MENU

「ラシュモア山にがっかり」の真相は?意外な魅力を徹底解説

「アメリカのすごい彫刻」と聞いて、ラシュモア山を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。でも、旅行の計画を立てようとすると、「ラシュモア山 がっかり」なんて言葉も目にして、少し不安になってしまいますよね。

実際のところ、ラシュモア山って、そもそもラッシュモアとはどういう意味ですか?とか、一体ラシュモア山はなぜ作られたのですか?って、基本的なことから意外と知らないことが多いかもしれません。一体誰が作ったのか、そしてあの巨大な岩にラシュモア山には誰が彫っていますか?というのも気になるところです。

日本からだと一体どこへ、どんな行き方をすればいいのかも、旅の準備には欠かせない情報ですよね。

あの有名な4人の大統領の顔の彫刻、実はラシュモア山に描かれている大統領はなぜ4人なのですか?という素朴な疑問や、幻の5人目がいたかもしれない、なんて面白い話もあるんですよ。

さらに、彫刻の裏側に秘密の部屋があるというミステリアスな噂や、人気漫画ナルトに出てくる岩のモデルになったり、いろんな映画でパロディにされたり、話題には事欠かない場所なんです。

筆者

この記事では、そんな「がっかり」という評判の真相から、あなたがまだ知らないラシュモア山の奥深い魅力まで、一つひとつ丁寧に解説していきますね。

この記事を読むとわかること
  • ラシュモア山が「がっかり」と言われる具体的な理由
  • 彫刻にまつわる歴史や知られざるトリビアの数々
  • 日本からのアクセス方法と観光のベストシーズン
  • がっかり評価を覆すラシュモア山の本当の魅力
この記事を書いた人
筆者

職業は会社員で、日々の忙しさに追われながらも、旅行が大好きで週末の小旅行や長期休暇にはよく旅に出かけています。

がっかりした旅行体験や各国に行った時の生の経験談をお伝えすることで、自分にしかできない価値提供ができたらいいなと思います。

重要な情報については国交相総務省のHPを参考にすることで正確な情報発信を心がけています。

目次

ラシュモア山でがっかり…その理由と基礎知識

ラシュモア山でがっかり…その理由と基礎知識
  • そもそもラッシュモアとはどういう意味ですか?
  • なぜ作られたのか、そして誰が作ったのか
  • ラシュモア山には誰が彫っていますか?
  • 大統領の顔はなぜ4人彫られているのか
  • 日本からはどこを目指す?行き方を解説

そもそもラッシュモアとはどういう意味ですか?

ラシュモア山 がっかり そもそもラッシュモアとはどういう意味ですか?

ラシュモア山、という名前を聞くと、何か壮大な歴史や神話に由来する言葉のように感じるかもしれませんね。でも、実はこの名前の由来は、もっと現代的で人間的なエピソードから来ているんですよ。

この山の名前は、1885年にこの地域を調査するために訪れたニューヨークの弁護士、チャールズ・E・ラシュモア氏の名前にちなんで付けられました。彼がこの地を訪れた際、地元の案内人に山の名前を尋ねたところ、案内人が「今まで名前はなかったが、これからはあなたの名前を付けてラシュモア山と呼ぼう」と冗談半分で言ったのが始まりとされています。

本来、このブラックヒルズ一帯は、先住民族であるラコタ族にとって「シックス・グランドファーザーズ(6人の祖父たち)」と呼ばれる神聖な場所でした。彼らの文化や信仰の中心地だった場所に、後から来た人物の名前が付けられたという事実は、アメリカの歴史の複雑な側面を物語っているとも考えられます。

ですから、「ラシュモア」という言葉自体に深い意味があるわけではなく、ある一人の人物の名前が、歴史の流れの中で定着したものなのです。この背景を知ると、ただの観光名所として見るだけでなく、様々な人々の思いが交差する場所として、より深くラシュモア山を理解できるのではないでしょうか。

なぜ作られたのか、そして誰が作ったのか

ラシュモア山 がっかり なぜ作られたのか、そして誰が作ったのか

ラシュモア山の巨大な彫刻は、一体なぜ、そして誰の手によって作られたのでしょうか。その答えは、一人の歴史家のアイデアと、一人の彫刻家の情熱にあります。

この壮大なプロジェクトが始まったきっかけは、1923年にサウスダコタ州の歴史家ドエイン・ロビンソン氏が、ブラックヒルズに観光客を呼び込むための目玉を作ろうと考えたことでした。彼は、岩山に西部開拓時代の英雄たちの彫刻を施すことを思いついたのです。

このアイデアに大きな関心を示し、計画をさらに壮大なものへと昇華させたのが、デンマーク系アメリカ人の彫刻家、ガットスン・ボーグラム氏でした。彼は、単なる地域の英雄ではなく、アメリカという国家そのものを象徴する人物を刻むべきだと考え、「民主主義の聖地」としての記念碑を造ることを提案します。

こうして、1927年から建設が始まりました。制作は困難を極め、特に世界恐慌の時代には、職を失った地元の鉱山労働者や農場主など、約400人がこの危険な作業に従事したと言われています。専門家ではない彼らが、ダイナマイトで岩を砕きながら命がけで作業を進めたおかげで、このモニュメントは形作られていきました。

しかし、残念ながら、第二次世界大戦の勃発による資金不足などが原因で、プロジェクトは途中で中断。ボーグラムも完成を見ることなく1941年にこの世を去り、現在私たちが見ている姿は、実は未完成のままなのです。

ラシュモア山には誰が彫っていますか?

ラシュモア山 がっかり ラシュモア山には誰が彫っていますか?

ラシュモア山の岩壁に堂々と刻まれている4人の大統領。一度は写真などで見たことがあるかと思いますが、左から順に誰なのか、ご存知でしょうか。彼らがなぜ選ばれたのか、その理由と共に見ていきましょう。

スクロールできます
彫像の位置(左から)大統領名選ばれた理由(象徴)
1番目ジョージ・ワシントンアメリカ合衆国の誕生と独立
2番目トーマス・ジェファーソンアメリカの成長と領土拡大
3番目セオドア・ルーズベルトアメリカの発展と経済的繁栄
4番目エイブラハム・リンカーンアメリカの存続と国家の統一

初代大統領 ジョージ・ワシントン

アメリカ建国の父として知られ、独立戦争を勝利に導いた偉大なリーダーです。選挙人投票で唯一満票を獲得した大統領であり、国家の礎を築いた功績から、最も重要な人物として一番左に配置されています。

第3代大統領 トーマス・ジェファーソン

アメリカ独立宣言の起草者の一人であり、フランスから広大なルイジアナ領土を買収し、国土を約2倍に広げたことで知られます。彼の功績は、アメリカの成長を象徴しています。

第26代大統領 セオドア・ルーズベルト

日露戦争の講和を仲介しノーベル平和賞を受賞したほか、パナマ運河の建設を推進するなど、アメリカの国力を世界に示し、経済発展に大きく貢献しました。彼の時代にアメリカは大きく発展しました。ちなみに、「テディベア」の愛称の由来となった人物でもあります。

第16代大統領 エイブラハム・リンカーン

「人民の、人民による、人民のための政治」という有名な言葉で知られ、南北戦争という国家分裂の危機を乗り越え、奴隷解放を宣言し国を一つに守り抜きました。彼のリーダーシップは、国家の存続を象言徴するものです。

このように、4人の大統領はそれぞれアメリカの歴史における重要な節目を代表する人物として選ばれているのです。

大統領の顔はなぜ4人なのか

ラシュモア山 がっかり 大統領の顔はなぜ4人彫られているのか

ラシュモア山に彫られている大統領が、なぜこの4人なのでしょうか。実は、計画の初期段階では、全く違う顔ぶれが考えられていたんですよ。

前述の通り、このプロジェクトを発案した歴史家のドエイン・ロビンソン氏が最初に考えていたのは、バッファロー・ビルのような西部開拓時代の英雄たちでした。しかし、彫刻を担当することになったガットスン・ボーグラムは、より国家的で、アメリカ国民全体の心に響くモニュメントにすべきだと主張しました。

ボーグラムは、アメリカの歴史における「誕生」「成長」「発展」「存続」という4つの重要なテーマを象徴する人物として、ワシントン、ジェファーソン、ルーズベルト、リンカーンの4人を選び出したのです。

また、一時期は女性参政権運動の指導者であったスーザン・B・アンソニーを加えるべきだという提案もありました。しかし、この提案が出された時にはすでに4人の大統領の彫刻作業が始まってしまっており、資金的な問題や岩壁のスペースの都合もあって、残念ながら実現には至りませんでした。

このように、彫刻される人物の選定には様々な議論や背景がありました。多くの候補の中から、アメリカの歴史を物語る上で最も象徴的であるという理由で、最終的にこの4人の大統領が選ばれた、ということなのです。

日本からはどこを目指す?行き方を解説

ラシュモア山 がっかり 日本からはどこを目指す?行き方を解説

「ラシュモア山に行ってみたい!」と思っても、日本からだと一体どうやって行けばいいのか、少し途方に暮れてしまいますよね。ここでは、日本からの具体的なアクセス方法についてお話ししますね。

まず目指すべき玄関口は、サウスダコタ州にあるラピッド・シティ・リージョナル空港(Rapid City Regional Airport, RAP)です。ラシュモア山はこの空港から車で約40分ほどの距離に位置しています。

残念ながら、日本からラピッド・シティへの直行便はありません。そのため、アメリカ国内の主要なハブ空港で一度乗り換える必要があります。主な乗り継ぎ地としては、以下のような都市が挙げられます。

  • デンバー
  • ミネアポリス
  • シカゴ
  • ソルトレイクシティ

日本からこれらの都市まで行き、そこから国内線に乗り換えてラピッド・シティへ向かう、という流れが一般的です。乗り継ぎの時間にもよりますが、日本を出発してからラピッド・シティに到着するまでの総所要時間は、最短でも15時間半から20時間程度を見ておくと良いでしょう。

空港に到着してからの移動手段ですが、ラシュモア山周辺には公共交通機関がほとんどないため、レンタカーを借りるのが最も現実的で便利な方法です。空港には主要なレンタカー会社のカウンターがありますので、日本で事前に予約しておくことをお勧めします。

個人で航空券やレンタカー、ホテルを手配するのが不安な場合は、ラシュモア山や周辺の国立公園を巡るパッケージツアーを利用するのも一つの手です。少しアクセスが大変な場所だからこそ、計画をしっかり立てて、壮大な景色に会いに行ってくださいね。

がっかりだけじゃない!ラシュモア山の意外な魅力

がっかりだけじゃない!ラシュモア山の意外な魅力
  • 彫刻の裏側にある秘密の部屋とは
  • 幻の5人目が彫られる可能性は?
  • ナルトにも登場した火影岩のモデル
  • 有名な映画やアニメのパロディを紹介
  • 総括:ラシュモア山は本当にがっかり名所か

彫刻の裏側にある秘密の部屋とは

ラシュモア山 がっかり 彫刻の裏側にある秘密の部屋とは

ラシュモア山の巨大な大統領の顔の裏側に、実は秘密の部屋が存在することをご存知でしょうか。これは都市伝説ではなく、本当に計画されていたお話なんです。

この部屋は「ホール・オブ・レコード(記録の殿堂)」と呼ばれるもので、彫刻家のガットスン・ボーグラムが後世の人々のために計画した、壮大なタイムカプセルのような空間でした。彼は、いつの日かこの彫刻が何のために作られたのか忘れ去られてしまうかもしれないと考え、アメリカの歴史における重要な文書や、この記念碑が作られた経緯などを記録し、保管するための部屋を作ろうとしたのです。

計画では、山の内部に広さ24m×30mもの巨大な空間を掘り、入り口には高さ12mのワシのブロンズ像を飾る予定でした。中には、独立宣言や憲法などのレプリカを収めたガラスケースが並べられるはずだったと言います。

しかし、この壮大な計画は、ボーグラムの死と第二次世界大戦の勃発による資金難によって、道半ばで中止されてしまいました。現在、私たちが立ち入ることはできませんが、リンカーンの頭部の後ろあたりには、この「記録の殿堂」へと続く、掘りかけのトンネルの入り口が残されているのです。

部屋自体は未完成に終わりましたが、1998年に、このトンネルの入り口にチタン製の保管庫が設置されました。その中には、ラシュモア山の歴史や4人の大統領の功績などが記されたエナメル加工のパネルが収められています。ボーグラムの夢は完全な形では実現しませんでしたが、彼の思いはひっそりと受け継がれているのですね。

幻の5人目が彫られる可能性は?

ラシュモア山 がっかり 幻の5人目が彫られる可能性は?

「4人の大統領の横に、5人目の顔が加わることはないの?」これは、ラシュモア山を訪れる多くの人が抱く疑問の一つかもしれません。特に最近では、ドナルド・トランプ前大統領が自身の顔を刻むことをサウスダコタ州知事に打診したというニュースも話題になりました。

結論から言うと、5人目の大統領が追加で彫られる可能性は、限りなく低いと考えられています。これには、いくつかの明確な理由があるんですよ。

一つ目の理由は、技術的・物理的な問題です。彫刻家のボーグラムは、4人の大統領を配置するにあたって、岩の質が最も彫刻に適しており、長期間の風化に耐えられる部分を慎重に選びました。現在、残っている岩壁には、これほど大規模な彫刻に耐えられる質の良い部分がもう残っていないと専門家は指摘しています。

二つ目の理由は、ボーグラムの芸術作品としての完成度です。この記念碑は、4人の大統領でアメリカの歴史を象徴するという、ボーグラムの明確な意図のもとに設計された一つの完成された芸術作品と見なされています。ここに新たな顔を加えることは、彼のオリジナルのビジョンを損なう行為だと考える人が多いのです。

そして三つ目の理由が、莫大な費用と政治的な合意形成の難しさです。新たな彫刻を行うには天文学的な費用がかかりますし、そもそも「5人目として誰がふさわしいか」という点で、国民的な合意を得ることは極めて困難でしょう。

このような理由から、ラシュモア山の顔ぶれは、これからもこの4人のままであり続けると言えそうです。

ナルトにも登場した火影岩のモデル

ラシュモア山 がっかり ナルトにも登場した火影岩のモデル

日本の漫画やアニメが好きな方なら、「ラシュモア山」と聞いてピンとくるかもしれませんね。実は、世界的に大ヒットした漫画『NARUTO -ナルト-』に登場する、木の葉隠れの里の象徴「火影岩(ほかげいわ)」は、このラシュモア山がモデルになっていると言われているんです。

『NARUTO』を読んだことがある方なら、里を守ってきた歴代のリーダー「火影」たちの顔が、巨大な岩に彫られている光景を思い浮かべることができるでしょう。そのコンセプトは、まさにラシュモア山そのものですよね。国の歴史を築き、守ってきた偉大なリーダーたちの顔を岩に刻み、後世にその功績を伝えるという点で、両者は非常によく似ています。

このことから、『NARUTO』のファンが聖地巡礼のような気持ちでラシュモア山を訪れることも少なくないようです。アメリカの歴史の象徴であると同時に、日本のポップカルチャーとも不思議なつながりを持っているというのは、とても興味深い話だと思いませんか。

もしかしたら、ラシュモア山を「がっかり」と感じるかどうかは、見る人の視点によっても変わってくるのかもしれません。歴史に興味がある方はもちろん、アニメや漫画が好きな方も、また違った角度からこのモニュメントを楽しむことができるはずですよ。

有名な映画やアニメのパロディを紹介

ラシュモア山 がっかり 有名な映画やアニメのパロディを紹介

ラシュモア山ががっかり名所だなんて言われる一方で、実は映画やアニメの世界では、これ以上ないほど「使える」アイコンとして愛されているんですよ。その圧倒的な存在感と知名度から、数えきれないほどの作品で印象的なパロディの対象となってきました。

最も有名なのは、やはりアルフレッド・ヒッチコック監督の傑作サスペンス映画『北北西に進路を取れ』(1959年)でしょう。クライマックスシーンで、主人公たちが大統領の顔の上で追いつ追われつのスリリングな攻防を繰り広げる場面は、映画史に残る名シーンとして今も語り継がれています。

また、ニコラス・ケイジ主演のアドベンチャー映画『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』(2007年)では、ラシュモア山の裏側に古代都市への入り口が隠されているという、ロマンあふれる設定で登場しました。前述の「秘密の部屋」の伝説を、さらにスケールアップさせたような物語にワクワクした方も多いのではないでしょうか。

その他にも、様々なコメディ映画やテレビアニメで、登場人物の顔やキャラクターの顔に置き換えられるといったパロディは定番のネタになっています。これは、ラシュモア山がアメリカの象徴として、誰もが一目でそれと分かるアイコンであることの証明でもあります。

このように、カルチャーの世界では尊敬とユーモアの対象として頻繁に登場します。ただの観光地として見るだけでなく、こうした作品を思い出したり、探してみたりするのも、ラシュモア山のもう一つの楽しみ方かもしれませんね。

総括:ラシュモア山は本当にがっかり名所か

ラシュモア山 がっかり 総括:ラシュモア山は本当にがっかり名所か
  • ラシュモア山の「がっかり」は期待値の高さの裏返し
  • 名前の由来は弁護士チャールズ・E・ラシュモア氏から
  • 本来は先住民族ラコタ族の聖地だった
  • 制作の目的はサウスダコタ州の観光客誘致
  • 彫刻家ガットスン・ボーグラムの情熱から生まれた
  • 4人の大統領はアメリカの誕生・成長・発展・存続の象徴
  • ワシントン、ジェファーソン、ルーズベルト、リンカーンが彫られている
  • 制作は資金難で中断され実は未完成の姿
  • 顔の裏側には未完成の「記録の殿堂」がある
  • 5人目が追加される可能性は極めて低い
  • 日本からはラピッド・シティ空港を目指すのが一般的
  • 人気漫画『NARUTO』の火影岩のモデルでもある
  • ヒッチコック映画など多くの作品でパロディにされている
  • がっかりの理由は「想像より小さい」という声が多い
  • 歴史的背景や文化的影響を知れば魅力は倍増する
筆者

がっかりするという噂は本当?がっかり観光地の真実をお伝えします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次