安、気になる服装や料金、そして映画に出てくるようなお風呂の情報まで、詳しく解説しますので、失敗や後悔のない素敵な旅行の参考にしてくださいね。
- ブリティッシュヒルズが「怖い」と言われる本当の理由
- 英語が苦手でも安心して楽しめる具体的なポイント
- シーン別の服装や、日帰り・宿泊の料金体系
- ユニークなお風呂や施設など、滞在を100%満喫する方法
ブリティッシュヒルズが怖いと言われる理由

- 心霊現象が怖いという噂の真相
- 英語が話せないと宿泊は難しい?
- 中学生の宿泊はどのように行われる?
- 映画のようなお風呂は本当にすごい?
心霊現象が怖いという噂の真相

ブリティッシュヒルズと検索すると「心霊」や「怖い」という言葉が出てきて、少しドキッとしてしまいますよね。ただ、これは本物の幽霊が出るといった話ではないので、まずは安心してください。
ではなぜ、このような噂が広まったのでしょうか。理由はいくつか考えられます。
一つは、施設全体が中世英国の村を忠実に再現しており、歴史を感じさせる重厚な建物やアンティークな調度品が、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出しているからかもしれません。
特に夜、霧に包まれたマナーハウスの姿は、物語の世界に入り込んだかのような非日常感があり、そういったイメージを掻き立てるのでしょう。
■素敵な逸話が噂のきっかけに
もっと言えば、この噂にはとても素敵な逸話が関係しているのです。
ブリティッシュヒルズの設立に深く関わった川田雄基名誉館長が、生前に「一流のマナーハウスにはお化けが出ることが条件だ。私自身が、このブリティッシュヒルズの最初のお化けになる」と語った、という話があります。
英国文化を心から愛し、この場所に本物を追求した彼の情熱が伝わってくるエピソードですよね。
館内には、実際に彼が指定した場所に椅子とマントが飾られており、今もブリティッシュヒルズの歴史を見守っています。
したがって、「怖い」という噂は、物理的な恐怖ではなく、この場所が持つ独特の雰囲気と、創設者の遊び心に満ちた愛情から生まれた、魅力的な物語の一部と捉えるのが正しいのかもしれません。
英語が話せないと宿泊は難しい?

「公用語が英語」と聞くと、英語が話せないと楽しめないのでは、と心配になりますよね。チェックインからレストランでの注文まで、全て英語だったらどうしよう…と、それが「怖い」と感じる二つ目の理由になっているようです。
もちろん、ここは”パスポートのいらない英国”。スタッフにはネイティブスピーカーが多く、英語でのコミュニケーションが基本となっています。しかし、英語に自信がない方でも全く問題なく過ごせるように配慮されているので、心配しすぎる必要はありません。
例えば、レセプションやレストランには日本人スタッフも必ずいますし、外国人スタッフも簡単な日本語を理解してくれる方が多いです。

もし困ったことがあれば、日本語で質問すれば丁寧に対応してもらえます。
口コミを見ても、「英語が話せなくても日本人スタッフのサポートで助かった」「片言の英語でも親切に聞いてもらえた」といった声が多数見られます。
むしろ、せっかくの機会なので、知っている単語やジェスチャーを交えて、積極的に英語での会話に挑戦してみるのも、楽しみ方の一つと言えます。
完璧な英語でなくても、伝えようとする気持ちがあれば、きっと素敵なコミュニケーションが生まれるはずですよ。
中学生の宿泊はどのように行われる?
ブリティッシュヒルズは、多くの中学校や高校が語学研修で利用する施設としても非常に有名です。
そのため、「一般の宿泊客と学生が一緒になって騒がしいのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
中学生などの団体は、一般の宿泊客が利用する客室棟とは別に、「ドミトリー」と呼ばれる学生寮を模した宿泊棟に滞在することがほとんどです。
そのため、客室でゆっくり過ごしたい時間に、すぐ隣で学生たちが賑やかにしている、というような状況は基本的にありません。
お食事に関しても、夕食は一般客と研修団体で時間をずらしたり、会場内でエリアを分けたりといった配慮がなされています。
口コミによれば、ディナーの際に学生団体と一緒になることもあるようですが、皆さん制服を着用し、先生の引率のもとマナー良く過ごされているとのこと。
まるで魔法学校の生徒たちと同じ食堂で食事をしているような、微笑ましい光景と捉える声もあるようです。
このように、研修施設としての側面はありますが、一般の宿泊客が快適に過ごせるよう、しっかりと運営上の工夫がなされているので、安心して滞在を楽しめます。
映画のようなお風呂は本当にすごい?
ブリティッシュヒルズの魅力の一つとして、お部屋のお風呂を挙げる方はとても多いです。
特に、スタンダードタイプ以上のお部屋に設置されている、猫脚のバスタブは本当にかわいらしく、まるで海外の映画のワンシーンに入り込んだような気分にさせてくれます。
このバスタブは、見た目の素敵さだけでなく、足を伸ばしてゆったりと浸かれる大きさも魅力です。
アンティーク調のシャワーや蛇口、鏡なども含めて、バスルーム全体が英国の伝統的な様式で統一されており、非日常感を高めてくれます。
ただし、少し注意点もあります。この猫脚バスタブはデザイン上、バスタブの縁が現代の日本のユニットバスに比べて高くなっています。
そのため、小柄な方やご年配の方は、またぐ際に少し大変に感じるかもしれません。また、シャワーヘッドが固定式でないため、使い慣れないうちは少し戸惑う可能性もあります。
とはいえ、多少の使いづらさも「英国スタイルを体験している」と思えば、それもまた良い思い出になります。
アメニティも英国ブランドのもので統一されているなど、細部にまでこだわりが感じられるバスタイムは、きっと格別なリラックス時間になるでしょう。
「怖い」は誤解!ブリティッシュヒルズの魅力


- パスポート不要の英国での楽しみ方
- 滞在に求められる英語レベルとは
- レストランでの服装とドレスコード
- 気になる宿泊や日帰りプランの料金
- 結論:ブリティッシュヒルズは怖いの?
パスポート不要の英国での楽しみ方
ブリティッシュヒルズの「怖い」というイメージが誤解だと分かったところで、ここでは具体的な楽しみ方をご紹介しますね。
この場所の最大の魅力は、ただ宿泊するだけでなく、英国文化を五感で体験できる多彩なアクティビティが用意されている点にあります。
まず絶対に参加したいのが、荘厳な「マナーハウスツアー」です。宿泊者は無料で参加でき、建物の歴史や各部屋の役割、調度品にまつわる逸話などを、ガイドが英語または日本語で解説してくれます。
ツアーに参加することで、ただ美しいと思っていた空間が、より一層深い意味を持つものに見えてくるから不思議です。
また、季節ごとのイベントも見逃せません。特にハロウィンやクリスマスシーズンの装飾や限定イベントは、本場さながらの雰囲気で、訪れる人々を魅了します。
冬期以外は、客室に用意されたマントを羽織って広大な敷地を散策するのも、まるで物語の登場人物になったようで、とても人気がありますよ。
滞在に求められる英語レベルとは


前述の通り、英語が話せなくても滞在は十分に楽しめますが、「せっかくなら英語のレッスンを受けてみたい」「どのくらいのレベルがあればもっと楽しめるの?」と考える方もいらっしゃいますよね。
ブリティッシュヒルズでは、個人のレベルや目的に合わせた様々な英語カルチャーレッスンが用意されています。
例えば、スコーン作りやカリグラフィーといった文化体験を通して、楽しみながら自然に英語に触れるレッスンは、初心者の方にぴったりです。
先生は全て英語で説明しますが、作業を見ながらなので、言葉が完璧に分からなくても内容は理解できます。
一方で、より本格的に学びたい方向けには、ビジネス英語やディスカッションを中心とした上級者向けのプログラムもあります。
自分の英語レベルに不安がある場合は、予約時に相談してみるのがおすすめです。
日常会話で求められる英語レベルとしては、中学校で習う基本的な挨拶や簡単な質問(”Where is the restroom?”など)ができれば、よりコミュニケーションがスムーズになるでしょう。
ですが、一番大切なのは「話してみよう」という気持ち。スタッフは皆、辛抱強く耳を傾けてくれるので、間違いを恐れずにチャレンジしてみてくださいね。
レストランでの服装とドレスコード


ブリティッシュヒルズでの滞在をより楽しむためには、TPOに合わせた服装を準備しておくことが鍵となります。



特に、ディナーをいただくレストランではドレスコードが設けられているため、注意が必要です。
メインダイニングの「リフェクトリー」や「アスコットティールーム」では、スマートカジュアルが基本です。
男性はジャケットの着用が推奨されており、ジーンズやTシャツ、スニーカー、サンダルといったラフな服装は避けるようにしましょう。
女性も、露出の多い服装やカジュアルすぎる格好は避け、ワンピースやブラウスにスカートやスラックスといった、少しお洒落をしたスタイルが場に馴染みます。
一方で、英国式のパブ「フォルスタッフパブ」では、ドレスコードはありません。ここでは、よりリラックスした服装で、フィッシュアンドチップスやビールを気軽に楽しめます。
このように、利用する施設によって求められる服装が異なります。滞在中の食事プランに合わせて、事前にどのような服を持っていくか計画しておくと、当日になって慌てることがなく、スマートに過ごせますよ。
施設名 | ドレスコードの有無 | 推奨される服装の例 |
リフェクトリー(メインダイニング) | あり | 男性:ジャケット、襟付きシャツ 女性:ワンピース、ブラウスなど |
アスコットティールーム | あり | スマートカジュアル(リフェクトリーに準ずる) |
フォルスタッフパブ | なし | カジュアルな服装で可 |
エグゼクティブラウンジ | あり | スマートカジュアル(リフェクトリーに準ずる) |
気になる宿泊や日帰りプランの料金


ブリティッシュヒルズの料金は、宿泊プラン、お部屋のタイプ、そして時期によって変動します。一般的に、週末や夏休み、年末年始などの繁忙期は料金が高くなる傾向にあります。
宿泊プランは、夕朝食付きが基本です。ディナーの内容によって料金が異なり、カジュアルなパブディナーのプランは比較的リーズナブルで、本格的なコース料理が楽しめるトラディショナルディナーのプランは料金が上がります。
最も手頃なのは、朝食のみが付いた「B&B(Bed & Breakfast)ステイプラン」ですが、周辺には飲食店がほとんどないため、初めて滞在する方は夕食付きのプランが安心です。
また、宿泊せずに施設を楽しみたい方向けに、日帰りでの利用も可能です。ただし、これは客室を利用するデイユースプランではなく、マナーハウスの見学やレストラン、カルチャーレッスンの利用に限られます。
マナーハウスの見学には、入場料と見学料が別途必要になりますのでご注意ください。
正確な料金を知るためには、公式サイトや各種宿泊予約サイトで希望の日程を入力して確認するのが最も確実です。
予約サイトによっては独自のクーポンやポイントが利用できる場合もあるため、比較検討してみることをお勧めします。
結論:ブリティッシュヒルズは怖いの?
これまで見てきたように、ブリティッシュヒルズにまつわる「怖い」という噂は、心霊現象や英語が話せないことへの不安から来るイメージが大部分であり、実際には心配する必要のないことばかりです。
むしろ、その噂の背景には、施設の持つ独特の雰囲気や創設者の素敵な想いが隠されていました。
この記事で解説したポイントを、最後にもう一度まとめますね。
- 「怖い」という噂は誤解で、実際の心霊現象はない
- 噂の元は、施設の雰囲気と創設者の素敵な逸話
- 英語が話せなくても日本人スタッフのサポートがあり安心
- 簡単な英会話に挑戦すると、より滞在が楽しくなる
- 中学生の団体とは宿泊棟や食事時間で配慮がある
- 猫脚のお風呂は見た目も素敵だが、またぐ際に少し注意が必要
- メインダイニングではジャケット着用などのドレスコードがある
- パブではカジュアルな服装で楽しめる
- 料金はプランや時期で変動するため公式サイトで要確認
- 日帰り利用は客室休憩ではなく施設見学や食事が中心
- マナーハウスツアーは英国文化を知る上で非常におすすめ
- スコーン作りなど文化体験型の英語レッスンも人気
- 季節ごとのイベント(ハロウィン等)も大きな魅力
- 敷地が広大なので、歩きやすい靴があると便利
- 山間部にあるため、都心部より気温が低いことを念頭に準備を
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