
「磐梯吾妻スカイラインへドライブに行きたいけど、高湯と土湯、どっちからスタートするのがいいんだろう…?」
そんな風に、スタート地点で迷っていませんか?せっかくのドライブ、ルート選びでの失敗や後悔はしたくないですよね。
この記事では、磐梯吾妻スカイラインの基本的な読み方から、2025年現在の開通情報、冬季の通行止めに関する注意点まで、計画に欠かせない情報をしっかり網羅しています。
さらに、それぞれのスタート地点から始まるルートの特徴や、道中で絶対に見逃せない写真の撮影スポット、ドライブに役立つ便利な地図情報も詳しくご紹介します。
東京方面からの日帰りプランや、磐梯山へは車でどこまで行けるのか、といった気になる疑問にもお答えしますよ。
あなたにぴったりのドライブプランを見つけて、最高の思い出を作るお手伝いができれば嬉しいです。
- 磐梯吾妻スカイラインの2つのルート(高湯・土湯)の特徴と違い
- 2025年の開通期間や冬季通行止めなどの最新交通情報
- 「日本のアリゾナ」をはじめとする絶景撮影スポット
- 日帰りドライブを成功させるための計画のポイント
磐梯吾妻スカイラインはどっちから走る?基本情報


- 磐梯吾妻スカイラインの読み方とは
- 2025年現在の開通情報
- 冬季通行止め期間と交通規制
- 高湯側と土湯側のスタート地点
- 東京からの日帰りドライブは可能か
- ドライブに便利なルート地図
磐梯吾妻スカイラインの読み方とは


ドライブの計画を立てる前に、まずは意外と知られていないかもしれない、この道路の正しい読み方から確認しておきましょう。
「磐梯吾妻スカイライン」は、「ばんだいあづまスカイライン」と読みます。福島のシンボルである「磐梯山(ばんだいさん)」と、山形県との県境に連なる「吾妻連峰(あづまれんぽう)」、この二つの雄大な山の名前が由来になっているんですよ。
名前を正しく知っているだけで、なんだかドライブがもっと楽しみになってきませんか?友人や家族に「ばんだいあづまスカイライン、知ってる?」なんて、ちょっと自慢できるかもしれませんね。
2025年現在の開通情報


磐梯吾妻スカイラインは、標高がとても高い山岳道路のため、一年中いつでも走れるわけではありません。
例年、冬の間の通行止め期間を経て、春の訪れとともに開通します。開通時期は、その年の積雪量や天候によって少し変動しますが、おおむね4月の上旬から中旬頃になることが多いです。2025年の詳しい開通日については、福島県の公式サイトなどで最新の情報をチェックするのが確実ですよ。
ちなみに、開通直後の時期は特におすすめなんです。除雪によって道路の両側に巨大な雪の壁ができる「雪の回廊」は、まるで別世界のような景色。この時期だけの特別なドライブを体験できます。
冬季通行止め期間と交通規制


前述の通り、磐梯吾妻スカイラインには走れない期間があります。
冬季全面通行止め
雪深く、路面が凍結して大変危険なため、例年11月中旬頃から翌年の4月上旬頃までは、全線が完全に通行止めになります。この期間は一切立ち入ることができませんので、秋のドライブを計画する際は、閉鎖日に間に合うようにスケジュールを立てることが大切です。
火山性ガスによる規制
もう一つ、知っておきたいのが火山性ガスに関する交通規制です。磐梯吾妻スカイラインは活火山のすぐそばを通る道路。特に、浄土平から高湯温泉ゲートへ向かう約1.5kmの区間は、火山性ガスの濃度が高くなることがあるため、駐停車が禁止されています。
この区間では車の窓を開けることもできません。現地には注意を促す看板が設置されているので、見落とさないように安全運転を心がけてくださいね。
高湯側と土湯側のスタート地点


磐梯吾妻スカイラインには、南北に2つの入口があります。どちらからスタートするかによって、見える景色やドライブの雰囲気が変わってきます。
高湯(たかゆ)ゲート
福島市の市街地に近い北側の入口ですが、googleマップによれば現在は閉業しています。
東北自動車道の「福島西IC」や「福島飯坂IC」からアクセスしやすく、約30分ほどでゲートに到着。東京方面から向かう場合や、福島市周辺の観光と合わせて楽しみたい方には、こちらのスタート地点が便利でした。
土湯(つちゆ)峠ゲート
磐梯山や猪苗代湖に近い南側の入口です。こちらも「福島西IC」から約35分ほどで到着します。裏磐梯や会津方面の観光を楽しんだ後にスカイラインを走りたい、という方には土湯峠側からのスタートがおすすめです。
どちらのゲートもICからのアクセスが良いので、旅のプランに合わせて柔軟に選ぶことができます。
東京からの日帰りドライブは可能か


「こんなに素敵な道だけど、東京から日帰りで行けるのかな?」と気になっている方もいるかもしれませんね。
はい、十分に日帰りでのドライブも可能です。 車で向かう場合、首都高速道路と東北自動車道を利用して、福島西ICまで約3時間50分ほど。そこからスカイラインの入口までは30分程度なので、早朝に出発すれば、日中に絶景ドライブをたっぷりと満喫できます。
また、東北新幹線を利用して福島駅まで行き、そこからレンタカーを借りるという方法もあります。この方法なら、長時間の運転疲れを気にすることなく、ドライブに集中できますね。
ただし、日帰りの場合は時間に余裕を持つことが鍵となります。特に紅葉シーズンなどは渋滞も予想されるため、休憩時間なども含めて、無理のないスケジュールを立ててください。
ドライブに便利なルート地図
磐梯吾妻スカイラインには、作家・井上靖が命名した「吾妻八景」をはじめ、たくさんの絶景スポットが点在しています。これらの見どころを逃さないためにも、事前に地図でルートを確認しておくのがおすすめです。
詳細なドライブマップは、浄土平レストハウスや周辺の観光案内所などで手に入れることができます。また、福島市の観光公式サイトなどでもPDF形式でダウンロードできる場合があるので、事前に印刷しておくと安心です。
もちろん、スマートフォンの地図アプリも役立ちますが、山間部では電波が不安定になることも考えられます。紙の地図を一枚持っておくと、いざという時に心強い味方になってくれますよ。どのあたりにどんな景色が待っているのかを想像しながら地図を眺めるのも、旅の楽しみの一つです。
磐梯吾妻スカイラインをどっちから楽しむか徹底比較


- 2つの絶景ルートの特徴
- 必見の写真の撮影スポット
- 磐梯山へ車でどこまで行けるのか
2つの絶景ルートの特徴
さて、いよいよこの記事の核心、「高湯側と土湯側、どっちから走るのがいいの?」という疑問にお答えしていきますね。どちらのルートにも違った魅力があるので、あなたの好みや気分に合わせて選んでみてください。
特徴 | 高湯ゲート(北側)からのルート | 土湯峠ゲート(南側)からのルート |
景色の展開 | 序盤から「つばくろ谷」などの見どころがあり、クライマックスの「浄土平」で荒涼とした絶景が目の前に広がるドラマチックな展開 | 磐梯山や湖を遠くに眺めながら、徐々に標高を上げていく。景色の移り変わりをゆっくり楽しめる |
道路の印象 | 比較的、勾配が急な区間が多く、走りごたえのあるワインディングロード。ヒルクライムレースでも使われるメジャーなコース | 高湯側に比べると勾配が緩やかで、一部に平坦な道も。比較的リラックスして運転できる |
おすすめの人 | 「これぞ山岳道路!」というダイナミックなドライブを体験したい人。次々に現れる絶景にワクワクしたい人 | のどかな景色を楽しみながら、ゆったりとドライブしたい人。初心者の方や、景色の変化をじっくり味わいたい人 |
このように、高湯側からスタートすると、まるで映画のワンシーンのように、次々と絶景が現れるスリリングな体験ができます。一方、土湯側からスタートすれば、遠くの山々を眺めながら、だんだんと非日常の世界に入っていくような、穏やかで壮大なドライブが楽しめます。
もし迷ったら、「帰りの運転はどちらが楽か」で考えてみるのも一つの手です。どちらのルートも魅力的であることに変わりはありません。
必見の写真の撮影スポット
磐梯吾妻スカイラインは、どこを切り取っても絵になる風景ばかりですが、ここでは特に「これを撮らずには帰れない!」という、とっておきの撮影スポットをご紹介します。
つばくろ谷(不動沢橋)
高湯ゲートから比較的すぐの場所にある、最初の絶景ポイントです。谷底からの高さが80mもある橋の上から見下ろす景色は、思わず足がすくむほどの迫力。秋には燃えるような紅葉が谷を彩り、多くのカメラマンで賑わいます。駐車場やトイレも完備されているので、ドライブの休憩がてら立ち寄るのにぴったりです。
天狗の庭
ヘアピンカーブを抜けた先にある、山々の美しい稜線を見渡せるスポットです。その昔、天狗がこの岩の上を飛び回って遊んだという伝説が残っています。紅葉の名所としても知られていますが、芽吹きの季節の新緑も息をのむ美しさです。
浄土平周辺(日本のアリゾナ)
この道が「空を走る道」「日本のアリゾナ」と称される理由が、このエリアにあります。緑豊かな風景から一転、火山活動によって生まれた、岩肌がむき出しの荒涼とした大地が広がります。
まるで日本ではないどこか別の惑星に来てしまったかのような、不思議な感覚に包まれるでしょう。前述の通り、この周辺は駐停車禁止なので、助手席や後部座席から、その非日常的な風景を写真に収めてください。
吾妻小富士
浄土平の駐車場から、階段でわずか15分ほど登るだけで、巨大な噴火口を目の当たりにできます。直径約500mもの巨大な火口の縁を歩く「お鉢巡り」も体験可能。360度見渡す限りの大パノラマは、まさに圧巻の一言です。
磐梯山へ車でどこまで行けるのか


「磐梯吾妻スカイライン」という名前から、「この道を走れば磐梯山に登れるの?」と思う方もいるかもしれません。
実は、磐梯吾妻スカイラインは、その名の通り「吾妻連峰」の山腹を縫うように走る道路で、直接「磐梯山」の山頂付近まで行くための道ではないのです。
しかし、がっかりしないでくださいね。スカイラインの途中にある「双竜の辻」という展望スポットからは、遠くに雄大な磐梯山の姿をはっきりと望むことができます。また、土湯峠側からスカイラインにアクセスする途中では、猪苗代湖とともに磐梯山を眺められる場所もあります。
もし、もっと磐梯山の近くまで車で行きたいという場合は、「磐梯山ゴールドライン」や「磐梯山東都有料道路(磐梯山翁島IC)」といった別の観光道路を利用するプランが考えられます。磐梯吾妻スカイラインで吾妻連峰の絶景を楽しんだ翌日に、磐梯山を目指すというのも素敵な旅の計画ですね。
磐梯吾妻スカイライン、結論どっちからでも絶景
この記事では、磐梯吾妻スカイラインの2つのルートや楽しみ方について詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、今回のポイントをまとめておさらいしましょう。
- 磐梯吾妻スカイラインは「ばんだいあづまスカイライン」と読む
- 2025年の開通は例年通り4月上旬から中旬頃の見込み
- 最新の交通情報は公式サイトで確認するのが確実
- 11月中旬から4月上旬頃までは冬季通行止めになる
- 火山性ガスによる駐停車禁止区間があるので注意が必要
- スタート地点は北側の高湯ゲートと南側の土湯峠ゲートの2つ
- 福島市街地からアクセスしやすいのは高湯ゲート
- 裏磐梯や猪苗代湖側から便利なのは土湯峠ゲート
- 高湯ルートはドラマチックで走りごたえのあるコース
- 土湯ルートは景色をじっくり楽しめる比較的緩やかなコース
- 東京からでも日帰りドライブは十分に可能
- 見どころを逃さないために事前の地図確認がおすすめ
- つばくろ谷や浄土平周辺は必見の撮影スポット
- この道は磐梯山に直接登るルートではない
- 結局のところ、磐梯吾妻スカイラインはどっちからスタートしても、最高の景色があなたを待っている
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