大阪城に行ってみたら、想像と違ってエレベーターがあってがっかり…なんて経験はありませんか?
「なぜこんな近代的なものが?」「いつから設置されているの?」と疑問に思いますよね。中には「エレベーターいらない」という厳しい意見や、いっそ「大阪城は外から見るだけで十分かも」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、名古屋城でもエレベーターいらないという論争があったり、復元天守の岡山城ががっかりスポットとして名前が挙がることもあります。
そもそも、大阪城の天守閣は誰に燃やされたのか、エレベーターで一体何階まで行けるのか、日本三大がっかり名所と比べてどうなのか…など、気になる点はたくさんあるはず。
この記事では、そんなモヤモヤした気持ちをスッキリ解消していきますね!
- がっかりする理由と歴史的背景がわかる
- エレベーターの詳細や利用方法がわかる
- 他の城との比較で多角的に理解できる
- がっかりしない大阪城の楽しみ方がわかる
大阪城のエレベーターにがっかりする主な理由

- なぜ景観を損なうと批判されるのか
- エレベーターはいつから設置された?
- エレベーターで天守閣の何階まで行ける?
- 史実を重視しエレベベーターいらないとの声
- 大阪城は外から見るだけでいいの?
- そもそも大阪城は誰に燃やされたのか
なぜ景観を損なうと批判されるのか

大阪城の天守閣を訪れてがっかりした、というお話の中で最も多く聞かれるのが、エレベーターをはじめとする近代的な設備への違和感です。多くの方がお城に期待するのは、昔ながらの板張りの床がきしむ音や、急で狭い階段を上るような、歴史を肌で感じる体験ではないでしょうか。
ところが、現在の大阪城天守閣は鉄筋コンクリート造りで、内部はまるで近代的な博物館のようです。特に、天守閣の外観に設置されたガラス張りのエレベーターは、雄大な城の景観にそぐわないと感じる方が多いようです。言ってしまえば、「お城風の展望タワー」という印象を受けてしまうのも無理はないかもしれません。
このような理由から、歴史的な風情を求めて訪れた観光客、特にお城好きの方々からは「期待外れだった」「雰囲気が台無し」といった厳しい声が上がることがあります。
エレベーターはいつから設置された?

では、このエレベーターは一体いつから設置されているのでしょうか。実は、最近になって後付けされたものではないんです。
現在の大阪城天守閣は3代目にあたりますが、この天守閣が再建されたのは1931年(昭和6年)のことでした。驚くことに、エレベーターはこの再建時に、建物の建設と同時に設置されたのです。昭和初期の建築物としては、非常に先進的な取り組みだったと考えられます。
この再建は、当時の大阪市民からの熱心な寄付によって実現しました。つまり、天守閣とエレベーターは、豊臣・徳川時代のものではなく、昭和初期の大阪市民の熱意と当時の最新技術が生んだ「近代建築遺産」としての側面を持っているのです。
その後、1997年(平成9年)には大規模な改修工事が行われ、バリアフリー対応を強化するためにスロープが設けられるなど、誰もが楽しめる施設を目指して更新されています。
エレベーターで天守閣の何階まで行ける?

大阪城の天守閣には、実は2種類のエレベーターが設置されています。それぞれの役割と行ける階数が異なりますので、ここで詳しく見ていきましょう。
館内エレベーター
天守閣の建物内にあるエレベーターです。一般の来館者が主に利用するのはこちらで、1階から5階までを昇降します。最上階の8階展望台へは、この5階からご自身の足で階段を上る必要があります。
身体の不自由な方向けのエレベーター
もう一台のエレベーターは、車椅子をご利用の方や、お足の不自由な方などが優先的に利用できるものです。こちらは1階から8階の展望台まで直通で行くことが可能です。ご利用を希望される場合は、1階のスタッフの方に声をかけると対応してもらえますよ。
エレベーターの種類 | 利用対象 | 行き先階 | 備考 |
---|---|---|---|
館内エレベーター | 一般来館者 | 1階~5階 | 5階から展望台までは階段を利用 |
優先エレベーター | 車椅子利用者、身体の不自由な方など | 1階~8階(展望台) | 利用にはスタッフへの申し出が必要 |
このように、大阪城では多くの方々が天守閣からの眺めを楽しめるように配慮がなされています。ただ、週末など混雑時にはエレベーターの待ち時間が発生することもありますので、時間に余裕をもってお出かけするのがおすすめです。
史実を重視しエレベーターいらないとの声

一方で、「お城にエレベーターはいらない」という意見も根強く存在します。この声の背景にあるのは、やはり「史実への忠実さ」を求める気持ちです。
本来、お城は敵の侵入を防ぐための軍事要塞でした。そのため、内部はわざと複雑な構造にし、階段は急で狭く作られています。この「不便さ」こそが、お城の本来の姿であり、歴史的な価値だと考える方々にとっては、エレベーターの存在は歴史的建造物の本質を損なうものと映るのです。
姫路城のような現存天守が持つ、当時のままの姿を体感したいというお城ファンからすれば、鉄筋コンクリートの内部やエレベーターは「復元」ではなく、単なる「模倣」に過ぎないと感じられてしまうのかもしれません。このため、歴史的な真正性を何よりも大切にしたい人々からは、エレベーターの設置に否定的な意見が出続けています。
大阪城は外から見るだけでいいの?

「がっかりするくらいなら、大阪城は外から眺めるだけで十分なのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、お堀や広大な公園から天守閣を望む景色は素晴らしく、それだけでも訪れる価値はあります。
ただ、天守閣の内部にも見どころはたくさんあるんですよ。現在の天守閣は、大阪城の歴史を紹介する博物館としての役割を担っています。
内部の見どころ
例えば3階には、豊臣秀吉が作ったとされる「黄金の茶室」が原寸大で復元されており、きらびやかな桃山文化を体感できます。また、各階では大坂の陣に関する資料や武将の甲冑など、貴重な文化財が展示されていて、歴史好きにはたまらない空間が広がっています。
天守閣以外の楽しみ方
さらに、大阪城公園全体に目を向けると、城内で最も大きい「蛸石」をはじめとする巨石群や、国の重要文化財に指定されている櫓(やぐら)、お堀を巡る「大阪城御座船」など、天守閣以外にも見どころが満載です。
このように、天守閣を「お城」としてだけでなく「歴史博物館」として捉えたり、公園全体の散策を楽しんだりすることで、がっかりするのとはまた違った発見があるかもしれませんね。
そもそも大阪城は誰に燃やされたのか

現在の大阪城が復興天守である理由は、その波乱に満ちた歴史にあります。
最初に壮麗な天守を築いたのは、天下を統一した豊臣秀吉です。しかし、この初代天守は1615年の「大坂夏の陣」で、豊臣氏の滅亡と共に燃え落ちてしまいました。
その後、世の中を治めた徳川幕府によって、豊臣時代のものよりさらに大きな規模で2代目の天守が再建されます。ところが、この徳川の天守も1665年に落雷による火災で焼失してしまったのです。
それから約260年もの間、大阪城には天守閣が存在しない時代が続きました。そして前述の通り、昭和初期に市民の力で再建されたのが、現在の3代目天守閣というわけです。ですから、今の天守閣が豊臣や徳川の時代のものではないのは、このような歴史的経緯によるものなのです。
大阪城のエレベーターのがっかり感を他の城と比較

- 名古屋城もエレベーターいらないと論争に
- 復興天守の岡山城がっかりと言われる背景
- 日本三大がっかり名所ではないが有名
名古屋城もエレベーターいらないと論争に

大阪城のエレベーター問題とよく似た議論が、実は名古屋城でも巻き起こりました。名古屋城では、戦後に鉄筋コンクリートで再建された天守閣を、本来の木造で忠実に復元する計画が進められています。
この計画において大きな論争点となったのが、エレベーターの設置の是非でした。名古屋市は「史実に忠実な復元」を目指す立場から、エレベーターを設置しない方針を打ち出しました。これに対し、障害者団体などからは「誰もが天守閣に上れるようにするべきだ」と、バリアフリー化を求める強い要望が出されたのです。
歴史的価値を最優先するのか、それとも公共施設としての利便性や平等性を重視するのか。この問題は非常に難しく、双方の意見に理があるため、長きにわたって議論が続きました。大阪城が抱える課題は、他の城にとっても決して他人事ではないことがよくわかります。

復興天守の岡山城がっかりと言われる背景

「がっかり城」として、大阪城と時々一緒に名前が挙がるのが、岡山城です。その背景には、大阪城とよく似た歴史があります。
岡山城の天守閣も、かつては国宝に指定されていましたが、第二次世界大戦の空襲によって焼失してしまいました。そして戦後、1966年に鉄筋コンクリートで外観を復元する形で再建されたのです。
そのため、黒い壁面の美しい外観とは裏腹に、内部はエレベーターが設置された近代的な博物館となっています。歴史ある佇まいを期待して訪れた方が、大阪城と同じように「イメージと違った」と感じてしまうことがあるようです。
このように、戦災で失われた天守を戦後に再建した「復興天守」には、歴史的な風情と現代的な利便性の間で、似たような評価や課題を抱えるケースが少なくありません。
日本三大がっかり名所ではないが有名

観光地の話題でよく耳にする「日本三大がっかり名所」といえば、一般的に札幌の時計台、高知のはりまや橋、長崎のオランダ坂が挙げられます。
まずお伝えしたいのは、大阪城は公式にこれらの「がっかり名所」には数えられていない、ということです。
ただ、これまで見てきたように、エレベーターの存在や近代的な内装から、訪れる前の期待値とのギャップが生まれやすいのは事実です。このため、インターネット上の口コミや個人のブログなどでは、「日本三大がっかり名所に次ぐがっかりスポット」や「お城好きにとってのがっかり城」として、頻繁に名前が挙がることがあります。
むしろ、期待が大きい分、その反動でがっかり感も強まってしまうのかもしれません。多くの人に愛される日本のシンボルだからこその、悩ましい評価と言えるかもしれませんね。

大阪城エレベーターのがっかり感を総括

- 大阪城のエレベーターにがっかりする主な理由は期待とのギャップ
- 城本来の歴史的な風情を期待すると近代的な内装に違和感を覚える
- 外観に見えるガラス張りのエレベーターが景観を損なうとの意見が多い
- エレベーターは1931年の昭和復興時に天守閣と同時に設置された
- 一般客は5階まで、車椅子利用者などは申し出れば8階展望台まで行ける
- 「史実に忠実な復元」を求める層からはエレベーター不要論も根強い
- 現在の天守閣は豊臣や徳川のものではなく3代目にあたる
- 初代天守は「大坂夏の陣」で、2代目は落雷で焼失した
- 現在の天守は市民の寄付と当時の最新技術で建てられた近代建築遺産
- 名古屋城の木造復元でもエレベーター設置を巡り大きな論争が起きた
- 岡山城も同様の復興天守であり、がっかりしたという声が聞かれる
- 大阪城は公式な日本三大がっかり名所には含まれていない
- がっかりしないためには「歴史博物館」として楽しむ視点も大切
- 内部の黄金の茶室や歴史資料、天守閣以外の巨石や櫓も見どころ
- 多様な視点を持つことで大阪城の新たな魅力が見つかる可能性がある

がっかりするという噂は本当?がっかり観光地の真実をお伝えします。
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