初めてのベトナム旅行、楽しみですよね!
でも、北部のハノイと南部のホーチミン、どちらを訪れるべきか迷っていませんか?
観光のスタイルも、街の雰囲気も全く違うので、悩むのは当然です。
二つの都市の距離や地図上の位置関係はもちろん、人口や文化の違いも気になるところ。
治安はどちらが良いのか、夜遊びの選択肢、子連れでの楽しみ方まで、知りたいことはたくさんありますよね。
人気のダナンという選択肢も頭をよぎるかもしれません。
また、「北部と南部は仲悪い?」なんて噂を耳にして、少し心配になる方もいるでしょう。
せっかくなら両方訪れたいけれど、時間も限られている…。この記事では、そんなあなたの悩みに応えます。

後悔しない旅先の選び方を徹底的に解説していきますね!
- ハノイとホーチミンの気候や文化など基本的な違い
- 観光や治安、夜遊びといった旅の目的別の楽しみ方
- 子連れ旅行や女子旅など旅行スタイルごとのおすすめ
- 最終的にどちらの都市が自分に合っているかの判断基準
ベトナムに行くならどっち?ハノイとホーチミンを比較


- ハノイとホーチミンの距離を地図で確認
- 人口で見る都市の規模と活気の違い
- 観光スタイルの違いを徹底解説
- 治安はどちらが良い?滞在の注意点
- 北部と南部は本当に仲悪い?現地の関係性
ハノイとホーチミンの距離を地図で確認


まず、ベトナムの二大都市ハノイとホーチミンの位置関係から見ていきましょう。 「どちらかを選んで、もう一方の都市へ日帰り」なんてことは、残念ながらできません。なぜなら、ベトナムは日本のように南北に細長い国で、ハノイとホーチミンは直線距離で約1,100km以上、実際の道のりでは1,700km以上も離れているからです。
これは日本の東京から沖縄(那覇)までの距離(約1,600km)に匹敵します。そのため、両都市間を移動するには、飛行機で約2時間かけるのが一般的です。もし両方の都市を訪れたいのであれば、国内線の飛行機移動を前提とした旅行計画を立てる必要があります。
このように、ハノイとホーチミンは全く異なるエリアにあるということを、まずは念頭に置いておくと、旅のプランが立てやすくなりますよ。
人口で見る都市の規模と活気の違い


次に、都市の性格を大きく左右する人口と規模について見ていきましょう。ホーチミンはベトナム最大の経済都市で、人口は約840万人を超えます。一方、首都ハノイの人口は約700万人。数字の上でもホーチミンの方が規模が大きく、街を歩いてみてもそのエネルギーの違いを感じられます。
ホーチミンは、常に新しいものが生まれる活気に満ちた「エネルギッシュな街」です。高層ビルが立ち並び、商業施設も充実していて、若者やビジネスパーソンで賑わっています。人々の気質も「大阪」のようにオープンで気さくだと言われることが多いですね。
対照的に、ハノイは政治と文化の中心地としての顔を持ち、「落ち着いた古都」の雰囲気が漂います。千年以上の歴史を持つ街並みや、静かな湖畔が人々の心を和ませてくれます。人柄は「東京」や「京都」に例えられるように、少しシャイで穏やかな印象を受けるかもしれません。どちらの街の雰囲気が自分に合うか、想像してみるのも楽しいですね。
観光スタイルの違いを徹底解説


ハノイとホーチミンでは、楽しめる観光のスタイルが大きく異なります。あなたの旅の目的に合わせて選ぶのが、満足度を高める鍵となります。
ハノイの観光スタイル:歴史と大自然に浸る旅
ハノイは、歴史や文化、そして壮大な自然景観をゆっくりと味わいたい方におすすめです。市内には、タンロン遺跡やホーチミン廟、フランス統治時代の面影が残る旧市街など、見どころがコンパクトにまとまっています。
そして、ハノイ観光のハイライトと言えば、郊外への日帰り旅行です。世界遺産のハロン湾で神秘的な奇岩群をクルーズしたり、「陸のハロン湾」と称されるニンビンのチャンアンで小舟に乗ったりと、ここでしか見られない絶景が待っています。
ホーチミンの観光スタイル:都会のエネルギーと美食を巡る旅
一方でホーチミンは、エネルギッシュな都会の雰囲気を満喫したい方にぴったりです。フランス植民地時代の美しい建築物を見て回ったり、おしゃれなカフェや雑貨店が急増中のタオディエン地区を散策したりするのが楽しいですよ。
また、スパやマッサージ店が非常にリーズナブルなのも女性には嬉しいポイント。郊外ツアーでは、メコン川の雄大な流れを体感するメコンデルタクルーズや、ベトナム戦争の歴史を学ぶクチトンネルなどが人気です。
どちらの都市があなたの「やりたいことリスト」に合っているか、下の表でチェックしてみてください。
項目 | ハノイ | ホーチミン |
雰囲気 | 落ち着いた古都、歴史と文化の中心 | エネルギッシュな商業都市、活気と熱気 |
気候 | 四季があり冬は冷え込む | 熱帯気候で年間通して温暖 |
市内観光 | 旧市街散策、湖畔、博物館 | コロニアル建築、マーケット、カフェ巡り |
郊外観光 | ハロン湾、チャンアン(世界遺産) | メコンデルタ、クチトンネル |
食事 | 素材を活かした素朴な北部料理 | 甘めの味付けで多彩な南部料理 |
おすすめの人 | 歴史や自然が好きな人、静かに過ごしたい人 | ショッピングやグルメ、スパを楽しみたい人 |
治安はどちらが良い?滞在の注意点


海外旅行で最も気になることの一つが治安ですよね。「ハノイとホーチミン、治安はどちらが良いの?」という疑問を持つ方も多いかもしれません。
正直にお伝えすると、どちらの都市も凶悪犯罪は少なく、比較的安全な旅行先と言えます。ただし、観光客を狙ったスリやひったくりといった軽犯罪は、残念ながら日常的に発生しているのが現状です。特に、人混みの多い市場や観光地では注意が必要です。
共通する注意点
ハノイとホーチミン両方に共通する注意点として、以下の2つは必ず覚えておいてください。
- ひったくり対策: スマートフォンを操作しながら歩いたり、車道側にバッグを持ったりするのは非常に危険です。バイクによるひったくりが多発しているため、バッグはたすき掛けにして建物の壁側を歩く、貴重品はポケットに入れないといった基本的な対策を徹底しましょう。
- 交通安全: ベトナム名物とも言えるバイクの洪水には、最初は圧倒されるかもしれません。信号が少ない上、交通マナーも日本とは大きく異なります。道を渡る際は、現地の人の真似をしながら、ゆっくりと一定の速度で歩くのがコツです。急に立ち止まったり走ったりするとかえって危ないので気をつけてくださいね。
これらの点に気をつければ、どちらの都市でも安全に旅を楽しむことができます。治安の良し悪しで都市を選ぶというよりは、どこにいても海外にいるという意識を持つことが大切です。
北部と南部は本当に仲悪い?現地の関係性


「ベトナムの北(ハノイ)と南(ホーチミン)は仲が悪い」という話を耳にしたことはありますか?これは、ベトナム戦争の歴史的背景から生まれたイメージで、確かに今でも気質や文化の違いは存在します。
ハノイを中心とする北部の人は真面目で少し保守的、ホーチミンを中心とする南部の人は開放的で商売上手、といったステレオタイプで語られることが多いです。実際に、ベトナム人の間でも「ハノイの人は考え方が固い」「ホーチミンの人はおおらか」といった会話がされることもあります。
しかし、これはあくまで一般的な傾向に過ぎません。あなたが旅行者として訪れる上で、この関係性を心配する必要は全くありませんよ。どちらの都市の人々も、外国人観光客に対しては非常に親切で、温かく迎えてくれます。
むしろ、こうした歴史的背景が、二つの都市の異なる魅力や食文化を育んできたと考えると、より旅が面白くなるかもしれませんね。
ハノイとホーチミンどっち?目的別で考えるベトナム旅行


- 夜遊びを満喫できるのはどちらの都市?
- 子連れ家族旅行におすすめなのは?
- 人気のダナンを含めた旅行プランも紹介
- ハノイとホーチミン両方を周遊する旅
- 結論!ベトナムのハノイとホーチミンはどっちを選ぶべきか
夜遊びを満喫できるのはどちらの都市?


旅の楽しみの一つに、夜の街の散策やナイトライフを挙げる方も多いのではないでしょうか。夜遊びという観点から見ると、ホーチミンに軍配が上がると言えるでしょう。
ホーチミンは、眠らないエネルギッシュな街。深夜まで営業しているレストランやバーが多く、選択肢が非常に豊富です。高層ビルの屋上から夜景を一望できるお洒落なルーフトップバーでカクテルを楽しんだり、バックパッカーが集まるブイビエン通りでローカルビールを片手に国際交流をしたりと、気分に合わせて様々な夜を過ごせます。サイゴン川を巡るディナークルーズも、ロマンチックな夜を演出してくれますよ。
一方、ハノイの夜は比較的穏やかです。ナイトライフの中心は、旧市街のターヒエン通り、通称「ビアホイ(生ビール)通り」周辺に限られます。週末にはホアンキエム湖周辺でナイトマーケットが開かれ賑わいますが、平日の夜は静かになるのが早いです。しっとりとした雰囲気の中で、水上人形劇を鑑賞したり、静かなバーで語らったりするような過ごし方が好きな方には、ハノイの夜も魅力的かもしれません。
子連れ家族旅行におすすめなのは?


お子様と一緒に旅行する場合、どちらの都市がより楽しめるか気になりますよね。これは、お子様の年齢や興味によって答えが変わってきます。
アクティブな体験が好きな家族ならホーチミン
ホーチミンは、体を動かして楽しめるアクティビティが豊富です。メコン川のジャングルを小舟で探検するツアーは、小さなお子様にとっても大冒険になるはず。また、多くのホテルにプールが付いているのも、暑い気候のホーチミンならではの嬉しいポイントです。スイティエン公園のような、少し変わったテーマパークも子供たちの人気を集めています。
ただし、都会の喧騒やバイクの多さが、小さなお子様連れには少しストレスになる可能性も。移動はタクシーや配車アプリを上手に活用するのがおすすめです。
自然や文化に触れさせたい家族ならハノイ
ハノイは、お子様にベトナムの雄大な自然や豊かな文化を見せてあげたい場合に適しています。ハロン湾やニンビン省の壮大な景色は、きっと忘れられない思い出になります。ハノイ市内では、水上人形劇が子供たちに大人気。言葉が分からなくても、コミカルな人形の動きに夢中になることでしょう。
注意点として、ハノイの冬は思った以上に冷え込むことがあります。お子様の体調管理のためにも、訪れる季節に合わせて服装の準備をしっかりとしていくことが大切です。
人気のダナンを含めた旅行プランも紹介


ハノイかホーチミンかで悩んでいるうちに、「あれ、ダナンはどうなんだろう?」と思い始めた方もいるかもしれませんね。実は、ベトナム中部に位置するダナンも、近年非常に人気が高まっている旅行先なんです。
ダナンは、美しいビーチが広がるリゾートシティ。のんびりとリゾートホテルで過ごしたい方には最高の選択肢です。そしてダナンの最大の魅力は、その周辺に世界遺産が点在していること。
- ホイアン: ランタンが灯るノスタルジックな旧市街。
- フエ: ベトナム最後の王朝の都が置かれた古都。
- ミーソン遺跡: チャンパ王国の聖域とされる神秘的な遺跡群。
このように、ダナンを拠点にすれば、リゾート気分と世界遺産巡りの両方を満喫できてしまうのです。ハノイの歴史的な雰囲気とホーチミンの活気、その「良いとこ取り」をしたような魅力がダナンにはあります。特にビーチリゾートでのんびりしたい、でも文化的な観光も外せない、という欲張りなあなたには、ダナンが一番しっくりくるかもしれませんよ。
ハノイとホーチミン両方を周遊する旅


「やっぱりどちらの魅力も捨てがたい!」そう思う方もいらっしゃるでしょう。もし旅行日数に余裕があるなら、ハノイとホーチミンの両方を訪れる周遊旅行も夢ではありません。
前述の通り、両都市間は飛行機で約2時間。例えば、7日間以上のお休みが取れるのであれば、周遊プランを検討する価値は十分にあります。
周遊プランの例
- 1日目: 日本からハノイへ移動、ハノイ泊
- 2日目: ハノイ市内観光、ハノイ泊
- 3日目: ハロン湾日帰りツアー、ハノイ泊
- 4日目: 午前中にハノイからホーチミンへ飛行機で移動、ホーチミン泊
- 5日目: ホーチミン市内観光、ホーチミン泊
- 6日目: メコンデルタ日帰りツアー、ホーチミン泊
- 7日目: ホーチミンから日本へ帰国
このようにプランを組めば、北と南、全く異なるベトナムの顔を一度に楽しむことができます。ただし、移動が多くなるため、少し慌ただしい旅になることは覚悟しておきましょう。ベトナムの多様性を肌で感じたいというアクティブな方には、ぜひ挑戦していただきたいプランです。
まとめ:ベトナム旅行はハノイとホーチミンどっち?後悔しない選び方


ここまで様々な角度からハノイとホーチミンを比較してきましたが、最終的にあなたがどちらを選ぶべきか、旅の目的別にポイントをまとめました。これを見れば、あなたの理想のベトナム旅行が見えてくるはずです。
- 静かで落ち着いた古都の雰囲気が好きならハノイ
- エネルギッシュで活気あふれる都会が好きならホーチミン
- 歴史的な街並みや世界遺産に興味があるならハノイ
- おしゃれなカフェ巡りやショッピングを楽しみたいならホーチミン
- 壮大な自然景観に感動したいならハノイ(ハロン湾)
- リーズナブルにスパやマッサージを体験したいならホーチミン
- 年間を通して暖かい南国の気候を求めるならホーチミン
- 四季の変化を感じる少し涼しい季節も良いと思うならハノイ
- 素朴で優しい味付けの北部料理が好みならハノイ
- 甘めでバラエティ豊かな南部料理が食べたいならホーチミン
- 夜は静かに過ごしたい、または水上人形劇など文化的な夜を楽しみたいならハノイ
- ルーフトップバーなど華やかなナイトライフを満喫したいならホーチミン
- 「ベトナムらしさ」をより強く感じたいならハノイ
- 発展していく東南アジアの「今」を体感したいならホーチミン
- ビーチリゾートと世界遺産巡りを両立したいならダナンという選択肢も考える



ベトナム観光の前に確認するべき、現地で役立つ情報をお伝えします!
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